季節を描く

季節の中で感じたことを記録しておく

“プラド美術館展”三菱一号館美術館(2015/10/29)

2015-10-29 21:22:32 | Weblog
フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス《アルバ女公爵とラ・ベアタ》1795年:ラ・ベアタは篤信の女性。後ろ姿のアルバ女公爵が、サンゴの魔除けで、篤信の召使を脅かす。キリスト教と呪術の対決。ペルセウスに殺されたメデューサの首から、地中海に滴り落ちた血が珊瑚になった。


ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》1500-10年頃:当時、頭の中の小石が大きく成長すると愚かになるとされた。その石を切除するのが愚者の治療であるとは、なんという愚行。ボスは辛辣である。

“アート・オブ・ブルガリ、130年にわたるイタリアの美の至宝”展 東京国立博物館(2015.10.2)

2015-10-02 20:39:55 | Weblog
「『セルペンティ』ブレスレットウォッチ」ゴールド、エメラルド、ダイヤモンド、1970年頃:セルペンティはイタリア語で蛇。英語では“serpent”。蛇は、生命・英知・永遠のシンボル。綺麗な白蛇の時計。


「ネックレス」ゴールド、エメラルド、アメシスト(紫水晶)、ターコイズ(トルコ石)、ダイヤモンド、1965年:緑、紫、水色でおとなしい感じ。抑えられた金とダイヤモンドが華麗さを加える。