青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

速記掲示板 その七百三十六

2022年10月16日 19時13分36秒 | 投稿




搭載可能体格であったゴリラ、南米で捕獲せし野生を、計十九頭。
「ぬあぐがががががっ・・・ぬあががががががががっ・・・ぬはぐああああががががががっ・・・ぬあがはががががががっ・・・ぬがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ・・・・・・」
激痛により、心臓機能が突如停止。

「プィーーーーーーッ、プィーーーーーーッ、プヒヒヒィーーーーーーッ、プヒヒヒヒーーーーーーッ、プヒヒヒヒヒヒィーーーーーーーッ、プヒヒヒヒヒヒヒィーーーーーーーーッ、プヒイーーーーーーーッ、プィ・・・・・・」

首と腹部を、身体捕縛用強力フィルムで巻くと共に、身体を、円形に丸める。
顎もフィルムで閉じられており、鳴き声は全て唸り声となる。
円形の籠に虎を入れ、台車は用いず、五人掛かりで太い綱を持ち抱える。
カソリックの牧師を、かなり真剣な表情で演じている最中らしい、牧師衣装まといの空軍少佐が、家柄を通じて覚えていた、葬式での弔辞祝詞を虎に浴びせかける。
有名な演劇舞台のある場面を模したやり取りを、二名の兵士が演じるが、途中で視線を合わせ、無言のまま虎を振り向いていく。
「君の責任なんだよ、分かっていなかったのか。
君は観客ではないのだよ。」
清めの聖水らしき、を虎に振りかける牧師。
(何言ってんのやコルァーーー。
外せゴルァーーーーーー。
ヌオグルァーーーーーー。
意味なんて分かった試し無いのは分かり切っているだろうがお前らコルァーーー。)
この時、虎の唸り声を、確かに、耳で認める米軍。
これが、一、重要通過点だった。
暴衝動のみで、他者が明らかに、知的熟考の後に披露してくれし誠実演技の意味を、今毎瞬、口内に籠る野蛮で破砕霧散。
この現場では、やはり、最も悪いのは、こいつ。
次に、米軍の頭を満たすは、より洗練されし職務環境に向かっての、誠実邁進意欲、であって欲しい。
処刑後は、同様に、奇怪な意味深演技を死体へ上演し、祝詞を浴びせる。
虎はただ、唸り声を上げ続けていた。
「ぬおおうをををを゛ぐを゛ぐぉを゛を゛を゛を゛、ぬごうぐぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛、ぬおおおおおおおおおぐうおおおおおおおおおおおお、ぬごおおうおおおおおおおおおおおおおお、ぬぐおうぐうおおおおおおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ・・・・・・」



