後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

花海棠(ハナカイドウ)

2009年04月05日 | Weblog
麗らかな日曜日
近所の生協仲間のご婦人お二人を加えて
徒歩50メートルの山(実は古墳跡)の公園で花見酒
我が家は古墳のすそ野あたりにあることになる

今朝は珍しく電話が二本
一本は懐かしの千葉の旧友から

もう一本は読売新聞から
電話による聞き取り調査に当たったというわけ
2番目の年齢者とのことで小生が出た
大学時代にアルバイトで朝日新聞の調査をしたことがある
無作為抽出した人の家を一軒ずつ訪ねたものだ
今は電話なので、昔のような対面調査では無い

知的な女性がお相手だったが
そこは不思議おじさんである
真面目に答えつつ、相手を軽く笑わせてしまった
順番に質問に答えていて
「比例区ではどの政党に入れますか?」との問いに
「仕方ないので●●党」と言った下り
書けば面白くないが、会話の妙ではあった
調査の女性に「失礼しました!」と言わせてしまった

ところでどうしたことだろう
わが球団が開幕3連勝である
阪神がそうなら大阪はもう大騒ぎだが
まだ雪の残るわが球団の基盤地域ではどうだろうか

宴会のお招きを頂いた
出身大学の元・現学長も何と3人出席されるとのこと
全部で15人程度だが、ほとんどが大学の教授
堅苦しい会ではなく、半数の方は元々存じ上げている

宴会の華は「花海棠」
西行の墓のある弘川寺まで遠出する
この寺のことは以前に書いた
三葉の松が植えられている

高名な文学者が亡くなると
植物の名を取って「○○忌」ということがある
大阪が生んだ司馬遼太郎は「菜の花忌」である
案の定、「海棠忌」もあった
この人の俳号は三汀
これで誰だと分かる人には降参する

漱石門下の久米正雄とのこと

西行のように、
最も好む花の季節に(しかも満月に)
もしも死ねるとしたら
さて何の花にしようか?