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中華製真空管アンプ Reisong A10 EL-34 シングル UL接続 その5

2022年07月25日 | 真空管アンプ

概ね順調に進んできましたReisong A10 の改造ですが、、、

前回は改造の途中でB電源に絡む回路にて、雑誌に記載してある回路図とアンプの実体につじつまの合わない(ガテンのゆかない?)という事態に陥り 作業を中断したわけです。

落ち着いて実体と回路図を見比べ、更に改造前の回路図も含めて見比べてゆくと、どうやら私の勘違いであることが判明!! 私が勝手にフィードバックの回路の一部と考えていた部分は、いわゆるB2電源であり、信号経路でなく あくまで電源回路だと判りスッキリ疑問が晴れました~

そんなわけで計画通りにLchのみ アース母線を張り信号経路のコンデンサと抵抗を交換したわけです。 当初はマズはパーツ交換のみ実施し 一旦 サウンドチェックをして、その後にNFB(ネガティブフィードバック=負帰還)を掛けて再度のサウンドチェックにて”圧倒的な音質改善”を体験したい と考えてましたが、一旦作業を始めるとそんな二度手間は面倒臭くなり一気にNFBも含めて作業完了してしまいました

 ◎ 下写真がLch増幅回路でアース母線あり(シャーシGNDあり)

 ◎ コチラがRch増幅回路でラグ板使用の2点アース(シャーシGNDなし)

果たして改造後のサウンドはいかがなものか?

はやる気持ちを落ち着け冷静(内心は間違いは無いか、爆発しないか、ドキドキ) に、音出しをしてみました。

  ナーる程ぇ~

コレがシングルアンプ、半導体アンプで云うところのA級アンプ のサウンドなんですネ!!

何だか随分と良好な感じです これまで慣れ親しんできた半導体PPアンプとは明らかに異なるサウンドです  

そんななか特に感じたのは、アース母線にしたLchはサウンドステージが拡がっている という事。ヘッドフォンで試聴したのですが、Lchは外側にまで広がっているのに Rchは耳元に平面的にとどまっている感じ

果たしてコレらがパーツの換装によるものか、アースの取り方をアース母線に換えた事によるものか、はたまた単なるプラシーボか? 

少しでも良い効果(改善)が得られるならば、そりゃもう実行するしかないでしょ てなわけで早速Rchにも同様の改造作業を実施予定中

 

ココまで来て、ようやく じっくり 落ち着いて聴けるサウンドに成ってきましたヨ~

実のところ、 これまではA級アンプPP(プッシュプル)アンプサウンドの違い というのが、よー判りませんでした。

それが、とうとう ハッキリ 明確に 違う事 が判りました!!

結局 PPアンプでは、プラス側マイナス側で厳密に増幅素子の特性が揃って(コンプリメンタリ)いなければ合成した時に 中央の0V付近がウヤムヤになって聴き取れなくなるのだろうと推測します。高級アンプならばキッチリと特性の揃った素子を厳選してウヤムヤが生じないのでしょうけれど、普及機ともなれば 或いは修理等で適当な素子に交換されてしまっているアンプでは0V付近はウヤムヤでしょう。そうなるとサウンドの決め手になっている細かなスパイス部分がウヤムヤになってしまう

その点 A級アンプ=シングル球アンプでは全体を一括増幅するから0V付近も明確にクッキリと再現されるので 非常に細かな部分まで聴き取れる というわけだったのです。 目から鱗

恐らくは、ひとたびシングル球アンプなりA級アンプを聴いてしまうと もう後戻りは出来なくなるのではないでしょうか~(マ、人それぞれでしょうけれど・・・) 

イヤハヤ シングル球アンプ 恐るべし!!


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