藤城清治さんの影絵を観てきました。
福岡市博物館にて 【藤城清治 光と影の世界展】 開催中。
4月17日 90歳の誕生日を迎えられました。
今回の展示会は、卒寿記念となります。
アリスのハート
藤城清治さんは、日本における影絵作家の第一人者。
以前、東北の震災の悲惨さを伝えたい。と、
現地におもむき、現地をスケッチし、影絵制作されておられる姿を
テレビで拝見しました。
影絵の紙をくり抜くため手ににぎられているのは、なんと小さなカミソリです。
カミソリの刃を直接にぎり、下書きにそって、穴を開けていかれます。
とてもとても驚きました。
デッサンした対象の気持ちになって紙をくり抜いていく。のだそうです。
カミソリは多い時には一日200枚も消耗するのだとか。
「仕事や絵を描くという感覚で影絵を作っているのではなくて、自分が生きている、呼吸している感覚。呼吸をやめたら死んじゃうわけで、それと同じ。」
と語る藤城さん。
藤城さんにとって“影絵は人生そのもの”なのですね。
福島原発を描く
福岡での展示は
大宰府や博多祇園山笠など、ご当地ものを加えて
なんと、300点の作品。
一歩、会場に入ったとたん
光と影の世界に迷い込んでしまいます。
藤城さんは、戦後まもない頃、絵の具がなかなか手に入らなかった時に、
影絵に出逢いました。
「影絵なら、絶望にうちひしがれた人々の心に灯りをともすことができるかもしれない。」
そういう思いが、影絵作りの原点となったそうです。
「太陽、月、ろうそく・・自然の光があれば、きっとなんでも表現できる。」
数百色のカラーフィルターを操りカラフルで美しい作品たち。
どの作品も繊細で、感嘆の嵐。
その色とりどりの作品群の前に
まず、並ぶのは、初期のころの白黒の作品たちでした。
その中でも、一番印象に残ったのは、
月夜の道
“月夜の道”とう作品です。
月の光に照らされて伸びる長靴の影。
この長靴はどうしてここにひとりぼっちなんだろ。
どんな女子がはいてたんだろ。
作品から目がはずせませんでした。
藤城さんは、こびとがお好きなんだそうです。
作品に数多く登場すます。
猫などの愛らしいモチーフ。聖書の物語。童話の世界。綿密な風景画。
幅広い世界が広がっていました。
月光の輝き
影絵にする前の段階
そのデッサン、下絵の段階から、藤城さんはもう生命を吹き込んでおられます。
そう、感じました。
福岡の街や九州のスケッチが、数点展示してあったのですが
鉛筆からこぼれる息吹き。
深く、感銘を受けました。
[会場]福岡市博物館
[開催期間]2014年3月21日~5月11日
~~藤城清治の作品を映像や印刷物で見ても、雰囲気や思いは伝わりません。
自分の目で本物の光の絵を見たとき、日常とは違う世界へと入り込み、一生の贈り物となります。
神秘的な光と静寂の影によって自然の美しさ、生きとし生けるすべてのいのちの尊さを描くと同時に、人生をも描き出すその作品は、まさに“光と影の祈りの芸術”です。~~
【藤城清治 光と影の世界展】のちらしより。
藤城清治 光と影の世界展4月18日鑑賞
福岡市博物館にて 【藤城清治 光と影の世界展】 開催中。
4月17日 90歳の誕生日を迎えられました。
今回の展示会は、卒寿記念となります。
アリスのハート
藤城清治さんは、日本における影絵作家の第一人者。
以前、東北の震災の悲惨さを伝えたい。と、
現地におもむき、現地をスケッチし、影絵制作されておられる姿を
テレビで拝見しました。
影絵の紙をくり抜くため手ににぎられているのは、なんと小さなカミソリです。
カミソリの刃を直接にぎり、下書きにそって、穴を開けていかれます。
とてもとても驚きました。
デッサンした対象の気持ちになって紙をくり抜いていく。のだそうです。
カミソリは多い時には一日200枚も消耗するのだとか。
「仕事や絵を描くという感覚で影絵を作っているのではなくて、自分が生きている、呼吸している感覚。呼吸をやめたら死んじゃうわけで、それと同じ。」
と語る藤城さん。
藤城さんにとって“影絵は人生そのもの”なのですね。
