「この世界の片隅に」を読んで

2016年12月17日 | 健康・病気

これでも私はマンガが好きな人間です。
といってもそんなに大好きでもない。
私は、小学校5・6年生のときに、週刊少年サンデーを毎週、町まで行って買っていた。
「おそ松くん」「伊賀の影丸」「オバQ」がそのときには連載されていました。
値段は一冊80円ぐらいだったと思う。
でも、中学校に行ってからはマンガは読まなかった。
吹奏楽部に入って、トロンボーンを吹くことがたいへんでした。
オトナになって買いはしなかったが、面白いと思うマンガは機会があれば読みました。
ジョージ秋山の「浮浪雲」なんて大好きでしたね。
それにしてもこの「この世界の片隅に」というマンガには感心した。
なんでこんな時代のことをマンガで表現しようと考えたのかな、と素朴に思った。
戦争のことなんて散々書かれて、いろんな媒体に表現されてきましたよね。
私は正直、戦争の話は聞きたくないし、それなんの話?とすっとぼけたい。
しかし、この「この世界の片隅に」というマンガにはまいりました。
こんなさりげない表現でこんな大きなことを訴えているのは、素晴らしいと思った。
私が素直に感じたことは、このマンガは大上段に何かを訴えてはいない、ということです。
ただ、そのときの生活を淡々と描いているマンガだった。
それだけです。
そしてそれが素晴らしい。
このマンガのさりげなさがニクイ。
こうの史代というひとは、どんな方なんでしょうね。
私はまったく知りません。
それにしてもあの戦争というものを、このように描いた力量はたいしたもんです。

コメント (4)
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