米軍は純銀製の弾頭状を、機体に装填する。
切断性能や、切断不可能事態の後の、機器の不良化傾向を調べる為だった。
“刃に刃こぼれは、認められず。
機器の切断力に、漸減は認められず。”
機器は、実験対象物を、切断出来なかった。
米軍は調査結果を、会議題材に資す。
米軍はそして、俯瞰上、ベテルホースを組織生理の健全化に仕える、一給仕品としての配備を異空間技術による、組織意識調査により、指摘されていく。
米軍は一方、異星人との面会現場からは、かなり遠方でくすぶり続ける、強姦事態との炭火を消化する事は出来ずにいた。
一向に、強姦規模は縮小せず。
異星人との面会機会は、持続している。
ニューメキシコ州とネバダ州の米軍管轄機密区画への転送物体の素性の酷似ぶりを、察知した米軍関係者は不在だった。
先行存在版からは諸元を異にする、新たなベテルホースがネバダ地下へ七機、ニューメキシコ地下へ一機、転送されてくる。
ニューメキシコ州の陸軍は即座に、機器の機能の含意を断じる。
“これで、人間を、殺しまくれ”。
機器はすぐさま、厳重管理度、識別標高、三羽鷲同時咆哮図絵、区画での恒久的保管措置に処される事になった。
接近権能は、米軍の人間意識、一人分すら、米軍の人間認識が、許さない、らしい。
しかし僅か四カ月後、機器は当該区画から、使用に向けて搬出されていく。
僅かな不手際で、薬殺がさっさと実行されてしまった、機密区画周辺で働いていたコロンビア出身の労働者の死体が、機器に据え置かれる事になった。
陸軍高官は濃い苦みを呑む。
“望んでは、いない。
この機器の使用を、望んではいない。”
ニューメキシコ地下では、死体の仰々しい切断を担う機器の駆動が続く。
高額な報酬で現場へ誘われたコロンビア人労働者は、何だかんだの難癖で、一人残らずが薬殺されていったが、米軍は一人すら作為で、薬殺を推進してはいなかった。
約百五十名分ものコロンビア人労働者の死体を、機器は切断していった。
“悪貨の霧散”、が陸軍曰くの、駆動への捉えだった。
ネバダ地下へ転送された機器は、米軍を泣かせ続ける。
もう、厭だ、何故これ程の数を、転送されてしまうのだろうか。
厭だ、管理したくはない。
爆破処理する、との意思はしかし、異星人との関係へ、いずれ障りいく。
ネバダ州地下の厳重管理度、識別標高、三羽鷲同時咆哮図絵、区画は既に、厭さ、に満ちていた。
毒ガス弾、米軍頭部への重量失笑含意芸術品、研究していけば組織規律を必ず千切りまくりいく特殊合金製美麗鎖、核兵器管理意識への嘲笑含意らしき長崎投下型弾頭の模擬物体、政治家、中央印象と思われる、トランプを四十台の二枚目にした目を自己責任なる間抜けさまぶたで閉じ気味にした配色有り銅像、死後科製線路、謎物質なるかけら、とつを押せばキャタピラが動く、ラジコン大戦車、等が並んでいた。
ただ、厭さの追加が、ネバダを泣かせた。
こんなもの、転送してこないでくれよ。
欲しくないよ、何でだよ。
厭だよ、どこかに逃げたいよ、助けてくれよ。
・・・・・・留学生が、ここに居るのは、何故だ。
誰の配剤だ・・・。
何をやっているんだそこらの奴らは。
南米の犯罪組織支援属性のみだのの報告は嘘だったのか。
麻薬組織との地下闘争を、米軍はほぼ公的に認めるとの審議の過程で知っていったああいった、ナパーム投下作戦、だのの触れ込みは、ああ・・・。
何で、カナダ人留学生を・・・ああ・・・。
あの薬殺決定部隊共から遠ざけろ。
いいか、ナパーム攻撃、性的凌辱など、言語道断だ。
絶対にさせるな。
薬殺決定部隊が居住する区画周辺に指示が下る。
“不必要さや、不手際雰囲気を、消すべし”。
動物の、死体が、機器に装填され始める。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

速記掲示板 その七百三十五

2022年10月16日 18時07分41秒 | 投稿

米軍は、初期は犬を多く登用していた。
小型犬に始まり、そして、大型犬を選んでいった。



(いたーい、痛い、痛い、痛い、助けてよーーー、出してよーーー、何でーーー、何でーーー、何でだよーーー、痛いよーーー、辛いよーーー。
うわるぎゅぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃへあぎゅぎゃぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛っ゛・・・)
また口論。
何でこんなに刃が遅いんだ。
これ程の激痛を動物に与えては、人間観念はどうなるのだ。
私達は軍人ではなく、変態マゾヒストとなるぞ。

(何でだよーーー、何でだよーーー、何かおかしいよーーー、あんたらの不手際を言葉を話せない別の生き物になすりつけるって意味だったのか今までのお前らの鳴き声はーーー。
何でだよーーー、痛いよーーー、誰かーーー、仲間の犬ーーー、助けてーーー、ひぎゃああああああん。)

「ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャイン、ギャ・・・」
(動けなくて痛いよっ、痛いよっ、いだーーーい。)

「ガウッ、ギャウッ、ギャウガウッ、ギャウフンッ、ギャウ、ギャンギャンギャンギャンギャア゛ーーーン゛・・・」

「ギャーイーン・・・キャン、キャン、イアン、キャアアアアン、クーン、クーン、キャアアアアアン、キャアアアアアアアアアアアアアアン、キャッ、キャアアアアア・・・」
(痛いよーーー・・・痛いよーーー・・・痛いよーーー、痛いよーーー。)

