代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

米国はフィリピンへの軍事援助を停止せよ

2007年03月30日 | 政治経済(国際)
 フィリピン国軍内外の暗殺団というのは、巨額の報酬に目がくらみ、金儲けのために実行しているだけなのでしょう。私の目には、一連の暗殺事件は、米国からの軍事援助の「予算消化活動」の一貫としか思えません。「何でもいいから対テロ戦争の成果を上げろ」と米国に要求されて巨額の軍事援助を受け取ったノータリンなフィリピン国軍が、とりあえずもっとも簡単に「成果」を出せる方法として考えそうなことといったら、イスラム・ゲリラの討伐などではなく、非武装で合法活動を行う左派政党指導者たちの暗殺なのです。さらに暗殺は左派政党の活動家に留まらず、ジャーナリストや聖職者にまで及んでいるのですからメチャクチャです。あの財政難のフィリピン政府ですから、米国からフィリピン国軍への軍事援助がなくなれば、もう暗殺者に支払う資金など独自には拠出できなくなるのです。 . . . 本文を読む