なぜか帰ってきてから虫刺されが増えている、ren.です。
新たに刺されているのか、それとも潜伏性の「3日殺し」的な虫刺されなのか(w
にしても、今日は暑さが募っています。
全道的に通り雨があったのですが、その所為で蒸し暑くて、気温・室温30度を超えました。
窓を締めていたほうが涼しい。
では、ツーレポをまとめて行きましょう。
■ '11 キャンプツーリング Day.1 札幌~旭川~北見峠~女満別
(地図引用 Map Fan web)
今年のメインディッシュは、去年あきらめた知床峠。
泊地や日程のバランスを考えると、1日目に北海道を横断する大移動が行われることになりました。
おにぎりとカップめんの食事を済ませ、札幌の自宅を出発したのは朝5時半。
札幌の北側を出る国道275号線を、ひたすら北上して行きました。
まだ夜明け間近ということと、雲が多くて翳っているため、大変肌寒い。
まあ、朝早いためにトラックもいなくていいのですが。
途中で鶴沼、滝川の道の駅で休憩及び積載チェックなどしながら、深川の道の駅「ライスランドふかがわ」に8時過ぎに到着。
今年最初の道駅スタンプをゲット。
この道の駅からはちょっとだけ国道12号線を離れて、寄り道。
道道79号線を上っていくと現れるのが……
ねこバス。
ここは戸外炉(ととろ)峠といいまして、その名のつながりらしいです。
バス停の時間表によると、「ねこバス 深川営業所」の管轄らしい。
行き先は七国山(たぶん診療所)まで行きます。
日曜祝日、第2・4土曜日が運休となっていますが、それなりに本数あるのね(w
urlによると、こちらが設置したみたい。
ちなみに、近くのこちらには、ねこワゴンもありましたよ。
窓には子供たちによる落書きがされておりました。
実は、ねこバスの前でバイクを倒してしまいました(いわゆる、ダイナミック駐車)。
幸いやわらかい地面だったために汚れた以外の被害はなかったのですが、荷物が満載されていただけに、起こすのに難儀していたところ、来るまで来ていた男女2人連れに助けてもらいました。
昨年まではバイクで来ていたという、大阪の方でした。
元々人通りが少ない場所だけに、お二人がいなければ泣いていたところでした(w
本当にありがとうございました。
さて、峠を降りて国道に戻るとすぐ、石狩川沿いにある景勝地が、神居古潭(かむいこたん)です。
当日は水の流れが緩やかで、川面の波紋がきれいでした。
現地レポでも書きましたが、ここにはアイヌの魔神伝説があります。
その名は、ニッネカムイ。
ニッネカムイは、この川の水をせきとめて洪水を起こし、周囲の集落の人々を殺そうとしました。
その為に、川沿いの岩山を崩したのです。
それがこの、岩肌の露出した神居岩です。
このままでは、人々が危ない。
企みを知ったキムンカムイ(山のカムイ=熊)が、川をせき止める岩を爪で引っかいて壊しました。
それを見て怒ったのはニッネカムイ。
キムンカムイに襲い掛かりますが、足元のぬかるみに足をとられてしまいます。
これがキムンカムイの爪の痕。
この写真だとわかりづらいですが、変成岩層の縞模様と侵食によって、確かに爪痕に見えます。
中ほどの水溜りの部分は、ニッネカムイがはまった足跡のひとつといわれます。
実際には、くぼみにはまった石が、川の流れで回転して削り作ったもので、地学的には神居古潭おう穴群といわれます。
さて、動きを止められたニッネカムイ。
そこに現れるのが、アイヌ神話のヒーローの一人、サマイクル カムイ。
危急を聞きつけたサマイクルは、ニッネカムイの首をエムシ(幅広の刀)でチョンパ。
見事討ち取りめでたしめでたし。
このニッネカムイの首がニッネシャパという岩になったそうなのですが、どの岩かわからなかったorz
ちなみに首を切られた胴体は山となり、現在はその中を国道が通っています。
その名も「ニッネカムイ覆道」といい、旭川方面に向かう車で、良く渋滞が起こるのも呪いなのかもしれない(w
また、ここには廃線となった旧函館本線の駅もあります。
線路はすでに取り払われ、その軌道沿いはサイクリングロードとなっています。
が、現在はがけ崩れのために通行禁止になっていました。
静態保存されているD51。
ちょうど、運転台周りの補修が行われていました。
他にもC57(4次生産ラスト車両である201番機!)と9600形が並んでいます。
さて、神居古潭を過ぎるとすぐに旭川。
道の駅でスタンプを押して、とっとと通り過ぎよう……と思ったら、うっかり鷹栖側に入ってしまい、大きく市内を迂回することに。
さすがは私の方向音痴っぷりorz
結局、1時間ほどを無駄にしてしまいました。
どうでもいいが、旭川市民の運転は殺意がこもっているよ……。
這々の体で国道39号線で逃げ出し、当麻の道の駅で一息つけて、さらに東進。
上川で昼食を摂るも、がっかりラーメンな上にズボンにスープが飛び、取れないシミにorz
多少、気落ちしましたが、ここは気合を入れなおし、いよいよ今日の難所である北見峠へ!