「ギャン、ギャアアアン、ギャインギャインギャインギャインギャインギャインギャインギャインギャイッ・・・」

「ヌフギャアアアッ、ギュアア゛ングッ、ギュヒャギャアアア゛ン、ギャヒギャアアアン、ギャヤーン、ギャヤーン、ギャインギャ・・・」
(酷いよーーー、何でだよーーー、痛いよーーー、何でこんな措置を犬に下すに至った複数人判断なんですかーーー、酷いですよこれはーーー、臭うこれは、小便の匂いを誰かに嗅がせない為に、真剣な鳴き声を大勢で聞きたいからでしょう、酷いよーーー、今までエサを与えられていたのは、この為だったなんて、そんな酷い事は考えないで下さいよーーー、世の中で人気な個体ではないから、野原に放牧されていたあの頃に戻りたいよーーー、もう体は二度と普通に動けなくなったと思う、二度と歩けないかもしれない、遠くの景色を見て風を浴びるのが好きだったけど、もう二度と、二度と、蝶々やらを見てにこにこしたり、出来なくなったと思う、痛いよーーー、こんな事になるだなんて分からなかったよーーー、あの牧場から連行されてしまうという事はこんな末路に至る、という意味だったのかぎゃあああああああん、辛いよーーー。)

「ニャアアッ・・・ニャ、ニャ、ニャ、ニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャ゛ーーーーーーーッ・・・」

「ニャニャン、ニャニャニャニャギャギィン、ニャニャニャニャアギャギャニャンッ、ニャイン、ニャニャニャギャニャイン、ニャニャヤヤニャニャン、ニャニャニャニャギャニャニャイン、ニャニニャニャヤニャギャニャニャッ・・・」

「ニャイガッ・・・ニャガッ・・・ニャギャーーーーーーー゛ー゛ー゛ー゛ー゛、ニャヒギャイニャ゛ーーーー゛ー゛ー゛ー゛ッ、ニャギュヤギャーーーッ、ニャイガーーーーーーッ、ニャギュヤーーーッ・・・」
激痛で脳の血管の殆どが破裂。

「ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・ギャニューーーッ、・・・」

「ウキィーーーーーーーーーーーーーーッ、・・・ムキィーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、ムオキィーーーーーーーーーーーーーーーーッ、・・・ムヌオキィーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、ヨキィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、・・・ヌヤキィーーーーーーーーーーーーーーーーッ・・・ヤイキィーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、・・・ヤイキィーーーーーーーーーーーーーーーーッ・・・・・・



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

速記掲示板 その七百三十四

2022年10月16日 15時59分41秒 | 投稿

米軍は分かっていた。
以降、次々と、類似事態に至っていくであろう事を。
パイソンの切断から約五十時間後、逼迫状況により、次回の試行が提案されてくるが、関係者は無言のまま、実行を裁可する。
陸軍中尉、海兵隊少尉、計二名が実行役を担わされるが、この推移は、一人残らずが実行現場での立会を深く嫌がっての、つまりは、役目の押し付け、二人の背中を押し出し、だった。
少尉はアジア系黒人の女性兵で、“民生視野上の負荷の霧散”に強力に資すべくの意見を中尉に長く述べる視野を宿しており、二人は実験対象を決定する。
二名は天井は無い木の箱に、四肢を全て一カ所に結びながらも、動物を無理矢理四つん這いにさせ、現場に搬入する。
大相談の時が始まる。
“一瞬で、実験を、終了すべくの操作法を、上官に問い合わせる視座は、こうすれば成立すると見るがどうだろうか。”
“俺も考えたが、一瞬で完結する動作を、確実視していた素振りを、上官は一人すら示してはいなかった。
これを、俺は入念に、探った。
入念に。
もし、上官に問い合わせれば、もしかすると上官が、問い合わせを、方々の部下へ、伝えていく事になるかもしれない。
これだ。
そもそもの、大問題だ、分かるだろう。
畏怖の拡散、指揮系統を無視し、だ。
この実験が目的としている効果は、どうなる。
一体、どうなるんだ。
もっと、実験回数を、俺達が、増やしていく事にするか。
論外だ、そんな事は在ってはならない。
動物の激痛を求めているのではない事は分かっている。
しかし、実験履歴、これを欲しいんだ。”

