希望屋 ~ren_ka ci=set~

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Call of Juarez: Gunslinger

2013年12月19日 21時35分32秒 | ▼ビデオゲーム

またひとつ歳をとってしまったren.です。
昨夜は「ニンテンドーダイレクト」があったわけですが、ようやく「A列車で行こう3D」の情報がありました。
同時にOPムービーも公開。
おぉっ、駅の客が歩いてる!道路に一般車が走ってる!

全体的に2Dマップも、3D表示も、緻密さよりも密度が増した感じですねぇ。
システム的には時代や資源の要素が増えていますが、UIはまったくかわらなそうで安心。
車両の箱の形のバリエーションは増えましたが、塗装パターンはやっぱり横シマだけなのかなぁ。

 

さて、「Call of Juarez: Gunslinger」をクリアしたので紹介。

▼ 「コールオブファレス:ガンスリンガー」ローンチムービー日本語版

 ───── 西部開拓時代も末期。
カンザスのとある町の酒場に、伝説的賞金稼ぎのサイラス・グリーヴを名乗る老ガンマンが現れる。
酒場の常連たちは尊敬や物珍しさ、そしてからかい半分に彼の武勇伝を聞きだそうとする。
ダイムノベル(パルプ雑誌、10セント=1ダイムで買える粗悪な雑誌)に書かれたアウトロー達の活躍の場に立ち会ったサイラスの口から、創作ではない西部の真実が語られる。

 

「Call of Juarez(コール・オブ・ファレス)」シリーズは西部開拓時代を舞台にしたガンマンFPS。
この「Gunslinger」は今年の夏にDL販売された新作です。
先日、XBLAのセールにて、375円で購入。
値段的にミニゲーム集みたいな感じかと思ったのですが、想像以上に濃い内容でした。

ストーリーにあるとおりPCであるサイラスを操って名だたる西部の悪漢達と戦うわけですが、基本的には1本道のルート上に現れる軍勢を倒しながら進み、最後にボスが待ち受けるという感じで、自由度の高いFPSというよりも、アクションガンSTGという感じです。
武器はハンドガン、ライフル、ショットガン、ダイナマイト、肘打ちを使い分けて攻撃しますが、どれもこれも時代的性能を無視した命中率なので、とてもヒロイックです(w
敵を倒すことで、経験値を得て一定量に達するとアキンボ(二挺拳銃)やクイックリロードといった様々なスキルをツリー上で購入して成長する他、時間の流れを遅くしてクイックドロゥを行ういわゆる"バレットタイム"の使用が可能になります。

グラフィックはルミニズム風景画のようで、とても美しいです。
いかにも西部劇と思える赤い荒野、針葉樹林帯の製材所、透明度の高い滝や渓流、霧の立ち込める沼……。
思わず一休みしてあちこち見回してしまうほど。
音の表現も素晴らしく、銃の発砲音だけでなく、渡る風の音や、せせらぎ、汽車の走行音、牛や鶏の声……。
特にリアルなのは蚊の羽音で、ヘッドホンを使っていないのに身の回りに飛ぶわずらわしい存在を感じるほどです(w

ちょっと違和感を感じたのは、妙に視点が低いこと。
いくら中腰の姿勢だとしても、もうちょっと背伸びしたいというシーンが多いように感じました。
ゲームのシステム上、正面しか向けないのは仕方がないですけれどね。

基本的にPC版を流用しているのでパッド操作だと不便な点があるのは、UBIのお約束の仕様。
マウスのように素早くエイミングできないことは、このゲームではかなりの不便な点といえます。
クイックドロゥで次々と早撃ちしづらいですし、敵弾を寸分で避ける"死の予感"の後に反撃もし辛いです。
一応、ある程度は自動的に照準を補正してくれるシステムもあるのですが、あまり実感できません。

まあ、基本的にはカバーアクションから連射を喰らわすスタイルですから、あまり命中率にこだわらない限り、敵を倒すに困るほどではありませんけれど。
ストーリーの都合以外で弾切れになることは、まずありませんし。
ただ、普通の片手撃ちとアキンボで、まったく同じように当てられるのは笑っちゃうけどね(w
あ、そういえば1作目ではレイがファニングを使ってたけれど、今回はないな。

回想録の形をとっているので、ところどころ現実では起きないような演出があります。
ピンチに弾を持った死体が天から降ってきたり、進むべき方向に都合よく道が組みあがったり。
これがなかなか楽しく、プレイヤー自身が「サイラスはただのほら吹きなんじゃないか?それにしては話に整合性のあるところもあるし……?」と、疑問や不安を持つ仕掛けになっていきます。

一部のボス戦やイベントでは、ちょっと理不尽な難しさがあります。
どうやって倒せば・先に進めばいいのかわからず、「あーやーもー!」と天を仰ぐこと数回。
まあ、そういう時は大抵、簡単な仕掛けに気づかないだけのことが多いのですが(w
ただ、ブランマーとの戦いは、わかっても成功させるまでにかなりかかりました。
ここが一番難しかったな。

西部劇好きにとって、あの悪漢、あのアウトローと次々対決するサイラスのストーリーは、かなり荒唐無稽です。
しかし、そもそもこの物語はダイムノベルと真実の間を漂白する、まさにはぐれ者のようなものです。
ステージ中に探すことのできる"真実のかけら"によって、西部時代の歴史資料も観ることができるので、西部劇に不慣れな人にも親切なつくりになっています。
残念だったのは、ワイアット・アープとドク・ホリディ本人は登場しないことだな(w

コメント (2)
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