あの、万城目学さんの小説「偉大なる、しゅららぼん」の映画化です。
珍しいお名前ですよね
まきめって、おっしゃるのですね。
あの「鴨川ホルモー」しかり、
あの「鹿男あをによし」しかり、
あの「プリンセス・トヨトミ」しかり、
ほほう。万城目作品のジャンルは、ファンタジーなんだあ!!!
解説
・・「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」などの人気作家、万城目学の小説を原作にした異色作。琵琶湖周辺を舞台に、不思議な力を持つ一族の跡取り息子と彼のお供をする分家の息子が世界滅亡につながる大事件に挑んでいく。万城目原作の映画化作品に出演経験のある濱田岳と岡田将生がダブル主演を務め、主人公コンビを快演。摩訶(まか)不思議な物語に加えて、深田恭子、貫地谷しほり、佐野史郎ら、奇怪なキャラクターにふんした豪華共演陣が繰り出す怪演も見もの。
あらすじ
・・琵琶湖のすぐそばの町・石走で、先祖代々不思議な力を継承してきた日出一族。その跡取りで最強の力を誇るとされる淡十郎(濱田岳)は、高校生でありながら住民からあがめられる殿様のような生活を送っていた。そんな彼のもとへ、分家の涼介(岡田将生)が力の修行をするために訪れる。淡十郎と同じ高校に通うものの、彼とおそろいの真っ赤な特注制服を着せられ、従者のように扱われる涼介。そんな中、日出一族と対立する棗一族の広海(渡辺大)とのトラブルが勃発し、それが世界の運命を揺るがす事態に発展する。
本作品の主な舞台となる架空の町「石走(いわばしり)」は、近江の枕詞「石走る」に由来するのだそうです。
万城目さんは「上手くなると、どうしても乱暴な側面がどんどん消えていってしまい、それが何となくよくない」と考え、デビュー時の作風に立ち返り、「文章にしても構成にしてもちょっと荒っぽく、そんなにきちきち決めずにやってみよう」という思いで書かれた意欲作の、満を持しての映画化。
奇想展開なストーリー、軽快なセルフ、
壮大なスケール。なのに、よくよく考えるとくだらなくて笑える。
キャラが濃すぎる。なのに、なんだか調和している。
その世界観は「マキメワールド」と称されます。
その世界観に、淡十郎役の濱田岳くんは、どんぴしゃ、はまってましたねえ。
小太りに設定されている淡十郎を演じるため、十キロ体重を増やしての好演だったそうですよ。
加えて
淡十郎の姉で最強の力を持つグレート清子、涼介の師匠でマイペースの濤子、物忘れが激しい船頭の源次郎にどこか怪しい校長先生と、奇怪なキャラが次々に登場し、飽きることは、ありません。
ってか、
この3人は、絶対に、15歳には、見えないしぃ(笑)
渡辺 大(わたなべ だい、1984年8月1日~30歳)
濱田 岳(はまだ がく、1988年6月28日 ~26歳 )
岡田 将生(おかだ まさき、1989年8月15日 ~25歳)
不思議な力に対する葛藤と、本当の力とその意義を問うこと。
非日常とは、日常のすぐそばに存在するものなのかもしれない。
不自由さから自由へ向かう勇気。
さながら、これが物語のテーマなのでしょうか。
さて、
「しゅららぼん」という言葉の意味は!?
最後、わかった瞬間、「ああ・・・。」と、思いました。
はい、「ああ・・・。」です。
あ、
言いません、言いません。
観てのお楽しみ~。
偉大なる、しゅららぼん3月9日鑑賞
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