季節を描く

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“プーシキン美術館展:フランス絵画300年”横浜美術館(2013.8.15)

2013-08-16 19:31:52 | Weblog
 ニコラ・プッサン「アモリ人を打ち破るヨシュア」1624-25年頃:17世紀にフランス古典主義を確立したプッサンの作品。バロック様式が全盛の時代にあって、プッサンは均衡と調和を求めた。
          

 フランソワ・ブーシェ「ユピテルとカリスト」1744年:18世紀ロココの代表ブーシェ。ディアナ(アルテミス)に変身したユピテル(ゼウス)がニンフのカリストを騙し、思いを遂げる。ディアナは激怒し、カリストを熊に変える。
          
 ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「聖杯の前の聖母」1841年:19世紀前半、アングルは、ダヴィッドの新古典主義を継承。ドラクロワらのロマン主義に対抗。
        

 ウジェーヌ・ドラクロワ「難破して」1840-47年頃:産業革命が市民階級を生み出す。絵画が王侯貴族の独占物でなくなる。ロマン主義は絵画で個人の内面を表現した。
     

 ピエール=オーギュスト=ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」1877年:ルノワールの印象派時代の最高の肖像画。女優は10年後、33歳で亡くなった。
     

 アンリ・マティス「カラー、アイリス、ミモザ」1913年:野獣派の奔放な色遣い。ピンクのカーテンが印象的。