ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

49日目 新屋山神社奥宮参拝2年目(3)~早川

2013-07-04 23:00:26 | 甲信越
2013年5月25日(土)


身延町役場から久遠寺へ行く間に訪れたのは、山梨県の南西部にある早川町。
県道37号線で早川という川に沿って山間部に入っていきます。

(259)山梨県南巨摩(みなみこま)郡早川町役場

←役場の裏を流れる早川

日本で一番少ない人口の町、およそ1000人あまり。
役場もつましやかな感じ。

この早川町は案外見のがせない所が多いので、車で来ているのもあり、この機会に見ておこうと思います。
役場からさらに奥へ奥へ行って、まずはこちらへ。

「新倉(あらくら)の断層」の駐車場(トンネルの左側)→

地質学は全く疎い私ですが、なんでも、日本の地質を東西に分断する断層である糸魚川(いといがわ)静岡構造線というのがありまして、ここではそれが剥き出しになっているのです。
フォッサマグナというのを学校で習いましたが、その西の端がこの糸魚川静岡構造線。
断層は駐車場から数分歩いた所にあります。

ここが日本の東と西の境目だ→
が、どこが断層なのか今一つ分からない。

↓この場所には、これしかガイドはなく、素人には全くの不親切である。


↓駐車場にはこういうのがあり、これならどうだ、多少分かりやすい。
 
断層は数年前の豪雨で崩落したらしく、案内板のようにクッキリとしていない。

この駐車場付近もそうですが、早川町は山の中にあるせいか、廃道・旧道がやたら多い。
そのマニアはきっと楽しめるでしょう。
果敢にも、ある一台が近くの旧道に猛然と入って行ったので、よせばいいのに、触発されて私も挑戦してみる。

これはバックしている図→

やっぱり私はヘタレでした。
小さいけれど、山から落ちてきたゴツゴツした岩石が思った以上に道路に積もっており、走りづらい。
この先、何か起こってから助けを呼ぶのは非常に難儀である。
なので、勇気ある撤退をする、と言い訳させて下さい・・・(汗)。

やってきた道を引き返して、これまたムチャクチャ山奥、しかも急斜面にある赤沢宿へ。
ここは重要伝統的建造物群保存地区に指定されていまして、詳しい事は下の写真を読んで下さいな。↓
 

↓宿場全体はこんな感じ




↓石畳の歩道で整備されていて歩きやすい






↓営業していなさそうな宿



宿の軒下に掲げられている板はマネギ板というらしい。
それぞれに講中(こうじゅう)の名前を記しています。
講中とは、講をつくって寺社に参詣する人々の事で、では講とはなんぞやというと、例えはよくないけど、ネズミ講の「講」みたいなものなんでしょう。

↓一軒だけ営業している宿があるらしいのですが、ここがそうかな?

この町に不釣合いの公衆電話ですな、しかも緑色という古さ。

↓その宿の倉庫らしい建物


住民もあまり見かけず、観光客も私以外に一人しか見かけませんでした。
非常に残念でござる。

早川町、豊かな自然に囲まれ、史跡もあるし、しかも温泉が沸いています。
心の洗濯に、是非お出かけ下さい。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ


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