初雪の降った札幌から、ren.です。
しかし、我が家のあたりは雪が降るどころか土日中まったく吹き止まない突風。
たまに雨や霰が混じり、壁に叩きつけられて轟音を立てる。
雷も鳴っていたのだけれど、その音を掻き消すほどの風鳴りでしたよ。
今日になって、ようやく穏やかな日差しの一日になってホッとしました。
夕焼けも一入きれいでした。
我が家からだと、ちょうど手稲山山頂のアンテナ群に沈みました。
さて、週末のアメリカGP。
BSでの放送は今日の深夜なので、ネタバレ注意。
天候に恵まれなかったテキサス州。
FP2はキャンセル、予選も正規の時間はキャンセルされて決勝前になり、それもQ2までで中止。
キャンセルされた予選では、ディレイ時間が長くなったために、ピットでは恒例のパフォーマンス大会があって、深夜まで観ていても楽しませてくれました。
Fインドではブレイクダンス、ウィリアムズはエアレガッタ、
ザウバーは荷物カートを利用しての4人乗りボブスレーと、謎の2人乗りボート(ロリポップのオールを持っているのに、後ろにはエンジンスターターを改造したスクリューがある)。
レッドブルではバースデーパーティーが行われたり、リカルドとクビアトが社交ダンスをしたり、クビアトがジャグリングしたり。
トロ・ロッソでもサインツとフェルスタッペンがレッドブル缶でボーリングをしたり、2人のパパが準備万端でマシンに乗ったり。
こういう時ほど、各チームの雰囲気がよくわかりますね。
暴風雨の中がまんしているファンも大いに沸いていましたし。
……いや、別に顔も出さなかったドライバーとかを非難しているわけじゃないよ?(w
でも、個人的に一番印象に残ったのはこのお客さん。
テディベアみたい。
残念ながら、この日の中継は再放送されませんでした。
まあ、仕方がないか。
さて、予選と合わせて行われた日曜の決勝。
雨も止み、次第に乾いていく路面と、残った雨水がレースを面白くしてくれました。
ただ、レース前の国歌セレモニーが、ちょっとひどかったね(w
あまりに歌いいれすぎて原型がなくなっている国歌斉唱に、風向きでグリッドが煙ってしまった三色スモーク。
スタート直後、中団で多重接触発生。
このダメージが響いたのがウィリアムズで、屈辱のWリタイヤ。
ただ、この混乱を招いたのも、この2台だという噂もあり(w
序盤にメルセデスを抑える活躍を見せたのは、レインタイヤと相性が合ったのかレッドブル。
しかし、路面が乾いてドライタイヤになると簡単に逆転。
リカルドはハルクとの接触もあり、先頭から最後尾まで順位を落とすことになります。
クビアトも濡れた芝に足を取られて激しいウォールクラッシュを喫してしまいます。
残念ながら勝利のダンスは見せられませんでした。
今回の敢闘賞はライコネン。
コースオフしてバリヤに突っ込んでしまったものの、なんとタイヤをコジコジして自力脱出。
ラリーでの経験が役に立ったのでしょうか。
さらには押し出されたフェルスタッペンとの小競り合いでは、「あのガキ、やり返してやろうか、ゴラァ」と罵詈雑言。
結局、7位に終わりましたが、ホットなアイスマンには人間味を感じましたよ。
一方、ペナルティにより13番手スタートだったベッテルは、ストップ・ザ・ルイスとまでに激走。
ずんずんと追い上げる姿にはアリバベさんも大興奮。
最終盤には3位からロズベルグを狙い撃ちできるポジションとなったものの、及ばず3位。
そう、ロズベルグが2位だったのは、メルセデスファンでなくとも残念な姿でした。
残り数周までハミルトンを押さえてトップを走行し、このレースでの王者決定を阻止していたのに、謎のオーバーシュート。
結果、危うくベッテルにも刺されそうになるも、2位。
順位が入れ替わった直後、ピットのトト&ラウダが顔を見合わせてニヤリとする姿が映り、余計怪しさ爆発(w
そんなわけで、レインの序盤はずるずる順位を落としたハミルトンは、幸運(?)も味方につけ優勝。
スリー・タイムド・チャンピオンの栄冠に輝き、感情を爆発させていました。
ただ、バックヤードでひと悶着。
1stキャップを手にしたハミルトンが、ソファで落ち込むロズベルグの膝元に2ndキャップをポイっと放ったのです。
次の瞬間、ロズベルグは無表情のままキャップを投げ返しました。
まあ、そりゃあなぁ(w
川井ちゃんは「仲は悪くないんでしょうけど」と言ってましたが、大喧嘩にならなかっただけマシと言うことなのかな。
表彰式でもロズベルグはシャンパンには触りもしなかったですけどね。
さて、話は前後しますが、レース終盤。
マクラーレンはアロンソ5番手、バトン6番手と大健闘を見せていました。
しかし、タイヤ戦略に劣ったアロンソは残り数周を前にずるずると後退、11位まで転落。
バトンもさすがに最後までは後続を抑えきれませんでしたが、なんと6位。
天気や事故に助けられたり貶められたりと忙しいレースでしたが、最後まで上位に喰いついた走りには、まだ未来を感じずに入られませんでしたね。
荒天の週末、8台がリタイヤ、2度ずつのSCとVSCという波乱のレース、その他の結果はこちらで。
明け方まで起きて観ていてよかったと、満足のレースでした。
次戦はすぐにこの週末、メキシコGP。