フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス《アルバ女公爵とラ・ベアタ》1795年:ラ・ベアタは篤信の女性。後ろ姿のアルバ女公爵が、サンゴの魔除けで、篤信の召使を脅かす。キリスト教と呪術の対決。ペルセウスに殺されたメデューサの首から、地中海に滴り落ちた血が珊瑚になった。
ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》1500-10年頃:当時、頭の中の小石が大きく成長すると愚かになるとされた。その石を切除するのが愚者の治療であるとは、なんという愚行。ボスは辛辣である。
ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》1500-10年頃:当時、頭の中の小石が大きく成長すると愚かになるとされた。その石を切除するのが愚者の治療であるとは、なんという愚行。ボスは辛辣である。