(早く、これ解いてくれよ。
動けないのに、こんな姿勢は苦しいんだよ。
さっきから何でそんな真剣に口論しているんだよ。
意味分かんねーよ。)
君には間もなく、犬の痛覚限界、最大量が全身へ訪れゆく。
二名は自己達の職権段階の低さを鑑み、状況へ平静に、対応する事にする。
犬が収まる箱を、指定されている箇所に置き、すぐさま身体を離れさせる。
無音で、刃をすり出させる、茶褐色機器。
少尉は驚愕する。
側面からも、刃が飛び出るとの、二双裁断構造を知らずであった。
これは中尉も同様だったが、既に長い柄とモップが並び立つ箱へと歩み去る動きにある。
刃双方が、機体へ沈み消えるまでの時間は、少尉の即興憶測では、恐らく・・・・・・“こんな、あってはならない、酷い、一分以上だなんて。”
犬は、事態をまだ分からず、意味の分からぬ待遇に不満気なまま。
すると、少尉はいつの間にか戻って来ていた中尉にモップを渡される。
中尉の視線は戦慄を共有している。
「遅い、遅い、遅い、これは、予想とは違う。
書類を、刻みまくってきただけ、との履歴を多く聞いていたが、これは・・・。
何故なんだ。
これは、書類ではないから、さっさと・・・違う、生き物だから、・・・あああああ、。」
犬は事態を察知する。
(逃げられないよ。
何でだよ助けてよ。
何でこんな目に遭わせるんだよ。
出してよ助けてよ。
痛そうだよ。
近づいて来るよ。
出してよ出してよ出して出してよ出してよ出してよ出してよ出してよ出してよ・・・・・・)
二人の鼓動は、瞳孔の拡大、収縮と同期している。
“ドッドッドッドッドッドッドッドッ”


何も、考えられてはいない。
遂に刃が、木の箱の辺と犬の背中を、同時に触れ始める。
(絶叫)
「キャン、キャン、キャン、キャン、ギャヤン、ギャア゛ア゛ア゛ー゛ー゛ー゛ン゛。」
しかし、刃の沈みに、一切のぶれ、躊躇、斟酌表情は無い。
淡々と、犬の背中へ、沈みいく。
十七秒が過ぎると、犬の絶叫は止まる。
この後に、側面から飛び出た刃が犬へ降りかかりいく。
木の箱を裁断して発するらしい音が響き続ける。
“ギィィィィィィ”。
精神、灰燼状態の二名は、長い柄での木の箱の残骸を押し出す作業への無言進行を許容した。
淡々と、柄で、残骸を押す。
肉塊が付属する真っ赤な毛が、ごろごろと落ちていく。
二名は何も考えられなかった。

僅か、三時間後、別の実行班がベテルホースへ接近していく。
空軍所属者、十五名は一匹のペンギンを運んでいる。
透明な強力フィルムで、側面のみを覆われている発泡スチロールに入れられていた、南極で三年前に捕獲されたこの野生ペンギンは、エサが置いてある時間帯にエサ場へ近づいて来たところを、網を被せられ、捕まっていた。

