「恋歌」を買う

2016年02月21日 | 健康・病気

先日、佐久平のイオンの中の本屋で「恋歌(れんか)」(朝井まかて著 講談社文庫)を見つけた。
(アラマさんが紹介してくれた本です)
そのときは、原田宗典の「メメント・モリ」を読んでいた。
それを読み終えて、次は東野圭吾の「ガリレオの苦悩」を読む予定だった。
どちらも軽井沢図書館で借りた本です。
しかし、今日仕事をしていてどうしても「恋歌」を読みたくなった。
仕事を終えて午後6時に職場を出てイオンに行った。
2階の本屋に行き、この前(15日内科検診を受けたあとにイオンをブラブラした)
この本を見つけた棚のあたりを探した。
なかった。
えっ、売れちゃったの?
ガッカリして1列違う本棚を探したらありました。
前期高齢者寸前の人間はいけませんね。
記憶力も体力も忍耐力も、努力する気持ちも残り少ないです。
そんな自分を心の中でなぐさめながら、文庫本を持ってレジに行きました。
そこにはかわいい女の子がいた。
書籍を販売することに、喜びを身体いっぱい感じているという20代前半の女性だった。
私から本を受け取り、あ…このひとはこんな本読むんだ、なんて心で思いながらレジを打った。
これは私の妄想です。
私が21歳のとき、日本女子大生協の書籍売場のレジにいるとき、
女子大生が差し出す本を見ていつもそんなことを思っていた。
私は、本を売るという仕事が好きでした。
夜間のデザイン学校に行っていたのに、
「正職員になって書籍を売らないか?」とバイトの私が店長に誘われて、簡単に生協職員になってしまった。
結果、書籍担当は激務で夜のデザイン学校を退学してしまった…。
「この図書カード、いくらか残っていると思うんですが…、使えますか」
「はい、101円分あります」
私は差額を現金で支払った。
昨年、夏目漱石の「こころ」を買ったときにその図書カードを使っていた。
この、本を買って、これから読むんだ、というときが私は好きですね。
どんな世界へ連れて行ってくれるのだろう?という期待感でいっぱいです。
(アラマさん、ありがとう)



しかし、「杏さんも一押しの…」なんて、よけいな“腰巻き”ですね。
アラマさんから勧められてなかったら、ぜったいこんなコピーでは買いません。
ジジイのヒガミかな?


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歯の治療終了 | トップ | 山手線のダサい駅 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
杏さんは歴女だから・・・。 (アラマ)
2016-02-22 22:00:48
腰巻は「歴女杏のおススメ本」ということかしら?

九想さんが気に入って下さればうれしいです。
返信する
Re:杏さんは歴女だから・・・。 (九想)
2016-02-23 11:47:36
そうなんですか?
私は杏さんという女優のことはまったくわかりません。
今、小説を読み始めています。
初めての作家さんなので文体になれるまで、小説の世界になかなか入り込めません。
読み終わりましたら、感想を書きたいと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。