後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

一,二,三…

2008年11月07日 | Weblog
アサンがやって来て二週間
日本語を夕方に教えている
平仮名は本国で覚えてきている
しかしあやふやなので改めて教える
小学一年生のドリルが教材だが練習問題で困った
会社の人間に問いを解いてもらったが正解はすぐに出ない
皆さんはどうだろうか
問題は濁音である
濁音を一字ずつ□に入れなさい、という問題
『□かける』が問いなら答えは『で』である
では次の問題はどうだろうか?
□□をかく  
小学一年生のドリルである
二つの□とも濁音である
不思議おじさんは五分かかった

カタカナの学習に続いて
今週は漢字を教え始めたが
昨年の韓国の河さん(ハーさん)と違うのは
漢字文化に全く不慣れなこと
漢字ドリルの最初は一,二,三…から始まる
これが難関である

一晩中 は「ひと」ばんじゅうである
一日中 は「いち」にちじゅうである
この区別をリーズナブルに説明できるか?
まるで不思議おじさんの国語力を試すかのようである
しかも英語で説明をしなければならない

1本、2本、3本、4本…
1匹、2匹、3匹、四匹…
この読み方の変化は覚えてもらうしかない
対象ごとに数字の接尾語が変わることについては
日本人でも怪しいものがあるくらいだ

まあ そんなこんなで
楽しい夕方を過ごしている