(おいしいもの無いかな、と思ってたらどこかに連れていかれ中になっちゃった。
もっとおいしいものあるならいいか。)
据え置き前に、空軍は真剣に議論する。
“他に方法は無いのか。
君は調べたのか。”
“ありません、無いのです。”
“もし、ああいった動きに出れば必ず、他の部署の目に留まり、大いに刺激する事になるのです。
それが意味するところは、過去の履歴の、完全な無意味化なのです。
全ての努力が水の泡です。
これしか、無いようなのです。”
空軍は遂に、発泡スチロールごと、ペンギンを機体に据え置く。
「Oh, christianity!」
絶叫は続く。
彼らは、まだ知ってはいなかった。
刃の、遅き事態を。
「No, no, no, no, no!」
「There should be a some kind of acceralator switch.
Find it, now, go quick.」
「Why does it go so slowly?
Why.」
“お前の責任じゃないのか。
何故こうも刃が遅いのだ。
聞いてはいないぞ私は。”
“事が終わるには、恐らく三分を要すと見る・・・Goddem!”
ペンギンは当惑するのみ。
(何、何、何、何、一体何、今何やってんのお前ら。)
ところで、空軍はペンギンを、今の内に、取り外す、事は出来ない。
高官の顔はそれを、深く認識した上での狼狽にあった。
軍事行動を、実行開始直後に、中止決定する、これを記憶しいく軍事組織との、幼稚さ内在危険、軍事組織にとっての、本末転倒ぶりを、彼らは認識していた。
“私は承服してはいなかったぞ。
こうも刃が遅いとの実態を報告されていたならば、この実験は審議に通されなかった筈だ。
何故私の責任になるのだ。
刃の緒元まで、報告が包摂すべきは当然だ。
甚大、激痛、これを、何故軍事組織が、生物に強いて良いのだ。”
大口論で、現場は荒れる。
“お前のせいだ。”
“何を言う、あいつらの意見を唯々諾々と舐め回していたのは、お前の部下だと、お前は認識していただろう。
だから、お前はあの事案で、責任から逃げおおせたのだ。
知られていないと思ったのか。
今回もそうだ。
刃の速度を、半ば作為的に、審議員に知らせなかった所以を、他の班複数に溶かし込めば、あの事案から完全に距離を置いていけると思ったのだろう。”
“お前の判断がいつも鈍いから他の班との協力が出来なかったのだ。
尻ぬぐいはいつも私の班だぞ。
他の班に大量の情報攻勢を融通し、頭を下げ、どうにか洗練情報を得るように至っていたのだ。
そんな事も分からなかった、との証拠なら今お前が告白したな。
あの事案に、距離観念は、無い、事を、何故分かっていないのだ。
これは、会議複数と、廊下での緊急立ち話、無数で幾度と無く、公的見解の相に達している。
間抜けはお前だ。”
“どれだどれだ、緊急停止・・・は出来ないが、刃の速度を速める操作の術は、どのslotに隠れているんだ。
側面の孔に指を突っ込んで、何かおうとつを・・・ひぃぃぃ・・・恐ろしい、恐ろしい、・・・。”
刃は、ペンギンの頭上へと、近づいていく。
ペンギンは発泡スチロールで、その様に全く気付かない。
据え置きから、約二分半後、遂に刃が発泡スチロールの輪郭を切断し始める。
無音。
「どうするんだ、どうするんだ、どうするんだコルァーーー。
お前ら、どうするんだコルァーーー。」
「な、に、が、お前らだコルァッ。
お前の責任だこのボケ図はまり続けが。」
スチロールの内側、天井に、無数の刃が顔を覗かせ始める。
「Noooooooooooo!!!」
ペンギンは自己を中心とするらしい、論外事態を自己を指す指の数と罵声のやり取りから、既に察知している。
(誰のせいか分からないが、あたしは、飛んでも無い目に、これから遭う、事になっていった。)
背中を、無数の刃が同時に、切り裂き始める。
反射反応で、ペンギンはすぐさま身をのけ反らせようとするが、前方を走る透明フィルムで、身動き出来ない。
(痛い。)
刃は、一切、ペンギンを、斟酌しない。
ペンギンの体は、屈む事が出来ない。
淡々と、切り刻みゆく刃。
無音。
(ぬあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)
ペンギンは涙を流し始めつつ、絶叫を続ける。
絶命まで、五秒もの時を米軍は要した。
赤い血をしたたらせるペンギンの白い肌はそして、頭部から腹部にかけての斜め切りを、ごろりと、こぼす。


ペンギンは縦に、裁断された。
無言、疲労、絶望が現場を占める。



右側に装填されている刃群が飛び出るべくの孔は、細く、視認困難判定。
left side viewでは、刃の関節群が見えるが、あまりに複雑構造故、描画せず。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする