後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

トイレにて死す か?!

2009年04月09日 | Weblog
満月に桜花爛漫の麗らかな一日であった

西行が愛した桜は、もちろんソメイヨシノではない
日本で「花」と称されたのは山桜そのものである
山桜を簡単に堪能できる場所がある
鳴門淡路高速道路からの眺望
(横見なので運転には注意!)

紅い幼葉とほの赤い山桜が
小さな谷を埋め尽くす
一本ずつ濃淡を見せながら織りなす錦は
秋の紅葉にも似るが、山桜は俄然華やか!
心を揺さぶって止まない

ソメイヨシノにヒヨドリとメジロが群がる
鳥たちが枝を渡るたびに花びらが散る
咲いて良し、散って良し、折り敷いて良し

さて先日の「●●忌」の続きだが
自分なら何の花に因んでほしいかと自分に問う
okutanba様は蓮華草が大好きとのことだが
不思議おじさんはなかなか絞りきれない
敢えてひとつ挙げよといわれれば
深山に咲くヤブツバキであろうか
写真は2.3日前に陶器山で撮ったもの
この春の最後の花

不思議おじさんは文学者でもなんでもないから
●●忌などと他人が名付けてはくれない
仕方がないから自分で名付けるとする

ヤブツバキの美しさが
ひときわ引き立つのは初春
名残の雪に
艶やかな葉と
密やかに咲く紅の花
見事に切り取った光景
雪と椿
雪椿忌

つきりはセッチン
冬の雪隠での用足しは
気を付けろということか
自分で思い至った次第である

そうそう
「紅一点」の紅とは
今が盛りの石榴(ざくろ)の花とのこと