サタデーエッセイ 仲代達矢

2017年07月15日 | 演劇

今朝のNHKラジオの「サタデーエッセイ」は、仲代達矢(84歳)だった。
毎年、ニューヨークに行っていて、
今年も時間が空いたので行ってきて、芝居を10本観た。
マーティン・スコセッシ監督(だったと思う)と会って1時間ほど話したという。
今年は、10月から「肝っ玉おっ母とその子どもたち」(ブレヒト作)の芝居をやる。
この芝居は、21年前に亡くなった仲代の妻宮崎恭子の演出で過去に上演した。
そのときの膨大な演出メモが残っていて、それで今回の芝居はやるそうだ。
初めてこの芝居をやったときは55歳で、初めての女役だった。
仲代は、今80歳を過ぎているが、
こんどの「肝っ玉おっ母」を70代の感じでやれればいい」といっていた。
彼からいわせると、60代は青年期だという。
65歳の私は、その言葉を聴いて、身が引き締まる感じになった。
私はいつも「もうおれは65歳だ~、前期高齢者なんだ」と落ち込んでいる。
80代の仲代達矢ががんばっていたら、私だってがんばらなければ、と思った。
この芝居が最後になるんではないかという。
「肝っ玉おっ母とその子どもたち」を観てみたい。

コメント (2)
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