福島原発を描く
福岡での展示は
大宰府や博多祇園山笠など、ご当地ものを加えて
なんと、300点の作品。
一歩、会場に入ったとたん
光と影の世界に迷い込んでしまいます。
藤城さんは、戦後まもない頃、絵の具がなかなか手に入らなかった時に、
影絵に出逢いました。
「影絵なら、絶望にうちひしがれた人々の心に灯りをともすことができるかもしれない。」
そういう思いが、影絵作りの原点となったそうです。
「太陽、月、ろうそく・・自然の光があれば、きっとなんでも表現できる。」
数百色のカラーフィルターを操りカラフルで美しい作品たち。
どの作品も繊細で、感嘆の嵐。
その色とりどりの作品群の前に
まず、並ぶのは、初期のころの白黒の作品たちでした。
その中でも、一番印象に残ったのは、
月夜の道
“月夜の道”とう作品です。
月の光に照らされて伸びる長靴の影。
この長靴はどうしてここにひとりぼっちなんだろ。
どんな女子がはいてたんだろ。
作品から目がはずせませんでした。
藤城さんは、こびとがお好きなんだそうです。
作品に数多く登場すます。
猫などの愛らしいモチーフ。聖書の物語。童話の世界。綿密な風景画。
幅広い世界が広がっていました。
月光の輝き
影絵にする前の段階
そのデッサン、下絵の段階から、藤城さんはもう生命を吹き込んでおられます。
そう、感じました。
福岡の街や九州のスケッチが、数点展示してあったのですが
鉛筆からこぼれる息吹き。
深く、感銘を受けました。
[会場]福岡市博物館
[開催期間]2014年3月21日~5月11日
~~藤城清治の作品を映像や印刷物で見ても、雰囲気や思いは伝わりません。
自分の目で本物の光の絵を見たとき、日常とは違う世界へと入り込み、一生の贈り物となります。
神秘的な光と静寂の影によって自然の美しさ、生きとし生けるすべてのいのちの尊さを描くと同時に、人生をも描き出すその作品は、まさに“光と影の祈りの芸術”です。~~
【藤城清治 光と影の世界展】のちらしより。
藤城清治 光と影の世界展4月18日鑑賞
たまたまこの方の美術展がやってて
光と切り絵のアートに見せられました
ものすごーく繊細で 光と色の演出が素敵だった
はなこころしゃんも魅せられましたね♪
小人さんが確かにたくさんでてきますよね
夢のある美しい作品たち癒されますよね
実は私も 奈良県立美術館で 見せて頂きました
ブログをたどると 行ったのは 2012・5・16でした
その後 期間中に 友人に付き合って再度・・・
ちらしにあるように 映像や印刷物では伝わりませんよね
小さなカミソリを直に握っての作品素晴らしいですね、
実際に見てみたいです、
でも、ラッキーなことに、昨年那須高原に藤城清治美術館が出来たんです。
うれしい春になりました。
藤城さんと同い年の母を連れて那須高原に行ってきます。
ちなみに、オバQ世代ですが、ケロヨンは知らなかったです。
もう影絵というジャンルを飛び越えた独自の世界ですね^^
したっけ。
子供の頃、絵本で見たのかな???
記憶は確かではないけれど、小さい頃から藤城さんの絵、好きでした。
先日テレビでやっていましたね。
かみそりですばやく切り取っていく作業、見ました。
それから東日本大震災の切り絵を作られているところも。
是非見たいと思いました。
ブログ画面でこのすごさが出るなんてすごい
ですね。
山下清展での感動を思い出しました。
大人になった今見ると胸がキュンとします。
去年、那須の方にミュージアムがオープンするというのを知って行きたいなぁ。。。と思ってました^^
ずっと見ていたいですね。
行かれたんですね。
さすがです。
いいな~。
あ。。。私も震災後の福島に足を運び、スケッチしている姿をテレビで拝見しました
福島原発を描いた作品は、これまでの夢のあるメルヘンの世界とはまったく違う
厳しい現実を描いていますね
新しく生まれ変わった(?)藤城清治さんの世界も素晴らしいと思います~
はなこころさ~ん♪ 実物を見られたなんて羨ましい
茨城でも展示会♪ 催してくれるといいな~(笑)