後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

想思華

2010年09月27日 | Weblog
花は葉を想い、葉は花を想う
「想思華(サンシチョ)」が韓国での呼び名
由来は明快
花が消えて、冬が近づくと葉が出る
この葉が畦を守ることから植えたとの説がある
もちろん救貧説も根強い
我が家では10日ほど前に赤が咲き
今は白い彼岸花が満開に近い

六甲の夜や朝方はもう確実に秋だ
積算温度はそうは毎年変化しない
毎日の平均気温の足し算のことである
案の定 今年の冬は厳しいらしい

公平や平等を掲げる政治家や学者を
不思議おじさんは全く信用していない
それ自体が意味のある価値ではないからだ
行政がの陥りやすい罠である

しかし時間は容赦なく流れる
だれにも平等である

生命の根源的な本質である「種の維持」の前に
「個」は多様性の一部を担っているにすぎない
人間もまたその真実から逃れられないように見える

そんな鳥の目による俯瞰図ではなく
地を這う虫の目で見ると
その「個」の多様性にも
それぞれの物語があって面白い

45年の時空に編み込んだ物語
それを一分間で語ることは難しいが
同窓会では95%は前提省略で問題がない

昨日の一日は紛れもなく365分の一だが
現実感の乏しい、過去に遊んだせいで時間が澱み
一年が364日になった感覚だ
積算温度が一日分不足する
明日からヒートアップしないと
仕事という成果の実成りが少なくなりそうだ