床の水平度は、写真のレーザー付きレベル計で測定します。ビー玉などを転がして…という話を聞きますが、建築精度の向上でそのような床はまずないと言えるでしょう。それでは、フローリングの場合、どのくらいの床の勾配までが許されるのでしょうか?この指標に関しては、住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年)の技術的基準として、以下の記載があります。
レベル 勾 配 不具合のある可能性
1 3/1000未満の勾配 低い
(3m以上葉離れた2点間の水平面に対する勾配)
2 3/1000以上6/1000未満 一定以上ある
3 6/1000以上の勾配 高い
以上の数値がありますので、施工業者は、3/1000を基準としています。3/1000とは、1m、即ち1000mmで3mmの勾配という事になります。つまり、3m離れた2点間で、9mm以内の勾配であれば、レベル1となり、問題はないだろう、となるわけです。
今までに、数多くの内覧会に立ち会ってきましたが、レベルが心配という部屋は極めて少なかったです。施工業者側も、セルフレべりング材の使用や、精度の高いレベル計を使っていますので、ほとんどがレベル1の基準に納まっていると言えます。写真のレベル計はレーザーも使えますので、それも使用して確認します。(7.6)
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