goo blog サービス終了のお知らせ 

ニンジャスレイヤー 2 ラストガール・スタンディング(イチ)

2014年05月10日 20時00分18秒 | └ニンジャスレイヤー

「EDF4」ダイバー・ハデストをクリアしたren.です。
いやぁ、苦労したわ。
でも、出撃回数はレンジャーより50以上少なくて意外。

 

●「ニンジャスレイヤー 2 ラストガール・スタンディング(イチ)」 余湖裕輝・田畑由秋/角川コミックスA
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/48/aac982436ad014d0a8f1b224d8f35788.jpg?random=235c9db738911087ba34f3c5d290586c

コミカライズ2巻。
サラリマン2人組みによるバイオスモトリ狩りを描く「キルゾーン・スモトリ」と、表題作であるヤモト=サン登場の「ラストガール・スタンディング」の序章を収録。

「ラストガール~」は日本のラノベ然りとしたストーリーだけに、漫画でも映えます。
パンク・ニンジャのデザイン化された姿もかっこいいですね。
今回はヤモト=サンのユニーク・ジツのシーンはなかったので、サクラ・エンハンスメントがどのような作画になるのか、次巻が楽しみ。

なお、"ファック&サヨナラ"シーンのシルエットを詳しく観察してはいけない。いいね?


ニンジャスレイヤー ピストル空手決死拳

2014年04月22日 20時16分58秒 | └ニンジャスレイヤー

良い天気が続いている札幌から、ren.です。
雪解け以来、ほとんど雨が降っていません。
ぶっちゃけ、埃っぽさをぬぐってもらうためには、2・3日雨が続いてもいいんだけど(w

 

● 「ニンジャスレイヤー ピストル空手決死拳」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7a/6206563a4d3c96a916a9207da4ed8014.jpg?random=84f6909dfeed6f1696abab4ed86666d0

今巻で9巻目……だよな。
通巻表記が背表紙の小さな表示しかないので困る(w

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/eb/311a18e9e3086ac457959f70267ccf2f.jpg?random=f0a3e9ce3eea2c6cdb142e12441e5104

すでに事前に明かされていたとおり、トリガー製作によるアニメが決定。
「キルラキル」の石川賢リスペクトな作画みたいになるのかしら。
3DCG落とし込みアクションシーンもこなれていたので期待したいところです。

本編は、久しぶりに時系列がばらばらなのかな。
キャラクターや事件が、過去に出版されたエピソードと前後してリンクしているので、読み返したくなります。
特に#3が掲載された「グランス・オブ・マザーカース」と、ナンシー=サンが現実に気を取り戻す「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」は、忍殺世界観の中でも謎の多い電脳コトダマ空間の姿を垣間見られるような気がしますね。

「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」では、初めてストレートに前後で上下な濡れ場あり(w
「ガントレット・ウィズ・フューリー」と「ガントレット・ウィズ・ミスフォーチュン」の連作では、2つ目の神器たる聖なるブレイザーが登場。
ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」では、いよいよユカノ=サンがヒロインらしい扱いに。

そして、表題作でもある「リブート、レイヴン」。
"死んだ"といわれていたタカギ・ガンドーの経緯を描く、私が大好きなハードボイルド小説然りとした展開でワクワク。
表紙イラストにもいる押しかけ助手のシキベ・タカコもツボなキャラです。
ただ、まあ、……予想もしていたし、物語の流れ的にも仕方がないとはいえ、正直なところ、ガンドーにはニンジャにはならないで欲しかったなぁ。
あと、いまさらガンドーの名前の意味が龕灯だと知りました(w

ところで、最近本棚部屋(つまり納戸)の整理をしているのですが、この本は本棚のスペースを使うわぁ。
この先、20巻を越えるなら、棚を2段使うことになりそう。


デイ・オブ・ザ・ロブスター

2014年04月09日 20時40分08秒 | └ニンジャスレイヤー

目がしょぼしょぼするren.です。
目薬を点すと、しばらくは保ちますが、でもあまり頻繁に使うとだめだろうしなぁ。


今週、XBLAで「Microsoft Studios スペシャルセール」をやっていますね。
まあ、私は「Insanely Twisted Shadow Planet」を買っておくくらいかな。
また積みゲーが増える(w

 

さて、今日は別の話題を考えていたのですが、これが届いたので紹介。

● 「Wasshoi!完全タノシイ!デイ・オブ・ザ・ロブスター!LOBSTER!」
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/7a/e5a193fc71c0b99d567595df0788286e.jpg?random=4692fb4d4b5586e2ca3ca3ae8c97d638

TRIGGER製作によるアニメ化も決まった「ニンジャスレイヤー」。
先日、忍殺物理書籍付属のクーポンを送る「Wasshoi!完全タノシイ祭り!!」が行われましたが、こちらがその全プレ。

