代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

真田丸第36回「勝負」感想

2016年09月12日 | 真田戦記 その深層
関ケ原本戦をスルーしたことは全く問題ないと思います。あくまで真田目線のドラマですから。  しかし、時代が煮詰まった分岐点というものは、平時とは違った時間の流れ方をするものです。一つ一つの決断が運命を分けるわけですから、その一つ一つの判断に重みがあるはずです。  何が言いたいかというと、犬伏の別れから関ケ原の本戦の敗報を昌幸と信繁が受け取るまでの約2か月間の時間の流れ方は、当人たちにとって、非常に濃密な、平時とは違った時間の流れ方をしていたはずだということです。なので、もっとゆっくり時間をかけてドラマで描いてよいでしょう。私は小山の軍議から関ケ原敗戦までで少なくとも三話は費やすべきではなかったかと思います。 . . . 本文を読む