写真は、マンションのグルニエ付きのお部屋です。マンションでは非常に珍しいです。グルニエとは、フランス語で屋根裏部屋のことです。ロフトと似ていますが、ロフトとは天井高を高くして、部屋の一部を2層式にした上部スペースのことを指します。グルニエとは屋根裏を利用した収納スペースになります。
グルニエは、建築基準法上、小屋裏物置等という扱いになります。面積は下の階の2分の1以下、天井高は1.4m以下、小屋裏に出入りするためのハシゴは固定式でないこと、などの規制があります。そのため取り外し可能なはしごをかけたり、折り畳んで収納できるタイプのはしごを取り付けたものがよく見られます。
このグルニエで気に入ったのは、手前の手すり(矢印部分)です。一般には、ここに手すりが無い場合が多いです。この手すりの役目は、グルニエに上がる時、そして降りる時、役に立ちます。特に、グルニエから降りる際は、危険ですので、この手すりが有効です。そして、この手すりの更なる役目は、グルニエに置いた荷物などが下に落ちるのも防ぎます。屋根裏部屋ですが、こういうのを見ると、神経使っているな、と感心します。一戸建てではよくありますが、マンションでもグルニエ付きのお部屋もあります。是非、ここに手すりが付いているかもご確認下さい。(82)
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