あらためて寺山修司

2008年10月21日 | 健康・病気
「寺山修司の俳句入門」寺山修司著(光文社文庫)を読む。
高校生の寺山が書いた文章を読んで私はガクゼンとした。
私は、高校生のころ何を考えていたのか。
恥ずかしくて思い出せません。

寺山修司は、十四歳で俳句をはじめた。
寺山と私を比べてはちゃんちゃらおかしいが、
同じ人間として私は忸怩たる思いになります。

  ラグビーの頬傷ほてる海見ては
  車輪繕ふ地のたんぽぽに頬つけて
  花売車どこへ押せども母貧し
  燃ゆる頬花よりおこす誕生日
  林檎の木ゆさぶりやまず逢ひたきとき
  島影や火焚きて怒りなぐさめし
  便所より青空見えて啄木忌

寺山修司が十五歳のときの句です。
彼は、俳句、短歌、詩、そして演劇にすすんだ。
いや、単純にこうは書けない。
いろんなことをした人だ。
私は高校生のときに、寺山修司が作詞した歌を聴き、うたい、
二十代に彼の短歌を知り、何冊か本を読み、
天井桟敷の芝居を四、五回観に行った。
しかし、私のことです。
深く寺山修司を知ってはいない。
私は、すべて中途半端です。

この本を読んで、あらためて寺山修司の“チカラ”を知った。
高校生のときにこんな文章を書いていたなんて。
私なんか、五十六にもなってこのテイドです。
なんかすべてやめたくなりました。
私は、なにもせず、なにも書かず、
自分を嗤いながら酒でも呑んでるしかないですね。

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今年が終わってしまった

2008年10月21日 | 健康・病気
阪神・岡田監督、悲しい胴上げ…涙止まらず(サンケイスポーツ) - goo ニュース

負けてしまった。
岡田監督お疲れさまでした。
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