見事なまでの同人誌っぷりです(w
印刷所も、同人誌印刷大手の株式会社栄光=サンです。
奥付によると編集はB'sLOG編集部=サン。

内容は、単行本未収録が決定している「デイ・オブ・ザ・ロブスター」「デイ・オブ・ザ・ロブスター2」の本編に加え、余湖裕輝=サン&田畑由秋=サン、さおとめあげは=サンによるロブスター漫画、余湖=サン達のセンセイである森田崇=サン、同人作家の望生ゆう=サンのゲスト原稿が収録されており、そのノリも同人誌アトモスフィア重点で読み応え満点。
ゲストの皆さんの描くナンシー=サンとロブスター=サンの違いが面白いですよ。

「デイ・オブ・ザ・ロブスター」は、ゴーストライター説があるという話を事前に聞いていましたが、確かに内容的には物足りないかも知れないけれど、"ニンジャ・オペラ"のテンプレートとして興味深いとも感じられますね。
捕まるナンシー=サン、現れる敵ニンジャ、無造作に殺されていくクローンヤクザ、殺戮者のエントリー、ニンジャスレイヤーは一度窮地に陥るも無事スレイ、爆発四散。
「2」においてはナカタ=サンという狂科学者も現れ、殺伐としながらも物悲しさもしっかり感じます。

リアルタイムでのtwitter翻訳に立ち会っていないので、どうしてロブスター=サン関係がこんなに虐げられているのかは知りませんが(wikiなどは説明不足)、ナカタ=サン含めていいキャラだと思うな。


ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク

2014年01月14日 20時50分30秒 | └ニンジャスレイヤー

 我が家で使っているオーブントースターが自主回収の対象になったren.です。
買って以来、使いづらいと家族に不評だった品ですが、不具合がある部分とは関係ないらしい(w
まあ、何かあっても困るし、明日にでも連絡しよう。

つか、巷を騒がせしている農薬入りフリーズドライ食品も、同銘柄を買ってたんだよなぁ。
食べずに捨てたけど。

 

● 「ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/55/503ddf1944b27412781000ad97547bc1.jpg?random=4dbd483254da58f2450a073460c2c478

表題はニンジャの三神器のひとつ、"ヌンチャク"のこと。
「アウェイクニング・インジ・アビス」では、物理書籍版ではすでに前巻まででニンジャスレイヤーが手にしているヌンチャクが、どうやって手に入った物なのかが描かれています。

そのエピソードも含めて、今巻ではダークニンジャ=サンことフジオ・カタクラにスポットが当たるものが多いです。
特に「カース・オブ・エンシェント・カンジ・オア……」では、フジオのニンジャになる以前の少年時代と青年時代についてが描かれており、また実は呪われた一族の末裔という、なかなかに興味深い話となっています。
また、舞台として始めての海外であるエジプトが登場。
実在したんだね、この世界にも(w

そのエピソードの後半に当たる「……ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」では、オミヤゲ・ストリートでのニンジャテロリスト討伐により、ザイバツ・シャドー・ギルドにて懲罰騎士にいたるエピソード。
デスドレインとの因縁は、今後どんな結末に繋がるのでしょうか。
なお、こちらにはソ連の衛星軌道レーザー兵器が登場。
ソ連もあるんだね(w

 

一方、「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」では、ニンジャスレイヤーがシルバーキーの協力によって、ついにナラク・ニンジャを呼び起こし、自らの力とすることに成功。
まさか、マルノウチ・スゴイタカイビルの地下に、そんな秘密があったとは。
また、正体不明のナラク・ニンジャの中には、虐殺による報われぬ怨嗟の想い……つまり、フジキドの妻子の霊魂があろうとは。
つまり、最愛の家族の魂と共に復讐の旅を続けてきたということですから、なんとショッギョ・ムッジョ。

それにしても、このエピソードに乱入した、ザ・ヴァーティゴ=サンのすさまじさ。
twitterでも別の形での乱入を見せたことは話に聞いていましたが、このインパクトはものすごい。
ノンブルが崩れる表現や、それが次のページでザ・ヴァーティゴ=サンの姿を形作るという表現は、いかにも物理書籍ならではという感じです。
さすが神話級ニンジャ。

 

そして「シャドー・コン」では久しぶりにユカノが登場。
彼女の身の回りも色々とあったようで、再び記憶喪失になったうえで、今度はザイバツの人質に。
なんか、ものすごくぞんざいに扱われているような気が(w
でも、ここからいよいよ彼女も目立ってくるようですよ。

そんなわけで、今巻ではヤモト=サンもザクロ=サンも出番なしでした(w

 

