ナショナルギャラリーはロンドンのど真ん中、トラファルガー広場に面した巨大な建物で、入場無料。しかし特別展は有料で最近は予約なしでは難しい。
娘がこの特別展 After Impressionism の予約を入れて支払いをしていたのに、この日ほかにも予約があって、キャンセルできないから私に行ってくれと頼まれた。あいにく今日は電車のスト!!昨年暮れから延々と続いている。毎日ではないから救われるけど、やってるほうも飽き飽きするのじゃないかと思える。
それでバス2回、地下鉄2回、乗り換え、片道1時間半かかっていってきた。さすが大英帝国だったナショナルギャラリーの特別展、素晴らしく写真を撮りまくって楽しんできた。
今日と明日の2回にわたって写真をのせたい。
セザンヌの静物画。やっぱり色がきれい。
セザンヌの実家のあるプロヴェンスの風景画
ゴッホの Woman from Arles ほぉぉぉ、ゴッホがこんな絵も描いていたのかと感心した。個人所有の絵。
ゴッホ(1853ー1890)が1875年に亡くなったミレーの作品に感化され、彼が亡くなる前の1月、精神病院に入院中に描いたもの。Snow-covered Field with a Harrow
ゴッホ作 Sunset at Montmajour 彼の習作の一枚。
ゴッホの亡くなる一年前1889年作、Landscape with Ploughman(農夫の居る風景)
入院中の窓から見える風景を描いたもの。この激しい色遣い、筆の運び、本当に惜しい人を早くになくされたと思う。
ゴッホ作 Houses in Saintes-maries-de-la-mer 南フランスの海岸線の家々。ゴッホがこんな穏やかな絵も描いていたことになんだかほっとする。 個人所有
デガの フォイヤーで練習中のバレリーナー達。 コペンハーゲン・カーリスベリーG所有
デガの Combing the Hair 髪をとく 有名な絵 のちにマチスが所有し彼の作品に影響を受けた。 ナショナルギャラリー所有。
ポール・ゴーギャンの Vision of the Sermon (Jacob wrestling with the Angel)説教を想像した図。
ゴーギャンは日本の版画絵を収集し、その影響でこの The Wave (波)を描いた。
ポール・ゴーギャン(1848-1903)Nevermore (もう2度と・・・しない)
タヒチの15歳の彼の妻
ペルー生まれのゴーギャンはインカの末裔と信じていた。今私が読んでいる本は 神々の指紋 というグラハム・ハンコック大地舜訳で、インカの文化や過去からの遺産の話でとても興味がある。
ジョージ・スラーの点描画。The Channel of Gravelines Grand Fort-Phillipe
31歳で亡くなったスラーの手法はポールシグナック(Paul Signac)に引き継がれた。
ポールシグナック(1863-1935)の Setting Sun、Sardine Fishing (夕日とイワシ漁) ニューヨーク・モダン・アート博物館所有
上のイワシ漁の絵の接近写。すごい点描画。
ポールシグナックのBartaud's Pine (バートウドの松)
接写すればどんなにたくさんの色が重ねられてあるかが分かる。
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