鋼鉄帝国 3DS

2014年04月10日 21時50分28秒 | ▼ビデオゲーム

特に何もなかったren.です。
一言書くことすらない(w

 

▼ 鋼鉄帝国 3DS/甲南電機製作所 (2014)   (公式)
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/90/54019650682e601f7f108998fba58788.jpg?random=3a9a7b348f218834fe87f4625ff9c73e

こちらはメガドライブ版パッケージ。
当時、中古で4200円だったかな。
ちなみに定価は7800円。
現在のプレミア価格は17691円(駿河屋)。

▼ ニンテンドー3DS 鋼鉄帝国 STEEL EMPIRE 1stプロモーションムービー

そう考えると、「高い」と言われる今回の3DSダウンロード版は安いような気がする今日この頃(w
まあ、ナムコの「3Dクラシックス」やSEGAの「3D復刻プロジェクト」で麻痺しがちだけれど、普通はDLソフトってこのくらいの値段か、もっと高いと思うんだよね。
そもそも、3DSで「鋼鉄帝国」が遊べるだけで、十分価値があるともいえる。

翔べ!エトピリカ。
愛と希望のために。

19XX年、科学の力によって飛躍的な発展を遂げ、平和と幸福を謳歌する人類に
悪の独裁者サウロン侵略の手が迫る。
究極爆弾"イマミオサンダー"を搭載し、今、高速戦闘機エトピリカ号が飛び立つ。
 ~科学未来小説 『鋼鉄帝国』 1815年 カール・ハインツ・シュティヒより~


MD版、パッケージ裏より引用。
なお、実在しない架空の小説です(w

と言うわけで、スチームパンクSTGの傑作「鋼鉄帝国」
個人的には、スチームパンクのイメージは「天空の城 ラピュタ」よりも、これ。

なお、3DS版ははMD版の移植ではなく、リメイク。
以前、ゲームボーイアドバンスドでも一度リメイクされており、メカニックデザインや敵の出現パターン的にはそちらが今回のリメイク元(3DS版と同じスターフィッシュが製作)になっています。

他にもHOT・Bの時代にアーケードゲーム版(未発売)が存在し、ROMは完成して動いていたことが「ユーズドゲームズ」や「ゲームサイド」のインタビューなどで判明しています。
こちらは映画的な演出がさらに強化され、MD版では実現できなかったことを盛り込んだものだったとか。
やりたい(w

なお、私は残念ながらGBA版は未購入なため、プレイ動画による比較です。
そのため、ワンクッションはさんでいないためにどうしても、MD版との違いが気になってしまいますね。
もちろん、本作自体の出来栄えやチューニングは、まったく悪くないと思うのですけれど、その辺は思い入れの問題ですわな(w

実はMD版との違いを事細かにメモしたのですが、膨大な量になってしまったため、ここに書く意味がむしろ無くなりました。
なので、ここではボスの違いだけを、MD版説明書を引用して紹介するだけにしたいと思います。

まず、ステージ1のボスの要塞戦車。
MD版での名前は"ガーランド"。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/90/30c26c00f824bf34504525424392e850.jpg?random=e85583396fa87bfaf33ffbb37cc5ced4

最後尾車両にある列車砲(据付型の水平臼砲)のインパクトが強いデザインでしたが、リメイクでは消滅。
また先頭車両も独特で凶悪なものでしたが、リメイク版では普通な蒸気機関車のデザインになりました。
あとリメイク版で特徴的な変更は、ガーランドまで伸びる線路の途中にあった縦ラスタースクロールによる傾斜線路軌道がなくなったことですね。

ステージ2のボスは、名前不明の削岩戦車。
洞窟内の掘削作業に使うドリルを兵器として流用したようなデザインでした。
戦闘で破壊が進むと、艦橋部分が浮遊戦車として分離するというギミックもあり、驚かされます。
リメイクでは他砲塔戦車になり、自分の全高よりも高く跳ねるという別のサプライズがあります(w
ところで、名物の高速スクロールシーンは、ちょっと短くなっちゃいましたね。