さて、今回うっかりして、通常版ではなくCDドラマつきの特装版を買ってしまいました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/2f/4392fcd0351200ccee06750da65d72e6.jpg?random=c46f85ce9a9afff75644fd31e43e3b17

ちょっとだけさわりを聞いてみましたが、地の文(ナレーション)が多いので、今時のドラマCDというよりは、ラジオドラマみたいですね。
昔はこういう、文芸本のボイスドラマを毎日流すラジオ番組があったものです。
「A-10奪還チーム、出動せよ」とか、テープに録音して何度も聞いたもんだ。


ニンジャスレイヤー 1 マシン・オブ・ヴェンジェンス

2014年01月10日 20時00分15秒 | └ニンジャスレイヤー

寒さが募っている北海道から、ren.です。
今朝はこの冬一番の寒さだったようで、道理で暖房していても室温がなかなか上がらないはずだ。
冷え込むと雪は降りづらいので、その天はありがたいんだけれど(w

 

●「ニンジャスレイヤー 1 マシン・オブ・ヴェンジェンス」 余湖裕輝・田畑由秋/角川コミックスA
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/99/46321d2b9c46214c4e650e6aa929c24c.jpg?random=e8cfb6911fe839b61b4793635a405fe3

このロゴデザインは新しいなぁ。
なんか、じっと見ていると平衡感覚がおかしくなりそうだけれど(w

「コミックマスターJ」や「アクメツ」などで人気のコンビ漫画家による「ニンジャスレイヤー」コミカライズ。
同名エピソードを忠実に漫画化してあります。

ただ、擬音についてはちょっと過剰にしすぎじゃないか?
最初のうちは、まあ、爆発やダメージなどよくある擬音なのですが、中盤を過ぎると……

マロビ デテ・・・ドゲザッ

フクスケッ ニャバーン コケシー

いやされや~・・・

……もはや、擬音語でも擬態語でもない(w
描き文字には、「イャアアア!」「「コワイ!」「Wasshoi!」「KABOOOM!」といった、いわゆる"忍殺語"もあるので、とてもにぎやかです。

また、おかしな日本語が多い街のネオン看板も、しっかりとロゴデザインやレタリングがなされていて、細かいところをじっくり見るとなかなか面白い作品になっています。
「肩こってしまう」がやけにかわいらしかったり、コケシマートが大型スーパーマーケットというよりも田舎のコンビにみたいだったり(w

後半に出てくるオムラインダストリのニンジャ、クラウドバスター=サンが、すごくかっこいい。
「インダストリ!」は、思わず口に出したくなる忍殺語(w
わらいなく=サンのデザインだとちょっと鈍重そうでしたが、「EDF;IA」のジェットや、「キャプテンパワー」のホークみたい。

▼ キャプテンパワー OP

ちなみに、「北斗の拳」の裏番組だったため、惨敗して打ち切りになりました。


ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ 1

2014年01月04日 20時07分54秒 | └ニンジャスレイヤー

地獄の大雪ゾーンに入っている札幌から、ren.です。
雪かきしてもしても、すぐに車が動けないほど積もる。
今もまだまだ降っているので、本当は今日から週末会で友人が来るはずだったけどキャンセル。
明日も朝から雪かき行軍だわorz

 

●「ニンジャスレイヤー グラマラス・キラーズ 1」 さおとめあげは/B'sLOGコミックス
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/33/ddfe105daf953a56ab3c08a680de528c.jpg?random=cf13865c2800a136b6a9515d078d8b36

忍殺によるBLという、"グッドルッキングガイズ重点"さが各所でリアリティ・ショックを巻き起こしている作品。
帯もその症状を悪化させるがごとく、"猥褻は一切ない""顔が近い""公式ウスイホン"などと、フ・クラン諸氏の心を躍らせる文言が踊っている。
そもそも、男性率の高い「ニンジャスレイヤー」ですから、こうしたものを考えるヘッズも多かれど、まさかの公式BLとは、コワイ!

確かに、ナラク・ニンジャが腰布一枚でフジキドの身体に絡み付いていたり、イクエイションとc/wなミニットマンがサラサラ長髪で乳首丸出しだったり、ミュルミドンが擬人化バイクの少年(と少女)と有機結合していたりと、「ナンデ!?」な表現の部分が目に付く作品ではありますが、実は驚くほど原作どおりのアトモスフィアを漂わせています。
ドラゴン・ゲンドーソーの病床の畳にダルマの絵が描かれている光景って、絵にした人は他にいないんじゃないかしら。

BLというフィルターがかかることで、原作以上に人間関係が分かりやすくなるという利点もあります。
無理やりカップリングをしているようでも、むしろキャラ間の関係が信頼なのか不信なのかがより浮き出る効果となっています。
まあ、副次効果としてオフェンダーがヤンチャになっていたり、ヒュージシュリケンが身長コンプレックスになったりしてますが(w

