No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

久しぶりに華祥さん

2021-08-01 23:00:00 | 美食【レストラン】
以前このブログに載せた2016年7月の後、それほど何度も通うことはできず、最後に行ったのはコロナ前だったが、その時にマスターの奥さんからマスターはガンで闘病中とお聞きしていた。

その後、行こうと思ったらお休みされていたり、コロナで外食を何となく自粛したりで行っていなかったのだが、この日は友人と話していて、久しぶりに華祥さんに行こうという話になった。

今はコロナで変則営業かもしれないし、予約しようとWeb検索し、お店のInstagramが出てきたので開いてみると、一枚目の写真がマスターの遺影が祀られた祭壇だった。何枚か後には、奥さんの手書きのメッセージが添えられていた。
これは、コロナで自粛とか言っていられない、奥さんに会いにいきたいと思った。

料理をほぼ食べおわり、友人と華祥さんの思い出を話していたら、奥さんが私たちのテーブルに来てくださった。まさかの展開に恐縮してしまったが「インスタ、見ました。」とこちらから切り出した。
奥さんは、マスターの闘病中の様子を話してくださった。ガン闘病で細くなっておられたところに転倒し鍋を持つ方の腕を骨折してしまって、、、ということだった。そして「思い出して時々寂しくなりますが、、、忘れんといてくださいね。」とおっしゃる。「忘れるわけないですよ。」しか言えなかった。奥さんの寂しい気持ちと、これから頑張ってやっていこうという気持ちが伝わってきて、言葉が出なかったのだった。

帰りがけ、会計を終えたところで、奥さんが思い出したように「以前、この時期、ピアノの発表会の後に来てくださってましたよね!。」とおっしゃってドキッとした。友人のピアノの発表会は毎年夏にあり、出番は最後の方だから、ラストオーダーギリギリに電話して、タクシーで駆けつけて、慌ててお料理をいただく、が毎年恒例になっていた。ここ数年友人の仕事が忙しくなり発表会は出なくなっていてその恒例行事はしていなかったのに、奥さんは覚えていてくださったのだ。友人が「今は発表会出れてないんですけど、再開するつもりなんで、その時にはまた・・・。」と伝え、店を出ようとした時、奥さんが「マスターに伝えておくね。」とおっしゃり、涙腺崩壊寸前だった次第である。

・この日食べたもの(写真なし):くらげの酢の物、麻婆豆腐、卵白チャーハン(私)、中華冷麺(友人)
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4 コメント

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Unknown (tuna)
2021-08-02 14:24:02
お店、続けて下さっていて良かったですね。
このお店のあんかけ焼きそばを食べてみたいです!
絶対おいしい予感。
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Unknown (管理人)
2021-08-02 19:55:03
tunaさんへ
お店は息子さんが継いでくださいました。
あんかけ焼きそば、看板料理です。私も好きです。いつか是非ご一緒しましょう。
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Unknown (tuna)
2021-08-04 19:52:29
ぜひぜひ!!
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Unknown (管理人)
2021-08-04 21:43:31
tunaさんへ
実現させようね〜。
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