コーヒー夜話

2001年11月13日 | 家族

「U、コーヒー飲む?」
「………」
11時過ぎ、私は女房に起こされて、
台所の換気扇の下で煙草を吸っていた。
今日は眠たかったので、9時に蒲団に入った。
息子は、今帰ってきたのか、
テレビを観ながらコタツで夕食を食べていた。
「ヒサシくん、コーヒーのむ?
 久しぶりに、レギュラーコーヒーいれようか」
「いいねェ。
 ホットのインスタントコーヒーはまずいよな」
わが家では、夏の間はインスタントコーヒーで
アイスコーヒーを作って飲んでいる。
最近寒くなってきても、
ホットコーヒーをインスタントでつくる。
それがいやで、昨日「モカブレンド」を買ってきた。
「しょうがない。つくってやるか」
「どうせ、Uにつくったコーヒーのついでに、
 おれにもいれてくれんだろ」
「当たり前でしょ。
 私は、Uのことは産んだけど、
 ヒサシくんは産んでないもん」
これは女房の得意なセリフだ。
別に、女房にかわいがられたくはないけど、
大切にはされたい。
むかし、私が旅行などに行くときには、
全部用意してくれたのに、
最近は、自分でやらなくてはならない。
浜松に行くときには、バックからなにから
全部私が探し出して準備した。
亭主はほっぽりなげているのに、
息子たちには、あれこれ世話をやく。
夫婦も23年もやってるとこんなふうになってしまう。
ああ…、やだやだ。

コーヒーメーカーから、半年ぶりぐらいに
コーヒーのいい匂いがただよった。
さあ、コーヒーを飲みながら九想話を書こうかな。

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