女性キャラからはユカノが登場していますが、今後、ヤモト=サンなんかは登場するのでしょうか。
ザクロ=サンは、ある意味この作品向けかもしれませんが、多分まったく違う姿になるんだろうな(w

ちなみに、カバーをはずすとちゃんとペーパーバック風の装丁になっています。

 

なお、原作小説新刊は、都合によりまだ買えてません。
来週中には届くかな。


ニンジャスレイヤー 荒野の三忍

2013年11月09日 21時06分01秒 | └ニンジャスレイヤー

みんな風邪っぴき。
家族も友人も風邪でダウンしてしまった週末を過ごしているren.です。
私自身も体調万全ではありませんから、気をつけなきゃ。
今朝は我が家の近所も白くなったし、本格的な冬が来た。

 

● 「ニンジャスレイヤー 荒野の三忍」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/89/8dcdcd49e94baa8715ee4b2bbb8263fe.jpg?random=0f8a0de33ae4c93457fe8d3c97e0606c

物理書籍版7巻目。
表題の「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」をはじめ、人気ニンジャが今巻では勢ぞろい。
ニンジャスレイヤーはもちろん、ヤモト=サンにザクロ=サン、フォレスト・サワタリにジェノサイド。
役どころはチョイ見せながらダークニンジャも。
激しいニンジャ戦を生き延びた、まさにサヴァイヴァー達。

そんな中、注目株は「ナイト・エニグマティック・ナイト」のハイク少年のレイジことシャドウウィーヴ。
某数字なお姉さま方に人気があると噂を聞いていたのですが、なるほど納得(w
フ・クラン、コワイ!

前巻では唐突に登場したシルバーキーの素性も「ビヨンド・ザ・フスマ・オブ・サイレンス」で明らかに。
「フェア・アスリーブ・イン・ザ・ムービング・コフィン」を経て、ネオサイタマ帰京となるんですな。

にしても、ナラクニンジャがフートン入りしているとはいえ、ここのところのフジキドはやられすぎ。
いくら主人公補正とはいえ、死線グレイズの多さは異常です。
まあ、そこを助ける者がいるというのも、魅力的な展開なんだけれど。
しかし、まさかサワタリに助けられるとは思わなかった(w

今巻での注目点は、収録1本目の「ブレード・ヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス」のケジメニンジャですね。
今まではヤラレ役の雑魚集団でしかなかったクローンヤクザに、娯楽を楽しめるほどのパーソナリティがあることがわかっただけでなく、自己を意識し己に疑問を持つことで自我を持つ可能性があるとは。
サイバーパンクにおけるAIモノのお約束パターンとはいえ、忍殺世界でそれを見ると、ものすごいインパクト。
ニンジャソウルはちょっと、節操がないんじゃないか?

あとは、もしかしたら物理書籍ではヤモト=サン以来の女性ニンジャ、パープルタコが登場。
アムニジアことユカノ=サンは非ニンジャだから、そうなるよね?
まあ……だからといって、いくら触手モノが好きでもノーサンキューかな(w

 

そういえば、別に関係ないけれど、最近CMをしている映画「ジ、エクストリーム、スキヤキ」ってタイトルは、忍殺っぽいね。


ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪!

2013年09月11日 21時16分49秒 | └ニンジャスレイヤー

昼間は体調が悪かったren.です。
昨夜の涼しさがたたったのか。日中の暑さがこたえたのか。
ほんと、この季節は体調管理が難しい。

 

● 「ニンジャスレイヤー ゲイシャ危機一髪!」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9e/86c799b105bbb4543a1a52e24a07f818.jpg?random=02e3e3d006a912b4f3ab47e453a4e7ef

物理書籍版も6冊目。

表紙の通り、ヤマト=サン主演話「ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ」収録。
せっかくヤモト=サンのカワイイフリフリワンピース姿が見られるのに、間違いなくメインはゲイでオネェでニンジャの、ザクロ=サンことネザークイーン。
P419のウキヨエは、今までの挿絵の中で最もインパクトがあった(w

それにしても、結構、自我を保っているニンジャが多くなって来ましたよね。
むしろニンジャスレイヤーが、ぎりぎりそのボーダー上にいる状況ですし。
そうしたニンジャ達もナラク・ニンジャにとってはスレイ対象なんだろうけれど、今後どうなっていくのか。

