青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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速記掲示板 その千六十七

2023年06月01日 19時13分46秒 | 投稿

九文字しか送受信不可能な電報が二十六機存在しており、送受信性能と形象により、系列化が可能だった。
この電報は、人間による言及を極めて嫌う形象をまとっており、一見、不快極まる、軽薄な、黄土色だった。
火花状の星が大小、縁で踊る、王冠。
使用の度に、一週間から十日程度、意味不明な記号を、系列上、隣二つの機器へ送信してしまう。
この期間、当該二機器は受信後に在るべき、受信事実を全く信用されず。
この点と、短文性能を理由に、この系統の電報は利用を避けられていた。
望まぬ迷惑を、及ぼし得る事態を、極力回避したい、がこの電報の利用事態だった。
モスクワ周囲、三百から五百キロ圏内の物流上要衝地に、二十六機は据え置かれていた。
千六百四十年から七十年にかけて、僅か二十度以内、が利用回数だった。

送信操作後、一定時間が過ぎ、中継器振る舞い機をどれか探し、そこで人間による転送許可操作を待つ。
時折、もう一度、中継器振る舞い機をどれか探す場合がある。
月語、二行文章のみが送信可能量。
四機の電報諸元は以上であるが故、残念がられていた。
高速さへの意欲が、人間身体への期待により、断裂していく、と。

本機と一四機、二十六機、四機、これらとの電報系統は全て、送信先機器を、指定可能だった。
送信操作時に、月語の数字を入力すると、これに対応する機器が送信先として指定される。
受信時は、送信元を知る事が出来る。
月語の、芳名形容、“いと猛々しき、無音量声帯にして雄弁なる政治家受けるは重量勲章、より”。
月語文字の形象で、送信元機器を特定していた。

調理器具は全て、現在は存在しない現物である、パリの高級料亭への納入品だった。
調味料は、パリの高級料亭への納入元の卸屋が出自。
イタリア、ポルトガル、マルタの一級品、胡椒、塩、岩塩、バター、オリーブ油、手で割る調味料、ポルト産麦煎餅、これらがそこに並んでいた。


底では、銀色の三角形、大きさは上と下が四対五が、頂点のみで小さな長方形を描き、そこで、接吻中。
二糎の厚さの三角形が無い左右は、空白。
月語が載る円形は、銀製の棒、左右から斜めで殺到群の先端。
薄い緑色の画面、縦三・八糎、横二十三糎が文字群の上に立っており、ここに濃い緑色の月語が表示されていく。
三行が表示可能。
ベルリンの月製品目専用倉庫に転送されし、電源内蔵型月語タイプライターの内、十七機については、馬車群で東西、長距離を疾走し続ける。
記憶媒体を受け入れる口が有り、これを装填時に出力する月語を記録可能だったが、記憶媒体は近くに存在しておらず。
月語理解者にとっての、思考克明化が専らの利用法だった。
モスクワの政経上書類倉庫に二機、が保管されていたが、これらを含む十七機にとっての政治的生命上の不安を最大限、鎮撫するが目的であり、二機が利用される事態は無く、始終、十七機全ては、東西を疾走中、との言及が相応、らしかった。
千六百年台、の二十年間、が十七機の活躍時期であったが、利用頻度は高くなし、だった。

テレビ、も東西を疾走していたが、映らず、映像による興奮による知性による夜の時が論外視され、倉庫で揺れ続け、性的笑徳を高しめるのみ。

月語表示の電卓も、危険視され、接近はされず。

紙媒体上情報読み取り後遠隔送信機は、電報とは異なる捉えを浴び続けている。
紙への、欲望練り込み、との菓子を、機器の周囲に透明偏在させいき、何者かに、販売役を担わせいく事になる、と。
月語との難解言語、そしてその使用条件を、使用への査問官として雇う電報に非ずである、紙情報遠隔送信機には、接近への懸命検討者への、知的惜別法との崖は無し。
角度緩い、人を誘う、純白の坂道。
新婦、華やぎとの結婚式場の花道。
これは、情報の遠隔送信必要事態との、峻厳さを、時を経て、犯しいく。
かくなる、指摘可能性についての言及可能性を即座に襲うは、人倫視野上の追いすがり。
何でだよ、いいじゃないか、文明上功利を急いで拡散する為にはいいじゃないか、と今考えている理由は何でだよ、俺それを分からないのは何でだよ。
紙媒体による、情報の遠隔送信への期待は、人間青年を幼稚さと頭部にて、結婚式を挙げさせいく。
人倫視野は、物事を分からずである幼児の肉体へ、素早く電話する。
この性質は、云われずが常。
人間を、幼稚に、至らしめゆくのみ、であるが故。
故を、明かす事は、時に、路上での頭部開放、医療手術の偏在化を意味する。
文明は大被害を受ける。
脳を、指でいじりつつ、何で、何で、と構造を聞きほじる図絵の流出を、止め得ずであったならば。
脳を触ったところで、知性を収奪し、増量したりはせず。
固体印象にて厳然と存在する利器、利便性への明晰識別のみが、他者への高速配給手腕への到達を許容し得る。
明かさずべし。
まだ幼き青年、小国の新聞記事への興奮にて突如大量勃興と、月製長身銃への果敢吟味を招来するのみ。
自己人生を支配すべし、なる理想的知的興奮へ言及せし文章による、四肢断裂被害者を。