ステージ3は、ステージの半分ほどが浮遊城となっていますが、リメイク版では左右のプロペラ1基ずつ分が短縮されています。
ボスは"ヘリゴント級"空中戦艦ですが艦名は不明。
デザインは大きく変わっていませんが、リメイク版では浮遊城とは逆に上部砲塔1門、下部垂直方向舵1列分が延長されています。
「R-TYPE」の戦艦ステージのように艦の周囲を周る構成で、ぶっちゃけ浮遊城よりでかい印象が残ります(w
気になった変更点は、なぜか機関部のカバーが横の推進弾射出器と連動して破壊されることです。

ステージ4は、名称不明の飛行潜水艦。
艦橋がハゼ(魚)、大型並列プロペラエンジンがニンジンに見えるという、お茶目なデザインでした。
リメイクではなかなかにかっこいいデザインに変更されていますが、ちょっと残念な気もしてしまう(w
なお、このステージで登場する中ボスが、ステージ6のボスとして出てきますが、
ステージで驚いたのは、スタート時に飛んでくる長距離砲弾を打ち落とせるようになっていること。

「鋼鉄帝国」ファンとしては語らざるをえないステージ5。
序盤の母艦ラインハルト撃沈シーンで奥からの砲撃が上から降ってくる変更が残念。
母艦が体を呈して自機を守ってくれている雰囲気はなくなっちゃったなぁ。
それはともかく、ボスはステージ3に続いて"ヘリゴント級"が2隻連続で登場。
おそらく2隻目の艦名が、"ウェストファーレン"で、これが母艦の仇と思われます。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/22/a907888efb114d7288edf293a23af160.jpg?random=1cf79640e24e360d9cc9d860e3dc58f4

どの戦艦も、攻撃方法や撃破方法が同じなのはMD版同様。
ちょっとくらい変えてもよかったのよ?(w

ステージ6は母艦を失っているため、アーケード版とGBA版では自機の変更ができません。
しかし、3DS版はMD版同様に可能です。
これは、ラインハルト飛行隊の生き残りは一人だけじゃないということなんだと私は思っています。
ここで前述のステージ4の中ボスが、ボスとして登場します。
全翼機"A・G・フルカン BW321 シャルンホスト"は、ステージ4で水面から登場するため本来は水上飛行艇なのだと思われます。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/9c/2a5fee3b3ecceee647d76ac486016707.jpg?random=3209194320c11ac270c7efb3f34e6ac6

リメイク版では大型の気嚢と翼がついた飛行船という、まったく違った形にデザインしなおされています。
これも、水上飛行艇が地下にいるというおかしさの解消なのではないでしょうか。
おかげで、シャルンホストよりも当たり判定が大幅に大きくなって、倒しやすくなったのはお慰み(w

最終ステージについては、一応割愛しましょうかね。


さて、ここからはSTGとして完成度の高かった「鋼鉄帝国」のリメイクとして残念に思った部分をあげてみましょう。

まず、自機の性能について。
このゲームでは鳥型戦闘機エトピリカと小型戦闘艇ゼッペロンという2種類の自機を使い分けることが面白さとなっているのですが、仕様の変更によってエトピリカの弱体化がひどい。
MD版では成長すると高速で下方向を絨毯攻撃できる重機関砲が強みだったのですが、リメイク版では爆装仕様となり(GBA版公式サイトによると、エトピリカの爆撃装備型はRA-02Cという)、ゼッペロンよりも攻撃力の低い爆弾を投下する攻撃方法に変更されてしまいました。
また、小さな当たり判定が売りだったのに、ゼッペロンと同じ大きさで被弾(MD版よりは小さいですが)。
それでいて装甲の薄さ、射撃力の低さはそのままなので、移動が速いことが利点として残っただけです。
実際、VERY  HARDではエトピリカは使ってられません(w