そして、トコロザワ・ピラーでのラオモト戦でちらりと出た、チバ=クンが表舞台に登場。
メインショタ、キタ!ヤッター!
ラオモト戦でナンシー=サンを換金していたシーンでは、ただの生意気で幼稚なガキンチョの雰囲気でしたが、父親が死に、組織が崩れ去り、怒涛の人生に身を流され始めても、しっかりとした認識と判断力、そしてプライドを保ち続けられる強い子であることがわかりました。
しかし、そこにはまるで砕ける寸前まで力を入れられたガラスの板のような危うさがあって、萌え(w

それにしても、新組織・アマクダリ・セクトは、今までで一番名称のかっこいい組織ですね。
そもそもの言葉の意味を考えれば、神々しさすら感じられる。
今後の暗躍に期待して備えよう。

収録最終話「デス・フロム・アバブ・セキバハラ」において、イグゾーション=サンが爆発四散。
追悼にみんなで遊ぼう。

▼ バリキ・ジャンプ

私はようやく1000mを超えられた程度の記録。


ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!

2013年07月06日 20時27分54秒 | └ニンジャスレイヤー

日中の湿度が80%を越えていた札幌から、ren.です。
仰いだら空気圧で水になるレベル。

EDF4、中盤を過ぎました。
今回の戦況は、地球側が押されている割りにパワーバランスは拮抗しているようなストーリーですよね。
全大戦以上に、陸海空の協力体制(空軍は意地になっていますが)が取れていたり、別の現場での駆逐の報告が入ったり。
いやま、実際の現場は完全にフォーリナーに圧倒されているわけですが(w
「ニュース速報」ではなく「戦況報道」という表現にも、何かゲーム内容以外の部分で、深い物語がありそうです。

 

● 「ニンジャスレイヤー ザイバツ強襲!」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/2b/f1f592d43e16c29e5a7f685a73527ddc.jpg?random=da4fc76ea406f751928b2614bc8d481d

ラオモトとの死闘を終えた直後、ネオサイタマはザイバツ・シャドー・ギルドの強襲を受け混乱に陥る。
ザイバツとソウカイヤの抗争こそが、マルノウチ・スゴイタカイ・ビルでの悲劇の真相だったことを知ったニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジは、ザイバツの本拠地である独立国、キョート・パブリック乗り込みニンジャを殺す。

あぁ、"ガイオン"って"祇園"か。
読み終わる頃にようやく気付きました(w
ネオサイタマはスラムを要する雑多な近代都市という「ゴッサム・シティ」のような様相でしたが、キョートは完全に市民階層によって区域が分けられた「メトロポリス」のようなディストピアなんですね。

ヴァーティゴ=サンのコラムによると、あと日本にはオキナワとドサンコがあるようで。
オキナワはバカンス向けらしいけど、ドサンコは?
というかドサンコって本当に北海道?(w

物語の規模が拡大するイベントなだけに、ニンジャスレイヤーとナンシー=サンだけでなく、ヤモト=サンにデッドムーン=サンといった協力者も勢ぞろいし、さらにはノボセ老やアサリ=サンの姿も。
ジェノサイドやフォレスト・サワタリなどの生き残り組も顔を見せていますから、今後も関わってくるのでしょうね。

新キャラの大半はザイバツニンジャ。
こちらも階級制度があるためか、案外あっけなく殺される立場のニンジャが多い印象。
特に、新人研修中は確実なるデス・ノボリですね(w

キョートでの見方キャラとして、私立探偵のタカギ・ガンドーが登場。
非ニンジャでありながらも、暗黒武術ピストルカラテの使い手。
接近戦に特化したガン=カタみたいなもんですな。
渋くて素敵。

個人的に今回で一押しは、ブルーブラッドこと元トリダ=サン。
研究者であり、ニンジャであり、ゾンビであり、それでもしっかりと社会に潜み順応する顔を作れる。
こういうキャラ好き(w

 

そういえば、ついにニンジャスレイヤーも漫画化だそうで。
まあ、いつかされるだろうとは思っていたけれど、マンガともアメコミとも違う雰囲気を、どう描くのかな。

……と思っていたら、作画担当は余湖裕輝さんと聞き納得(w
そして、脚本担当はいつもどおりの田畑由秋さんですか。
ある意味では、古いバイオレンス漫画のノリを持っている人ですから、安心できそうです。


ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 4

2013年04月10日 20時25分09秒 | └ニンジャスレイヤー

ニコ動で「DD北斗の拳」を観たren.です。
事前に情報なく観たので、まさか大地丙太郎監督作品だったとは。
想像していた以上に本気のアニメで面白かったです。
でも、EDの作詞を原哲夫先生が担当しているっていうのが、大オチだよなぁ(w

