積雪0となった札幌から、ren.です。
日の差しづらい北側の歩道なんかには、まだ小さな雪山が残ってますけどね。
とりあえず、もう雪は降らずに、一度土砂降りでも降って、埃を流してほしい。
では、週末にあったバーレーンGPについてです。
F1として900戦目のメモリアルレース。
BSフジでの放送は紺やこれからなので、ネタバレ注意。
今年からナイトレースとなったバーレーンGP。
レース直前に、砂漠に沈む夕日のなんときれいなことか。
でも……他にはない砂漠の風景が見えないのって、このサーキットの魅力半減な気もしますよねぇ。
また、砂漠の夜は冷えますから、タイヤの作動温度にかかわります。
実際、ピレリの発表によると路面温度は3度違ったそうです。
その影響か、予選・決勝ともにタイヤ戦略が肝となり、各チーム・マシンによって選択が違ったことで、レースがかなり面白くなったといえるでしょう。
まあ、相変わらずレースがタイヤに振り回されているという見方もできますが(w
今年初めて、当然のように完全ドライだった予選。
ロズベルグとハミルトンにより、前回に続きメルセデスが1-2。
予選3着だったものの、マレーシアでのアンセーフリリースが原因でリカルドが10グリッドダウンしたため、3番手にボッタスが浮上!
また、予選走行中にグロージャンを邪魔したとして、スーティルが予選18着だったスーティルが5グリッドダウンしたため、可夢偉は18番手スタートとなりました。
決勝レースはメルセデスが異次元の速さでリード。
後方に他チームを寄せ付けずに、スタート直後からチームメイトバトルが勃発。
無線で注意が飛ぶものの、タイヤ戦略的に足に劣るハミルトンが、タイヤ交換を終えたばかりで速いロズベルグを際どく抑えて優勝を飾りました。
パルクフェルメではロズベルグが祝福の所ルタータックルを食らわせるなど二人とも笑顔で、満足いくバトルを楽しめたようでした。
にしても、メルセデスはもうコンストラクターズポイントが111Pか。
今後どこかがこの独走をとめられるのだろうか。
その他のチームでも、今回はチームメイトが順位的に並び競い合うことが多く、あちらこちらでバトルが発生。
序盤から中盤まではウィリアムズがその後ろでバトルをしつつ追いかけますが、タイヤに合わせることができずにマッサが7位、ボッタスが8位に後退。
代わってフォースインディアがメルセデスに次ぐ速さを見せ、ペレスがヒュルケンベルグと競い合います。
そこに屈辱の13番手からリカルドが、不調とはいえチームメイトのベッテルを食い落とし追いつきます。
しかし、ペレスがわずか0.4秒の差で順位を守り、3位表彰台に上りました。
そのバトルの中で、ほとんど走るシケイン状態となっていたのがマクラーレンとフェラーリ。
ライコネンとアロンソはギリギリ9-10位をゲットしたものの、マクラーレンはダブルリタイヤ。
それを含めて6台がリタイヤする中、可夢偉は15位で完走しました。
ヒヤリとしたのは終盤のこと。
グティエレスの横腹に、ピットアウトしたばかりのマルドナドが激突。
ザウバーマシンが浮き上がり、コースの上を横回転しながら吹っ飛びました。
幸いグティエレスに怪我や後遺症はなかったようですが、これによりマルドナドは10秒のストップ&ゴーペナルティが下され、レース後には次戦中国GPでの5グリッドダウンと、ペナルティポイント+3が言い渡されました。
ノーズの低さが事故を大きくするのではないかという懸念が的中した形です。
特にロータスのマシンのノーズは、いかにも潜り込むのに適していそうな形ですもんねぇ。この事故でSCが入ったことが、終盤のチームメイトバトルなどを演出することになったのは、皮肉な話です。
それにしても、なんだかんだと順位を上げているレッドブル。
逆に、いつの間にか先頭集団から追い出されているウィリアムズ。
シーズン前の下馬票とはなんだったのか(w
その他の結果はこちらで。
次回は前述どおり、来週の中国GPです。
ウィークエンド前には日本に滞在するドライバーもいそうですよ。
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