写真は、マンションの内覧会で撮ったものです。ご覧頂きたいのは、正面に写っているドアです。廊下からリビングへは、部分的にガラスが入っているファッションドアと呼ばれるものが使われることが多いです。写真はリビング側から撮っています。
このドアは、幅が10㎝ほど寸足らずなのです。ですから、ドアを閉めても、10㎝ほどの隙間が横に出来てしまいます。これでは、勿論、ドアの役目を果たすことができません。何で、こんなことになってしまったのでしょう?
内覧会で、部屋に入って、開口一番、売主は、「誠に申し訳ありません。ドアの発注の間違いで、寸足らずのドアとなってしまいました。これは、既に、交換の手続きをしてます。ドアが着いたら、すぐに交換工事を行います」と言いました。
建具と言うのは、結構、間違いが起こりやすいものです。ドアや引き戸の表面の模様、色、取っ手、このような点が、契約通りになっているかも内覧会では確認して下さい。私も、多くの部屋を見てきましたが、こういうのを見たのは初めてでした。こういうドアであれば、むしろ、取り付けて置かなかった方がマシでした。誰もが、夢と希望を持って、新居の内覧会に臨みます。その夢も希望も、少し、しぼんでいってしまうような気がしました。 (1212)
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