もう、喉は痛いわ、唇は割れるわ、肌は痒いわ、乾燥に耐えかねて、加湿器を引っ張り出してきたren.です。
40%くらいの湿度にすると、なんと過ごしやすいことか。
だからといって、あまり余計に加湿しても汗ばんで気分が悪くなりますが。
さて、昨夜は今年のF1も締めくくり、アブダビGPの決勝が行われました。
夕暮れを舞台にした、トワイライトレース。
アロンソ、ベッテル、ウェバー、ハミルトンがそれぞれ、世界王者に王手をかける混戦のた最終戦となりました。
そんなレースはなんと、1周目早々にターニングポイントを迎えます。
バトンがアロンソをスタートでしとめて3番手へ。
ベッテル、ハミルトン、バトン、アロンソ、ウェバー、マッサという、ある意味今年を象徴するよう並びに。
……と、6コーナーでミハエルが単独スピン。
後ろ向きになったマシンに、スーティルのマシンが乗り上げてしまう!
フロントウィングと左前タイヤが、わずかにミハエル直撃を避けましたが、あわや大惨事。
もちろん、ここでSCが導入され、一部の車がその隙にピットイン。
タイヤ交換義務を、さっさと果たしていきます。
そして、その中にペトロフがいたことが、このレースの行方を決定しました。
フェラーリは、ウェバーが11周目にピットした事を見て、その前を維持するべくアロンソを早めにピットに入れます。
そのもくろみ成功しましたが、アロンソの前にはペトロフが鎮座ましましていたのです。
しかも、ルノーのマシンはFダクト、ブロウンディフューザーの出来栄えが素晴らしく、フェラーリのマシンでは直線で追いつけない。
これで最早、残り約40周の展開が決まってしまったようなもの。
ベッテルが確実にトップを守り、ポール・トゥ・ウィン。
それと同時に、逆転でワールドチャンピオンに輝き、レッドブルは二冠を達成。
さらにベッテルは最年少王者記録も更新。
コール後の無線では、むせび泣く声も。
まあ、そのあとにはいつも通り「Yeeehaaaw!!Yes!Yes!」が聞こえましたけどね(w
お約束のNo.1ポーズも、涙顔でした。
アロンソはペトロフを抜けずに7位(年間2位)となり、王手からの転落もはなはだしく、レース後にはしゃがみこむ姿も。
その差は3ポイントでした。
もうちょっと、レース全体で丁丁発止を楽しみたかったというのは、観戦者のわがままかしら(w
結果として、ルノーがエンジン供給の義理と人情を果たしたようにも見える結末。
実際、ハミルトンがそこを指摘しているようです。
▼ ハミルトン、『レッドブルには他にもチームメイトがいた』 (FMotorsports F1)
2位にはハミルトン(年間4位)、3位にはバトン(年間5位)とマクラーレンが2-3フィニッシュ。
ウェバーはその後ろ8位でのゴール(年間3位)。
可夢偉は今回もオプションタイヤでのロングドライブを狙いましたが、1周目のSCを基点とした他チームのピットの早さに作戦も無意味となり、14位と無念のポイント圏外。
それならば、もっと早くに作戦を変更する決断を与えてほしかったなぁ。
我らがウィリアムズは何もかにもちぐはぐな雰囲気。
結果はバリチェロが12位(年間11位)、ヒュルケンベルグは16位(年間14位)。
バリチェロは来期のシートが決まっておらず、希望通りウィリアムズに残留できなければ引退の噂も。
そしてハルクも、どうやら残留はしない模様。
▼ ヒュルケンバーグのマネージャー、ウィリアムズ離脱を表明 (FMotorsports F1)
メインスポンサーだったフィリップスも降りてしまったし、どうなる明日のウィリアムズ。
アブダビGPのレース結果はこちらで。
今年のシーズンポイントはこちらでどうぞ。
ともかく、今年のF1も面白かった。
そういえば、結局ヴァージンがコンストラクターズ最下位だったわけですが、これ、どうするんだろう。
▼ スチュワーデスのコスプレをするのはどっち? (F1-Gate)
つか、リチャード・ブランソンは一体何をやっとるんだ(w
さて、そんなわけでここからはすぐに来年のF1が始まります。
各チームのシート契約、マシン開発、レギュレーションの変更が気に掛かります。
また、このアブダビGPでラストレースとなったブリヂストン。
来年は1991年以来のピレリが単独サプライヤーとして参戦。
昔は「ガラスのハイヒール」「夏ばてタイヤ」とといわれたピレリですが、どうなりますかねぇ。
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