うつむいて、可憐に咲く
色とりどりのクリスマスローズが、いま、我が家の庭で満開です。
≪はずかしがりや≫
前々から、不思議に思っていたのですが、
クリスマスの頃に咲かないのに、なぜ
クリスマスマスローズというのでしょう。
クリスマスローズは和名で、原産地ではヘレボルス・ニゲルというのだそうです。
(ヘレボルス・ニゲル→キンポウゲ科のクリスマスローズ属)
この原種のヘレボルス・ニゲルが原産地では、12月のクリスマスの時季に咲くのです。
最初に日本にやってきたとき、
ヘレボルスという名前よりは、クリスマスローズという名前の方がいいのでは!
ということで決まったのだとか。
ですから、命名は、販売側の方なのかな。
また、交配種のオリエンタリスはイースターの前(レント)2~3月の早春に咲くことから、レンテンローズまたはハルザキクリスマスローズと呼ばれていましたが、
今はすべてクリスマスローズで販売されているのだそうです。
クリスマスローズの花言葉は、
「追憶」
「誹謗」
「慰め」
「中毒」
「悪評」
「私を忘れないで」
「私の心をなぐさめて」
「私の不安を取り除いて下さい」
「スキャンダル」
花言葉の発祥は、17世紀頃のトルコなのだそうです。
トルコでは、文字や言葉ではなく、"花に思いを託して相手に贈るという風習"があったそうです。
これが、ヨーロッパ中に広がり、各国でその花のイメージなどから花言葉を作り出してきました。
そして、日本には、明治初期頃、イギリスを中心に西洋から伝わったとされています。
植物園などにお話を伺ったところ、花言葉には、決まりがなく、誰が決めたと言えるものではないそうです。
色々なところで言い伝えられたり、日本では、花に携わる人たちが、その花に合った言葉を考えるなどして広がっていきました。
例えば、ヨーロッパでは、花言葉は『神話・伝説にまつわるものが多い』そうです。オランダから日本に伝わった花の一つに'チューリップ'がありますが、花言葉=「愛の宣告」「魅惑」です。
これは、オランダの伝説がもとになっています。美しい娘が、同時に3人からプロポーズされ、一人だけを選べずに、自分自身をチューリップの姿に変えてもらったという話。そこからこの花言葉が生まれたと一説には言われています。
一方、日本では、『季語、四季に合わせ、花の特徴(色・形など)を捉えたものが多い』そうです。
古くから日本で親しまれてきた花の一つに'椿'(季語:春)("椿"は国字で春に花を咲くことを表す)がありますが、花言葉=「控え目」「気取らない優美さ」です。
由来は花に香りがないことからのようです。
このように、日本では、花の様子を重視した花言葉が多いそうです。
花言葉からも文化の違いが感じられますね!
以上、説明文は、
トクする日本語より。(いつもお世話になっています、ありがとうございます。)
≪せなかポカポカ≫
クリスマスローズの花言葉も
国々で、違ってくるのでしょうか。
うつむいて咲く姿からは
「私を忘れないで」
あたりが、ぴったりなような気がします。
ところで
≪クリスマスローズの花たち≫
年々、花芽が小さくなっているように思います。
肥料?ですか。株分けしたほうがいいのでしょうか?
どなたか、ご存じですか。
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