後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

逆流

2008年09月22日 | Weblog
13日に高校の同窓生の集いがあった
ブログを読んでくださる方々もいて
それなりのお褒めの言葉を頂戴したのだが
蘊蓄がウルサイ!と叱られた
それよりも「小さな失敗談」を書けと!
その通りであろう 
思わず頷いた

ところが、習性とは恐ろしいもので
なかなか意のままにならない
申し訳ないことではある

ところで逆流の反対語は何だろうか?
辞書を引くと「順流」とある
しかしこんな言葉を使った経験のある日本人は少ないだろう
そもそも「逆流」も「ぎゃくる」と読ませ
順流も「じゅんる」と読ませる仏教用語であるらしい

しかもその意味たるやマイッタ!言わざるを得ない
「順流」とは
「生死の流れに従い、六道を輪廻(りんね)して苦の生存を続けること」
「逆流」とは
「生死・流転の迷いにさからって、悟りの世界に向かうこと」

つまりこの悩ましい世に生を受け
もだえ苦しみながらも生きていること
仏教では当たり前=順流と言うらしい
それに逆らって「悟り」など開こうとするのは
逆流と呼ぶ行為らしい

おーーーーい
京都の有名寺院でパソコン管理しているらしい
高校同級生のY君よ
(Y君とは、高校時代に二人で自転車琵琶湖一周をした。
 その後彼は神戸大学の大学院を卒業し、某有名企業に就職
 50歳にして、京都の有名寺院に潜り込んでいるらしい…)
辛いこの世の苦しみを正面から受け止めて
悶えて苦しみ、呻き、苦しむのが人間だと仏教は教えているらしいよ!

いや! 釈迦に説法だね!

夜中になると、胸やけで起きる日が続いた
飲み続けているウコン粉末が悪いのか?
自家製造のヨモギや桑の葉の茶が影響しているのか?

仕方なく、近くの医者に行った
胃カメラを飲むように指示された
以前にも、十二指腸潰瘍になったことがある
こう見えても、神経は極か細い
神経性の潰瘍だった
今回も?!

胃カメラを飲むのは3回目
患者としては抜群の態度で
蒸せたり、ゲッブも全く無し

結果は、逆流性食道炎
締まりのない話だが
胃の入口(噴門)が緩んでいて
胃液が食道に上がってくるらしい
結局は、胃酸を弱める薬を飲むことになった

不思議おじさんの質問
「胃酸を弱めたら、消化が悪くなりませんか?」
医者の答え
「私も最初はそう思った。しかしサルの時代から
 人類は消化の悪いものを食べなければならず
 そのために胃酸はPH1~2と強烈なものになった
 現在は、そんなに消化の悪いものを食べてはいない
 従って、胃酸を薄めてもほとんど問題がない!」

リーズナブルである

薬を飲んで
ビールも酒も飲んで
人としての苦しみにもがいて
順流に人生を過ごすこととするか!