宝くじぐらいしか、高額なお金を手に入れる手立てがない私です。
そんな私が昨年末、年末ジャンボ宝くじを買いました。
当たるはずはないと思って買ってます。
心が屈折してますね。
妻は宝くじが大好きで、
「当たったら何を買おう、どっか行きたいね、当たったらどうしよう?」
と常日頃話しているが、宝くじは買わない。
「買わなければ宝くじは当たらないよ」
と私がどんなに言っても、あのひとは宝くじを買わない。
12月31日、昼に抽せん会が開かれた。
そのあと、私が買った10枚の年末ジャンボ宝くじが、
当たっているかどうかを妻に見てもらった。
妻が調べてみると、私の買った宝くじはどれも外れているようだった。
(「■7等(300円)=下1ケタ 4」は、当たっている)
「みんな、はずれてるよ」と妻。
私は、「やはりな」と思った。
今日なにげなく、年末ジャンボ宝くじを確認してみよう、と思った。
妻だけでは不安だった。
ひょっとして、1等はムリでも何等かに当選しているかも知れない。
果たして見てみると、なんと5等(1万円)が当たっていた。
■5等(1万円)=下3ケタ 051 / 614 / 760
妻が会社から帰ってきたときに、宝くじで1万円当たったことを言うと、
「やったね。1万円なんてなかなか当たらないよ」
「うん、おれも初めてだよ」
「わが家の収入だね」
「何言ってんだよ。1万円は全部おれのもんだよ。おれの金で買ったんだから」
「ダメで~す。当選金はわが家のお金だよ。うちは貧しいんです」
「いや、おれのもんだ」
「それじゃ、3000円だけちょうだい。おいしいお菓子買おう」
「う・・・ん」