電話については、長い議論がまつわっている。
存在を、千五百六十年台から、ベルリンにて、知っていた。
能動的利用回数は、皆無だった。
宿泊先自らが認識した急ぎ事態へ、旅館の幹部が対応すべく電話を使用するが、入手された情報が、傍に立つ者へ、空気伝達していった、との事例なら多数発生している。
電話は、人間を左脳と、要り用認識の間、まごついた顔と四肢を素朴に繋ぐ、胴体に貶めようとする力の君臨力が強い。
力の君臨力の強さを、初期より捉える者へは、力の強さが、功利を通じ、素早く、意識へ浸潤していく。
力が強い、と捉える者には、力の君臨力がいずれ襲いいく。
耳骨じこつ、周囲を、多弁気味会話を過ごす人間の言語は識別出来ず。
これが事の根源也。
これを、人間は電話利用機会を通じ、自己嘲笑の題材に資せず。
電話の内部に満ち仕える、高度機能、人間耳骨への挑戦者が、それを許さず。
電話は、無利用時の無言状態から、人間に多弁機会をもたらそうとする、利便性の高速さを、人間に、面倒な知的論述題材に晒しいこうとせず。
またその故を、人間に、知的論述題材に晒しいかず。
即ち、電話は利便性を通じ、何も分からなくする、を人間頭部へ注入しいく、と指摘可能。
電話を、近くに置くとなれば、人間の手足は溶けいく。
胴体のみとなった後は、電話由来の利便性に頼りいこうとせずであっても、電話近傍政経者に可能な、胴でのうねり仕草、飴玉を求めいく大蛇を真似いく事になる。
この仕草は、必ず周囲大気に関する寒暖感覚支配脊髄を攻略しいく。
馬車内の温度をもっと上げいくべく、薪を燃やしくべく、給仕の民生視野を、菓子の喫食快楽へ誘いいくべくの、無意味に柔和な会話人への、変貌を招来しいく。
この下りに、明晰識別は不介在。
かくなる事態は恐らく、無指摘。
なれば不介在は、明晰識別、大量妊娠に向けての、厳冬の村、暖炉前で小刀を持つ青年、その克己を求めいく季節を招来しいくであろう。
小刀と青年は、指の怪我の両親。
我らは、これを無言にて忌避する。
要らんのだ。
いかんのだ。
季節招来推移と、既に形成されたる明晰識別、恒常維持意識満つ、馬車内の相関は、春の村の青年の頭部、突如携帯電話気取りをもたらしいく。
我らの物流、破裂事態也。
こうして勃興しいく無数の小国群は、軍閥の割拠を、横暴検分官吏を、農民への搾取を無数に妊娠しいく。
許されん。
暖色なる識別機会へ、疾走しいく、無識別馬車群、何か真っ当な事を理解していこうとの旅行中、武装部隊などを。
何が、待つ。
その頭部共は、現在、毎瞬、何も論述出来ず続け。
未来のいつかに、多分、それが出来るだろう、と思われる、との表情は携帯中武器により、強気印象。
明晰識別、不介在事態は、人間文明の脳内に、大出血をもたらしいく。
かくなる医療診断は、官民観念をまたぎまくる故、云えず。
口語言及を始め、大気を高速で走る情報利益提供利器に対し、人間は、いかなる党派に身を置こうとも、ただ一人にて孤独で、明晰識別、下品なる頂上到達主張の時へ勤しまねば、ならないのだ。
人間は温暖大気室内を他人と歩くのみで、頭部を融合させていく、との被害への恐怖を感じずとも良し。
故に。
一人が、既に胴と融合済みである自在四肢と共に、文明利便性が満ちる室内を歩いていこうとする意志を、実現しようと、既に在るなら。
モスクワ周囲、三百から五百キロ圏内の物流上要衝地が狙われ転送されし、重力と人間認識間の誤差、だらしない亜期待剛毅掌握鳥の巣式電話群は、馬車には置かれず、各市の倉庫に眠るままだった。

性能に備わる危険性故、発見されしばすぐさま徴発され、倉庫へ収容されていった電話の個数は、千七百二十年台までに、百四十機を数える。
モスクワМосква、からウラン・ウデУлан-Удэ、にかけての市に附属していた、息がかかる倉庫群は全て、千六百二十年台には電話の数を数えている。
当時計、四十機台。


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