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「伝千手観音立像」重文(9世紀)観音寺(長浜市木之本町黒田):大きな仏様である。表情は厳しく、体躯はがっしりしている。黒田は軍師官兵衛の黒田家発祥の地。千手観音は「千手千眼」であり、千本の手のそれぞれの掌に一眼をもち、衆生を漏らさず救済する。18臂の准胝(ジュンテイ)観音(シヴァ神の妃ドゥルガーが前身)ではないかとも言われる。
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「馬頭観音立像」県指定文化財(13世紀)徳円寺(長浜市西浅井町庄):馬頭観音は忿怒相なので、馬頭明王とも呼ばれる。悪と煩悩を破砕する。頭が馬のものと,馬の頭飾りを戴くものがある。馬に化身したビシュヌ神が前身。
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なお六観音とは、聖(ショウ)・千手・馬頭・十一面・准胝・如意輪観音で、それぞれ地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道を救う。