速記掲示板 その千百四

ロシア、武器庫博物館、収蔵品
この、武器庫博物館、の運営は設立から始終、トゥアウリュが往く大通りから曲がる事、僅か二通り目店舗が浴びる景気が所以だった。
裏社会への接近意欲など、一切、知らずべし、を配剤され続けている。
この画像、現物は製造されし模造品だった。
原型品は、ポーランド南部へ転送されている。
画像、九割五分と酷似している。
原型品の機能、及び転送目的は、謎。
殺傷機能は無し。
この拳銃、二十五丁はまずベルリンBerlin、へ移送されドイツ人医師による検分に処される。
“皆目、意味不明”、が感想。
そして、モスクワМосква、のトゥアウリュ支配倉庫へ移送され、一丁が博物館司書の書斎へ届けられる。
この人物の周囲に立つ人材は、“機能を追うが為に、製造工程の再現を努力すべし”との決断を、実践せしめられる恥を、言い負かされし敗北者、と認めない。
この無機能拳銃の製造と転送は、余事象だった。
ついでに、起きてしまった、生えてしまった毛だった。
この武器庫博物館、収蔵品は現在、全てが地球人製だが、製造の前、これに必要な、何らかの業界への斥候意欲の正当性を唱えいくには、無数の挨拶回りを要している。
これらとは、人間による作為配剤は、どこの国でも不可能。
国、歴史、企業、政務上判断、これらにとっての、思春期上、大真剣動態が、挨拶回りが見惚れる男子。
武器庫博物館には、何も知らせずのまま、収蔵品の製造を、実現していたのは、トゥアウリュ、対ベルリンBerlin、攻略政務だった。
ここの収蔵品全てとは、トゥアウリュが製造意欲を確保している。
月圏文明品目との接点はベルリンBerlin、及び、ここへの往路に無数に点在しており、ベルリンBerlin、を攻略するとあらば、月品目を咀嚼すべし、との咬合力を求められていってしまう。
この時、頭部にとってのそうした謎の知的咀嚼に当たる、青年は一人として不在だった。
パリ発の物流が、既に重い。
やおら、意味不明な無能拳銃が届く。
これへ、疲労を吐露しつつ、逃避、慨嘆しいく。
これは、出来なかった。
無思考のままなる、現物、当該重量を、どこぞへ陳列していく。
さすれば、ある時、弾かれるは、大撃鉄。
裏、表社会の間の、たが、が外れる。


“橋を渡る際は、馬車両を二、または三分割していた。
千五百九十八年から、千六百二十四年までの期間、モスクワМосква、中心から郊外にかけてを、模式図、八割段階以上、の馬車両が走っていた。
道を、無理矢理、通っていた。
時折、両端が道の左右、斜面に漏れる事はしょっちゅう。
その度に、中の乗車中者は体が斜めに傾く。
飲料は机に置かずべし。
遠方への旅路は、二十年、三十四年、九年をまたぎ、エカテリンブルグЕкатеринбург、へ向かうべく、カザンКазань、近くの川を避け、まず北へ向かっている。”

エカテリンブルグЕкатеринбург、ええへ向かいしは十四、へ分割されし後半の馬車両の内、三馬車両だった。
千六百二十八年から分割は始まり、千六百三十二年から三馬車両は動き始めている。
前半の馬車両は退役を余儀なくされる。
使いどころが、無かった。
モスクワМосква、郊外の自然食品店、フクスヴィルルВкусВилл、に存在せし格納庫へ収容される事百四十年の後に、月文明との親和により発展を暖かく抱かれ続けしドイツ工業の自信作、ドイツ製爆薬により爆破される。
分割されし馬車両の行き先に画一性は無く、それぞれ。

