後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

血が騒がぬわけでもないが…

2010年09月10日 | Weblog
いやはや 参った!
発病からちょうど2週間
水溶物とその飛沫を世間に撒き散らし(マスクはしていたが)
3種類の抗生物質とその他の薬剤を体内に流し込み
何とかフツウの感覚を取り戻した

考えてみれば発病の前日は酷暑だったが
西宮市にある某巨大私立大学で某シンポジウムに参加して
丸々一日冷房空間に閉じ込められた
フツウではない温度差に老いた身体が耐えられなかったのか

明日から東京の西永福とかいう場所にある某私立大で
休日だというのに今度は丸々2日間、某学会に参加予定
カーディガン、ウールの膝掛けなど持参
残暑厳しい時節の出張仕度とはとても思えぬ

世の中は変わる
変わらないのは「世の中が変わる」ということ
昨日はパソコンで仕事中に
スペインに出張中の某先生がパソコンを立ち上げたとの信号が入った
SKYPEが入っているので相互に自動的に分かる仕組み

早速あいさつ文を送るとその場で返事が来る
仕事場ではパソコンのカメラを外しているが
映像つきで会話も難なくできる
しかも無料だ
これで血の騒ぎを感じたわけではない

大阪府と大阪市の首長が他愛ない議論をしている
もちろん協同組合による地域づくりという視点はゼロどころかマイナスだ

ところで協同組合の世界では
弱肉強食と揶揄されても仕方のない状況が出現している

自らの小ささ、情けなさ、不十分さ、至らなさ…
これらを隠さず、苦しみながらもそれを受け容れ
それでも正面を向いて生き抜いていく
自分にも他者にも正直に

忸怩たる思いで見ている人は少なくない

徳島で求めた藤の木
大きくしないために当地では盥の中に鉢を置く
我が家ではバケツに入れておいたが
2年間も全く花が咲かなかった
何を思ったか、この藤の木
血が騒いだように紫の花弁を垂れ始めた