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“『百段雛まつり』~九州ひな紀行~展” 目黒雅叙園(2014.2.4)

2014-02-08 19:28:19 | Weblog
筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門の旧邸(福岡県飯塚市)で例年飾られている約500体の「座敷雛」。賑やかで楽しい。


日田市のおきあげ雛。筑後川上流域で親しまれていた庶民のひな人形。羽子板の押絵のようなお雛さま。不思議な感じ。


「天領日田の享保雛」と「うすき雛」(大分)。天保の改革のころ、質素倹約のため臼杵の町の者たちは、「紙製のお雛様」(「うすき雛」)しか飾ることが許されなかった。


柳原白蓮が愛した人形「みどり丸」は不気味な存在感がある。柳原白蓮は伯爵の娘。最初の結婚の破綻後、27歳で、伊藤伝右衛門と再婚(一種の政略結婚)。しかし伝右衛門との結婚は幸福でなかった。白蓮は、新聞記者・社会活動家の宮崎龍介(宮崎滔天の長男)と出会い彼のもとへ走る。そして伝右衛門への公開絶縁状を新聞紙上に発表。伝右衛門は侠気があり白蓮を姦通罪で訴えなかった。白蓮は、その後龍介と結婚、81歳まで生きる。

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