坊主頭

2001年11月13日 | 会社・仕事関係

私は高校生のとき、坊主頭だった。
校則で長髪が禁止されていたのです。
高校に入学する1週間ほど前に、
床屋で五分刈りにしたときは悲しかった。
バリカンで刈られた髪の毛が、
頭から下に落ちるのを
私は目の前の鏡をとおして見ていた。

坊主頭は高校生活を暗くした。
それでなくても劣等感の塊の私だった。
この頃のことを私はあまり覚えていない。
なにもいいことがなかった。

なぜか私の高校の校則は、
3年になったら長髪にしてもいいとなっていた。
その理由が分からない。
「社会に出るから」ということをきいたことがある。
ということは、社会では坊主頭はおかしい、
と学校側が考えていたのか。
だったらなぜ、長髪禁止にしたのだ。
3年になると、誰もが髪を伸ばした。
私も伸ばした。
クラスでの男子の会話は、
整髪料は何がいいかとか、どこの床屋がいい、
なんていう話題になった。
髪を伸ばして、いくぶん気持ちも明るくなった。

しかし、1、2年生だけ長髪禁止ということには、
どういう教育的効果があったのだろう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コーヒー夜話 | トップ | しみじみ思う健康のこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。