ある日、戸建の内覧会をさせて頂いた方から、メールが来ました。その内容は、「キッチンカウンターの下に置こうと思って、棚を買ってきました。運よく、床からカウンター下までの寸法にぴったりの高さの棚がありました。これは良かったと思いながら、家に帰って、早速、置いてみました。ところが、カウンターの左側に寄せると入るのですが、右側に寄せると入りません。それで、床から、カウンターまでの高さを測ったら、右側の方が1㎝低くなっているのです。本来は、右側に置きたいのですが…」、というものでした。
これでは困りますね。カウンターについての水平度の定義はありません。ご参考までに、床の水平度の許容値は、3/1000以下です。つまり、1000㎜(1m)行って、3㎜以内の上下であれば問題ありません。全く水平が理想ですが、人間が作るもの、そうはなかなかいきません。このカウンターの長さは約3m、3000㎜ですから、3/1000以下とすると、9㎜の誤差は良いので、約、1㎝程度であれば、床の水平度としては問題がないことになります。
でも、これは、床ではなく、カウンターです。このように下に棚をおくこともあるわけです。高さぴったりの棚を置きたくなりますが、左側には入るけど、右側には入らない、これではイヤですね。内覧会では、キッチンカウンターがしっかりと固定されているか、また、床から左右のカウンターまでの寸法を確認してみましょう。
最新の画像[もっと見る]
- 指の先で触れてみると・・・ 2週間前
- 玄関ドアは、早くもなく遅くもなく・・・ 2週間前
- 中古の一戸建ての購入、ここに注意! 3週間前
- フロアコーティングは不要です! 3週間前
- マンション、上階から下階へ、音が気になる! 3週間前
- すき間はうめた方が・・・ 3週間前
- 裏に隠れてしまっては… 4週間前
- 子どもが開けられないように・・・ 4週間前
- オープンキッチンでの注意点! 4週間前
- 一戸建ての屋根の断熱、大事です! 1ヶ月前