季節を描く

季節の中で感じたことを記録しておく

“恩地孝四郎展”国立近代美術館(2016/2/18)

2016-02-19 19:45:56 | Weblog
恩地孝四郎(1891-1955)は、日本における抽象美術の父と呼ばれ、木版画近代化に貢献した。
いずれの作品もユニークで魅力的だった。

『音楽作品による抒情』シリーズが、もっとも気に入った。
《ドビュッシー「金色の魚」》(1936):色と形の向こうに、心のうちの感情。その向こうに、その感情を呼び起こした音楽が思い起こされる。


虫や魚に向ける目が、優しい。
《春の譜》(1944):芋虫とテントウ虫がかわいい。 

戸栗美術館 “鍋島焼展” 2016/2/04

2016-02-05 08:30:40 | Weblog

17世紀初頭、佐賀・有田に伊万里焼が誕生。その技術を発展させ、17世紀中頃に鍋島焼が創出された。

「色絵十七櫂繋ぎ文皿、鍋島、江戸時代(17世紀末~18世紀前半)」:櫂のがらが珍しいお皿。見ていて楽しい。


「色絵壽字宝尽文八角皿、鍋島、江戸時代(17世紀末~18世紀初)」:宝尽くしは、いつ見てもめでたい。隠れ笠・隠れ蓑、丁子、 宝珠、打ち出の小槌、金嚢(きんのう)・宝袋、宝鍵(ほうやく)、巻物、軍配、分胴、七宝or花輪違いなど。


「青磁瓜形香炉、鍋島、江戸時代(18世紀)」:おいしそうな瓜。色が美しい。