ドイツ工業、ドイツ医学、月文明、トゥアウリュ、パリ物流品目の関係は以下。
ドイツ医学は月文明品目を知っている。
トゥアウリュは月文明品目とパリ物流品目をベルリンBerlin、とライプツィヒ Leipzig、に融通している。
この状態により、ベルリンBerlin、の与党政経力を統御する学者とのベルリンBerlin、全権者はようやく、知性が安堵を知る。
即ち、ドレスデンDresden、を眺望し、そこの住人を人として、数え始めなさる。
安堵以前、ベルリンBerlin、はドレスデンDresden、を機能収奪対象として見ていた。
ベルリンBerlin、全権者は、人、物、機能の間の結節を、御頭部の内にて、あまりに克明に穿っておられた。
全権者にとっては結節との隣家屋との境の観念を緩めるとは、即ち、安堵の時らしかった。
逆もまた然りだった。
トゥアウリュへの支払い、今回分を済ませているが、月文明品目とパリ物流品目の納入具合は目下、以下。
ドイツ医学は堂々と好奇の顕微鏡視線を、月文明品目に突き刺しいく。
ベルリンBerlin、にはこの学者と同類の人間が、わんさか居た。
故に、ドイツ国内では、ベルリンBerlin、にとってのドレスデンDresden、価値市が、定期的に、地下放置される期間、これに根差す固着衝動の強さは、人間的自然診断に処されず続けだった。
地下放置とは、機能を発揮せずならば、文明人として見られずべし、との政治主張を唱えせしめようとする。
ドイツ工業は、ドレスデンDresden、価値市、無数がこの政治主張を唱えようとする際に、所以は何らか、らしき硬質安堵を定期的に知る政治家の執務室の存在を確信していた、が妊娠中診察結果だった。
政治主張と、政治家にとっての硬質安堵、これらの淵源はいずれであったのか。
ドイツ医学、月文明、トゥアウリュ、パリ物流品目の内。
“人間が何かを素晴らしいと感じている、との文明にとって無機能なる間抜けなひと時”ではないだろうか。
ドイツ工業はベルリンBerlin、価値市の政治家にとっての硬質安堵の存在を認識していた。
政治家はドイツ医学の発展ぶりと、対トゥアウリュ経理を鋭敏識別していた。
政治主張は、ドイツ偏在なる、機能絞り取り思考人により、発生せしめられていた。
硬質安堵は、絞り取りし機能を使用する執務室を現場として発生している。
硬質安堵は、月文明品目、パリ物流品目、トゥアウリュへの支払い済み感慨を要している。
ドイツ工業はドイツ医学と距離を置きながらも、ドイツ医学をまぶたの内の稚児として見守る、ベルリンBerlin、政経全権者の安堵を、乳母うば、として頼っていた。
トゥアウリュがベルリンBerlin、へ融通してくる重量物掲揚重機、月語、工場組織への言及図面といった工業知性刺激品目、大量点数によるドイツ人科学者への、衝動刺激功利はドイツ工業の実際発展係数としては、首席から遠き次席だった。
在りはしているが、直接的支援性が極めて微量。
首席、これはベルリンBerlin、政経全権者が定期的に周囲に、確実に、ぶり撒く安堵だった。
周囲の者はその所以を憶測するとして、ドイツ純正医学の安定的発展を挙げるが、その他の候補は無し。
ドイツ人医師が集う医学会議後の懇談会に出される、
パリの上級酒と
ベルギー産ワッフル、
パリ産コニャック入りチョコレート、
フランス南部ブリーヴ=ラ=ガイヤルドBrive-la-Gaillarde、産クッキー、
パリ、月の着意を模したるロンドン産ゼリー菓子、
オルレアンOrléans、金星着意を模したるロンドン産ゼラチンクッキー、
ジェノヴァGenova、産マンゴーグレープフルーツゼリー、
グレープジェラートアイス、
霜降りバニラ、
これら甚大卓効也。
ドイツ医学、これの辺縁系に対するパリ物流品目の直結功利事実、これへの確信とはベルリンBerlin、政経全権者、一人にとっての頭頂部用雷撃。
“最新の医学知見の拡散性への貢献度、甚大なるはパリ発の菓子、酒。
これ下品也、と罵る輩は、知性者に非ず、との成文を編みしはまず我。
これらは、人に医学を伝えいく、血液。
誰が、罵ろうかかくなる厳正功利を。”
ドイツ医学以外なる、安堵への貢献因子をドイツ人は思い付かずだった、と言えた。
ドイツ医学、月文明品目の接点地は顕微鏡視野の中のみにて、貢献を知るは医師との、非政治家のみ。