「ニャル子さんW」は、先日アニマックスの無料放送でも観たのですが、改めて視聴。
冒頭の「仮面ライダーウィザード」のエフェクトですが、単にキャラの髪の色に合わせているだけなのか。
なんでニャル子がウォーターなのかと思っていたけれど、よく見るとハス太もランドですね。
ダーレス的に属性を考えれば、ニャル子がランドで、ハス太がハリケーンだろうに。
詰めが甘いな(w

昨夜の「翠星のガルガンティア」は、なかなか仕掛けが面白いですね。
ただ、前半と後半で雰囲気が違いすぎるので、今後どう転ぶかは不確定な感じ。
どちらの状況も面白いんだけれど。
個人的には「マジェスティック・プリンス」ほど、1話でがっちりハートをつかむ作品ではなかったかな。

 

● 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 4」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/3a/5b1919e7e8c53c546031bc5d18a17287.jpg?random=3f7d969fe0cf2f448d0a9f5d13e998c7

「NEO-SAITAMA IN FLAMES ネオサイタマ炎上」エピソードが今巻で終了。
最終エピソードは本の半分を使い、4章仕立てでの怒涛の14連戦(+α)。

数人の戦いは戦闘シーンをジャンプしてダイジェストめいていますが、どの忍者たちも個性的で捨てキャラがいないところに驚きます。
この、戦闘開始→ネコソギ・ファンドの光景→戦闘決着という構成が、なかなかに秀逸。
一見ギャグにも思えますが、ここまでこの作品を読んできた者ならば、その挿入シーンが重要なのは承知の上。
また、それだけでシックス・ゲイツの人材不足を感じさせるのですから、見事です。

ところで、クルーカットに取り立てられているモドリ社長って、女性?
中年女性とはいえ、男性社長が「ンァーッ!」とは言って欲しくないし(w

直接の仇敵であるダーク・ニンジャとは決着つかず。
これはやはり、「ニンジャスレイヤー」という作品においてのラスボスは、彼ということなんでしょうね。
今後、舞台はキョートへと移りますが、そこで再び邂逅したとき、どのようなニンジャになっているのでしょうか、楽しみです。

ブラックヘイズもひっそりと生き延びていますが、彼の再登場は予想がつかないなぁ。

こうして連戦で綴られるトコロザワ・ピラーの戦いは、まるでゲーム。
映画「死亡遊戯」のようなステージ構成で、各部屋には室内とは思えないようなギミックがあり、足場を踏み外すだけでトラップの餌食になるところあたり、「ロックマン」や「忍」などの硬派アクションゲームシリーズそのもの。
それで、口絵のピンナップは16bit風なんだね(w

今までもあった表現ですが、今回特に顕著なのが、ほぼ同じ文章が繰り返される段落構成。
超スピードの戦いが繰り広げられる忍殺においては、ツイートの文字制限にも因る短い段落の連続具合もあって、まるでコマ落としの映画を観ているようなスピード感を感じさせています。
元々、こうした繰り返しの表現は古典小説の頃からありましたが、ワープロの時代になってからはコピー&ペーストが簡単になったため逆に手抜きに思われがちになるためか控えられていると感じます。
実際、ラノベなどでこの手法を使うと、そうした評価の風向きが強くなりそうですね。

509ページ目が白紙なのも、何らかの演出かと思ったのですが……

▼ ニンジャスレイヤー @ wiki 非公式書籍誤植表
p509 × 白紙になっている。(翻訳チームによると文章、挿絵が抜け落ちている訳では無いようだ。メモ用紙としてお使い下さい)

……ザッケンナコラー!ケジメしろ!(w

そして、ラオモト戦。
フジキドとナラク・ニンジャの共生関係の構築は、それこそ今ですと「仮面ライダーウィザード」を彷彿とします。
ちょうど先週は、晴人を守るためにウィザードドラゴンが身を挺するシーンがありましたしね(w
一方、ラオモトのデモリッション・ニンジャは複数フォームを使い分けるところが、平成仮面ライダー的。
ただ、各フォームごとに奥義であるヒサツ・ワザが1回しか使えないところあたりは、残機潰しなゲーム感覚かもしれません。

お互いの力もチカラも能力も全て使い果たす熾烈な戦い。
その決着が、新たな戦いの幕開けとなるホットな展開にも、ドキドキ。
原作者いわく、ラストシーンの3分後(w

 

さて、その他のエピソードについても、いくつか。

まずは個人的にツボだったのが、「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」。
「トランスポーター」みたいなプロの運び屋モノは大好きです。
ネズミハヤイDIIIのギミックは、同じくリュック・ベッソン脚本の「TAXi 2」を彷彿とします。

一転、バイオ系ホラーゲームのような「バイオテック・イズ・チュパカブラ」。
コズミックホラーめいた導入、ノボセ家の再登場と最終話への伏線、ナンシー=サンの覚醒。
色々と盛りだくさんのサービス回ともいえますね。