……が、確かに50ccでは3速どころか2速でないと上れない斜度ではありますが、対向車も追走車もいないために、恐怖感はまったくなし。
というか、札幌からここまで、ツーリングライダーさんとほとんどすれ違わないのはさびしい限り。
まあ、それはバイク人気の低下やら、ピーク前やらといった理由もあるのでしょうが。
気抜けするほど順調な上に、峠が涼しいためか、旭川と昼食のショックのためか、妙にネガティブな気分。
その所為か、峠の写真とってないや(w
さらには、途中でよるはずだった、白滝の道の駅が見つからないというハプニングも。
すっかりしんみりとした気持ちで峠を下りると、目の前に真っ白な絨毯が広がりました。
ちょうど日も出てきたために、その白さはまばゆく、思わず目を奪われました。
その正体は、そばの花でした。
よし、明日はそばを食おう!
そんな気持ちを膨らませた……のが、次の日のフラグだったんだな(w
ともかく、気分を一新してさらにさらに東進。
途中、丸瀬布の道の駅で休憩。
ここで、やはり休憩中だったスズキ乗りのIさんご夫婦と言葉をかわしました。
これが、ミラクルの始まりでもありました。
地元、北見の方ということで、マップでルートの確認をとらせていただいたところ、丁寧に抜け道まで教えていただいた上に、50ccの走りに合わせて前を走ってくれて、道案内までしていただきました。
おかげで、旭川の二の舞とならず、無事に道に迷わずに済みました。
本当に、感謝の言葉もありません。
ありがとうございました!
……と、真のミラクルはこれからなのですが、まあ、それはDay.2で(w
さて、女満別の道の駅「メルヘンの丘 めまんべつ」に到着したのは17時半前。
スタンプを押し、予定通り、呼人浦キャンプ場に向かおうと思ったのですが、となりに駐輪していたBMW・GSの方とお話したところ、すぐ近くの女満別湖畔キャンプ場が、徒歩1分の場所に温泉もあるうえに、ほとんど人がいなくて静かだということで、そちらに泊まることに変更。
ちょっと引き返し、途中で買い物も済ませてキャンプ場入りしたのは18時ジャスト。
ちょうど網走湖に黄金色の夕日が沈もうとしていたときでした。
……っと、日が沈む前にテントを張ってしまわなくては(w
というわけで、テントを張ったしばし後には、湖畔はラベンダー色に染まっていました。
ちなみに、ここはシジミ漁の基地にもなっているようで、湖畔には小船が結わえられていました。
キャンプ場には確かに人が少なく、私がテントを張った周囲には、長野からBMWのツアラーで来たというご夫婦のみ。
楽しくおしゃべりさせていただきましたが、これまたその後にミラクルが起きるとは。
お風呂は、本当に徒歩1分でいける温泉「ホテル湖南荘」。
バーローwwwww
お湯がまっ茶色で、湯船に入ると自分の腰から下が見えないほど。
"樺の黒湯"というらしく、地下深くに堆積した白樺の炭の層を通ってくるお湯らしい。
なお、だーれも入ってこなかったので、私の貸切状態でした。
その夜は、少し離れた場所にキャンプしていた大学生らしき一行が爆竹で遊び始めたり、夜更けに到着したファミリーキャンパーが騒がしかったり、終いには夜中に車の防犯装置をけたたましく鳴らしたりと、少々(?)騒がしかった上に、風が海側から吹きつけたのか急激に気温が下がり、フリースを着込まないと寒いほどだった一瞬があった以外は、快適に過ごしました。
……こうして書くと、まったく快適に見えないな(w
まあ、うるささや寒さで2時間おきくらいに目は覚めましたが、問題なく朝まで寝られましたね。
1日目の総走行距離は、376.8km。
到達時間(休憩時間等含む)は12時間半でした。
Day.2に続く。
ハプニングが起きると、「ブログのネタになる」と思ってしまうのは、ある意味病症かもしれない(w
ミラクルについては、明日以降に。
ご期待に添える内容かは、わかりませんがね。
ご無事のご帰宅なによりです。
売り切れフラッグは残念でしたねえ。
いやこれは次の目的ができたということでしょうか?笑
しかしミラクル三昧…まさか爆竹や防犯装置音が野犬の襲来を防いだというミラクルが…!(ないない
ごゆっくりと休養を~