写真は一戸建ての内覧会で撮りました。手にしているのは境界標(きょうかいひょう)です。敷地の境界点を示すものを境界標と言います。境界標は基本的には、地中に埋められたコンクリート製の境界杭となります。ですので、土地の境界点には境界杭が明確に設置されているのが本来の姿と言えます。しかし、状況によっては境界点が不明というケースもあります。
写真は、境界点を矢印の先で示す貼り付けタイプのプレートで、最も単純なものです。そのプレートを手に持っていますが、これは簡単に取れてしまったからです。土地の境界を示す大事な標ですから、境界ブロックの真ん中に取れないように、しっかりと設置されていなければなりません。敷地の境界点を示す標が簡単に外れてしまっては困ります。こういうものは、個人が勝手に接着剤で付けられるものではありません。土地家屋調査士が敷地の広さや境界を確認して、設置したものだからです。
中古の一戸建てを購入する際にも、自分の敷地が明確に分かるように境界杭などの標が設置されているか、また、その境界標はしっかりとずれないようになっているか、これらの点も確認して下さい。土地の境界は非常に大事で、隣家同士でもめると大変です。境界標が不明、もしくは境界標がしっかりと設置されていない、このような場合には、売主に設置するように指摘して下さい。(48)
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