そして「トレジャー・エヴリー・ミーティング」。
ヤモト=サンとジェノサイドが、まさかの邂逅と結託。
よく考えてみれば、どちらも逃亡ニンジャなんですよね。
今までヤモト=サンと共闘した者は、ニンジャスレイヤー以外は命を落としているので心配しましたが、ジェノサイドは無事で一安心。
新章でもINWを煙に巻き、またニンジャスレイヤーやヤモト=サンとの再会することが楽しみ。


ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 3

2013年02月06日 20時15分20秒 | └ニンジャスレイヤー

晴れ渡った札幌から、ren.です。
雪祭り見物には、もってこいの一日だったでしょう。
つどーむ会場なら、午前中には丘珠駐屯地からOH-1・ニンジャの離陸も見られたはず(w

午後からは、ソロモン諸島で起きた地震による津波のニュース。
それを蹴ってまで、都内の降雪状況をだらだらと報じるのは、全国放送としてはどうかと思いましたね。
東京ローカルだけでやってくださいな。

 

さて今日は、色々あって読了が遅れたこちら。

● 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 3」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/74/7975526cbe015a49fb3e9183e249c857.jpg?random=c5db42cb46176d30949b0fa16ffbbad1

ナンシー=サン、色っぽい。
しかし、噂に聞いていたフブキ=サンの容赦ないエロ描写には負けた(w

今巻収録のエピソードは、ニンジャスレイヤー自身よりも、ニンジャ事件に巻き込まれる一般人の描写に凝ったものが多いですね。
こういう部分が詳しく描かれると、世界観に深みが増します。

企業による卑怯なクローンヤクザの入札に断固として立ち向かうノボセら評議員。
娘を失った厭世観から架空の宗教の狂信者となったアンドウ、デッカーとしての正義と信条を強く抱くシンゴ。
任侠としての矜持と誇りを捨てないヤマヒロ、ニンジャと化した弟たちを見捨てられないタロ。
けだるい学生生活からの脱却のために社会運動へと身を投じるナラキ。
恵まれない生活から逃げ出すためにウキヨエ作家として身を立てようとするアガタ。

マッポーといわれる世界の中で、それぞれが見えない明日へと這い進み、暗闇の中でなにかを掴み取る姿と、敵討ちのために全てを捨てようと苦悩するニンジャスレイヤーの姿の対比が、この荒唐無稽な物語の中にリアルを感じさせる一因となっていると思います。

今巻ではヤモト=サンの出番はありませんでしたが、こちらも人気キャラクターであるヤクザ天狗の活躍エピソードである「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」が収録されています。
全てにおいて正体不明、それでいて強い!かっこいい!わけがわからない!ヤッター!(w
彼の活躍エピソードが今後語られるかは、誰も知らない。

個人的に笑ったところ。
「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」で街の風景として、ソメン・ヌードル屋台でのデッガーと屋台シェフの会話に、映画「ブレードランナー」冒頭の有名なセリフが紛れ込んでいることでいたこと。
やっぱりサイバーパンク作品として、オマージュしたくなるんだろうなぁ。


ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 2

2012年12月05日 19時33分12秒 | └ニンジャスレイヤー

腰がものすごく痛いren.です。
寝ている間にひねったかしら。
……まさか!雪かきの疲労が3日遅れで?!
それだけは勘弁してください(w

● 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 2」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/41/90543f071691e03a58e6113463d23c9a.jpg?random=2eb83f33ef3a1ce97c277f357327e1ca

書籍化2巻。
いやぁ、やはり読んでいると忍殺語は、つい身から出るね(w
ジリー・プアー(ジリ貧)とか、チャメシ・インシデント(日常茶飯事)など、うまい言い回しに感心仕切り。

悲劇の女子高生ニンジャのヤモト・コキのエピソード、「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」収録。
やはり、人気キャラクターだけに、原作者も翻訳者も、描写やストーリテリングにすごく力が入っているように読めますね。
ニンジャスレイヤー自身のエピソードよりもジュブナイル的で、とっつきやすい部分もあります。

ヤモト=サンも、忍殺世界のキャラクターとしては、弱い部分を隠さない(隠せない)というのが魅力的。
無論、それはニンジャとしても人間としても未熟という表現でもあるのでしょうが、そこがカワイイ。
ユニーク・ジツのサクラ・エンハンスも、強さではなく美しさが表立っているところも、特殊性がありますよね。

その人気を裏付けるかのように、今巻の口絵ピンナップは、ヤモト=サンがメイン。
裏面には「ラブメンテナンス重点」の歌詞掲載。
誰か、曲をつけて歌ってくれないものだろうか(w


ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1

2012年10月13日 20時34分40秒 | └ニンジャスレイヤー

にわか雨と日差しが交互に空から降ってくる札幌から、ren.です。
韓国GP予選、ここにきてPPはウェバー。
可夢偉は13番手で苦しい立ち上がりか。

それにしても、毎度のことながら韓国GPのマーシャルは心配だ。
リチャルドがウォールに寄せて車を停めたのを、棒立ちで見送っているものなぁ。
どうも、マーシャルの小隊リーダーしか、英語が話せないような素振りも見えましたが。

● 「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1」 エンターブレイン
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/15/b4d40c3209d2f24b1f38e93f46c11c3b.jpg?random=b9d672599c11b22a0e6adcd720606319
ロゴは箔押し。

2年ほど前から、twitterで話題になった作品の書籍化。
個人的に、モニターで大量の長文を追うのは途中で諦めたので、書籍化は待望でした。

作者はブラッドレー・ボンドとフィリップ・N・モーゼスなる、2人のアメリカ人。
彼らが複数の雑誌等媒体に発表した一連の作品を、日本の翻訳チームが邦訳して、twitterに連載発表したことから人気に火がつきました。
事実である、疑問を感じてはいけない。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/21/879b372fc2fdb3222019b52b065d4067.jpg?random=61d2c3b575cdfab74fe7a006ab5b8965

そのため、表紙カバーをはずすと、アメリカのペーパーバック書籍風のデザインになっています。
これがなかなかかっこいい。
紙質の荒さも、それの雰囲気を増していますね(w

物語のあらましなどは、あまりに各所で紹介されているので割愛します。
簡単に言えば、サイバーパンクな日本を舞台にした、超人=ニンジャのアクション小説です。
知っている人は、「ゲイシャガール・ウィズ・カタナ」のゲーム世界を思い浮かべてください(w

読んでいてやはり、一番インパクトがあるのは「忍殺語」。
"国辱的"なカタカナ日本語(カタカナ英語のように、勘違いされた日本語)は、つい真似したくなること請け合いです。
事実、各所で忍殺語を目にした事のある方も多いかと。

しかし、この忍殺語は、つい、その馬鹿馬鹿しさにギャグと思いがちです。
一応、"原文"のオリエンタルファンタジーの雰囲気を壊さないという目的もあります(事実である、疑問を感じてはいけない)が、本当の目的が別にあることは明らかです。
まず、twitter発表という短文形式の投稿に合わせたというのは間違いないでしょう。

そして、もっとも優れているのはテンポ感です。
特に戦闘シーンに繰り返される「イヤーッ!」「グワーッ!」の2つの単語は、今までのアクション小説の概念を崩すほどです。
「イヤーッ!」は攻撃、回避、反撃というポジティブアクション、「グワーッ!」(女性の場合「ンアーッ!」という色っぽさ)はダメージを受けたネガティブアクションを表し、それが繰り返されるだけで、その高速戦闘の光景がありありと見えるのです。

これは、忍者漫画の大家である白戸三平さんの作品に通じるものだと思います。
彼の漫画の戦闘シーンも、台詞はほとんど無く、「ザザーッ」「シューッ」「ドーッ」という擬音だけで、壮絶な死闘を感じさせますよね。
また、石森(石ノ森)章太郎さんの得意とした、映画のフィルムのようなコマ落としの表現も思い浮かべます。
あと、ヒットとダメージを表す2つの単語で戦闘を表すという形式では、格闘ゲームを彷彿とする人もいるかもしれませんね。

また、クローンヤクザの集団などとの雑魚戦闘では、1回の「イヤーッ!」で、「グワーッ!」が大量に書き足されていくことがあります。
それだけで、一瞬の殺陣でばたばたと敵が倒れるさまを思い浮かべられるのですから、すごい(忍殺語ではなく、本当に)。
いわゆる無双系ゲームの快感を覚えさせます。

ここまでは文章についての雑感ですが、ストーリーも面白い。
いわゆる異能力バトルモノが好きな人ならば、すぐに引き込まれるはずです。
復讐と人間性の狭間で揺れ動くニンジャスレイヤーの姿は、ダークヒーロー好きの琴線にも触れるはずです。

基本的にはニンジャスレイヤーと敵ニンジャの戦いが主なセンテンスですが、それに加えて、その戦いに隣り合わせてしまったがために、自分の人生観を変えてしまう一般人の姿が特に魅力的です。
塾通いの自分に嫌気がさしていた少年、社会からも夢からもドロップアウトしてしまった男、ひょんな事故でニンジャソウルを得てしまったことから日常が崩れていく少女。
彼らにとって、ニンジャスレイヤーとの邂逅は、悲劇であり希望なのです。

 

今後、ほぼ1カ月おきに書籍化されていくようなので、今後も楽しみです。