次にゲーム自体の仕様について。
画面を広くするためにステータス系が下画面に集められましたが、これは自分のVITAL・Ex・ボムの数を確認しづらくすることにもなってしまいました。
「シューティングゲームサイド」のインタビューでも、開発者自身が触れています。
そのために追加されたHIT WAITという、被弾を画面の揺れと光で教えるシステムを追加……というのは本末転倒ですが、まあ、これはMD版よりも無敵時間が長くなり連続被弾がなくなった点も含めてよかったです(w
あと、VITALがWARNINGになると、自機が煙を吹く演出もいいですね。

残機消化時に、ボム数が引き継がれなくなったのは痛し痒し。
ボムがなくなったときに残機を潰して3つ使えるようにするか、撃墜されてもボムを貯めておけるか……。
個人的には成長システムとあいまって、後者が好きだったのですけれど。
そういえば、MD版にあったSアイテム(スピード成長)は無くなりましたね。
まあ、画面が小さいので、あまり早く動かれると自滅率が上がるだけですけれど(w

ちょっとだけ残念だったのは、MD版であった自機が墜落する際に当たり判定がなくなったこと。
残機があるときは、ちょっとした「俺の命を持っていけー!」的なかっこよさがあったのですが(w

あまりゲームに大きく関わりは無いのですが、残念だったのはイマミオサンダーの演出。
MD版では稲妻が集中線と縦並行方向に走る2種類の演出がありましたが、集中線タイプだけになっちゃいましたね。

とはいえ、これはMD版と比較するからこその不満や疑問です。
重ねて言いますが、3DS版もこれとしての出来はしっかりとしています。
なので、良かった変更点を、最後に並べてみましょう。

まず、3DSといえば立体視ですが、この演出はすばらしいです。
正直な話、3DSゲームの中には立体視が逆に徒となっているものも多くあります。
少なくともこの3DS版では、プレイ中に視点がずれてあわてているうちにミスなんてことはありませんでした。
敵が墜落の際、画面奥に下がって落ちていくのも、生きている敵と区別が付きやすく、ただの演出とはいえません。

MD版では誘導ミサイルしか破壊できませんでしたが、リメイク版ではミサイルは全て撃墜可能に。
被弾率の多くを占めていた攻撃でしたから、ちょっと易しくなったとともに、物足りなかったり?(w
まあ、それでも死角に回り込んでくる誘導弾は、相変わらずの脅威ですけれど。

ボスと連戦するステージ7で、アイテムの出現数が上がりました。
ひと段落着くごとに一通りのアイテムが出てくれるので、復活パターンも組みやすくなりましたね。
高難易度では、これが無いとやっていられません(w

そういえば、MD版にいたジェット戦闘機がいなくなったのは、プロペラにこだわったためなんでしょうか。
だとしたら、なかなか良い感性だと思います。
でも、飛行戦艦の城壁っぽさや、海岸砲台の迷彩パターンとかは残してほしかったなぁ。

あと、ステージ7の「3・2・1・0」のあとの音は、砲身を通ってくる音だったんですね。
ずっと「なんで"0"の後にチャージしているんだろう」と思っていました(w


なお、現在のまだVERY HARDがらみの2つの実績が開いていません。
さすがにノーミス・ノーボムクリアはきつい!
でも、ミスしたらポーズメニューでやり直せると言うのは親切です。
トレーニングモードで各ステージだけを研究プレイできるのもやりこみ向けですよ。

 

長くなったので、誤字修正は後ほどします(w

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2 コメント

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Unknown (ななし)
2023-06-23 22:01:59
あれはジェット戦闘機ではなく、ロケットなのです^^
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Unknown (ren.)
2023-06-24 11:26:02
>>ななし様
実は固体燃料で飛んでいる極地戦闘機なのだ、とかだったら浪漫ありますね(w
返信する

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