まだ完調ではないren.です。
微熱が残っているし、天気の所為か頭痛もしているし。
それでも、一昨日までの体調に比べればましですが。
さて、GWのこと。
もうずいぶん前のことのような気がします(w
遊びに来た友人が、このソフトを置いていきました。
● 「ライオットアクト」 XBOX360(2007)マイクロソフト
箱○ゲームでは有名なタイトル。
なぜかパッケージイラストが、モンキーパンチさんの筆によるもの。
近未来。
パシフィックシティはその3つに分かれたエリアそれぞれが、凶悪な犯罪組織によって牛耳られていた。
国際警察機構は、その撲滅のために、犯罪組織の編み出したクローン技術を流用した"エージェント"を投入。
並外れた運動能力を持つ"エージェント"は、ビルの谷間を飛び越えて、各組織の幹部の暗殺に動き出す。
と言うわけで、プレイヤーはとてつもないジャンプ力を持つことのできる"エージェント"を操ります。
最初は身長程度にしか飛びあがれなかったのが、あちこちに落ちている"アビリティオーブ"を集めることによって、最後には垂直ジャンプでビルの5階ほど、走り幅跳びなら4車線以上を飛び越せるように成長していきます。
この跳躍こそ「ライオットアクト」の魅力といえるでしょう。
まあ……やっていると、PS初期のゲーム「ジャンピングフラッシュ」を思い出してしまいますが(w
もうひとつの特徴は、ダメージの回復。
攻撃を受けるとアーマーが減っていき、それがなくなるとHPにダメージが入ります。
全て削られると死亡しますが、特にペナルティもなく再チャレンジできます。
やがて哀しきクローンかな(w
ダメージを受けても逃げて隠れられれば、ジッとしているだけで全快まで回復していきます。
周囲を囲まれてピンチになっても、どこかの窪みで縮こまれば何とかなることも多いです。
各組織の構成員を倒すと、その使用火器が手に入り、それを拠点である"サプライポイント"に持ち帰ると、以降はそれを選択して使うことが出来ます。
結局、デフォルトの支給品は使われなくなってしまう哀しさ。
デザインは未来チックでかっこいいんだけど、いかんせん、火力も弾数も少ないから仕方ないけれど。
組織の幹部をを倒せば、ひとつのミッションはクリアー。
十重二十重な防御を正面突破するも良し、地形の裏をかいて幹部の間近まで忍び寄るもよし。
幹部を倒すと、逆襲のヒットチームが差し向けられるので、無事な場所に逃げるまでが遠足ならぬ暗殺です(w
7人いる幹部はピラミッド構造をしており、下部を倒すほど組織が弱体化して、組織ボスが倒しやすくなります。
グラフィックは、いわゆるリアルさとはちょっと違い、アクリル水彩のような透明感のある色彩。
人物などは微妙にトゥーンシェイドのような輪郭があり、独特な雰囲気をかもし出しています。
前述どおりゲーム中は飛び跳ねまくりますので、下手をすれば3D酔いしかねないのですが、そのグラフィックのおかげなのか、特に目の回るようなことはありませんでした。
ゲーム内では常に時間か流れており、日の出から日没、月夜といった空の移り変わりもきれい。
暗殺そっちのけでビル街を飛びまわり、高いところから景色をぼんやり眺めているだけでも楽しい。
ぶっちゃけ、なかなか登れない高層ビルの頂上を、どのルートで登れば落とせるのか考えているときが、一番面白かったりして、まるで登山ゲーム(w
箱庭ゲームの真髄だなぁ……と思ってたら、ゲームデザイナーはGTAシリーズのディビット・ジョーンズさんでした。
"エージェント"は終始無言ですが、常に機構からの無線指示として、小林清志さん(「ルパン」の次元など)が渋い声で喋り捲ります。
時に励ましてくれたり、褒めてくれたり、また叱ってくれたり。
ゲームの仕様なのか、たまに状況に合わないことを言ったりするのは気になりましたが。
「あのピースキーパー(警官)を助けてやれ!」と言われても、どこにもその姿が見当たらなかったり。
私は難易度イージーで進めてみましたが、これだとクリアは簡単でした。
何人かは、効率のいい倒し方が分からず、再出撃を繰り返された場面もありましたが。
人それぞれに遊び方が見つけられるような、まさに良ゲーの鑑といった感じです。
あ、そうそう。
このゲームと前後して、のんびり進めていた「BULLY」もクリアしました。
各授業もコンプリートし、あとは集めモノなどで100%・実績クリアを目指すだけです。
このゲーム、「ロックスターの最高傑作」と呼ぶ人も多いのですが、なるほど、確かによくできていました。
"簡易GTA"というよりも、"GTAを遊びやすくした"と言うべきゲームです。
学園モノなのに、GTA同様いや以上のブラックジョークも満載ですし(w
それだけに、グラフィックの荒さや、フレーム数の少なさによる画面の見にくさが惜しい。
ぜひ、続編を出して欲しいゲームですね。