マンション・一戸建ての内覧会同行 既存住宅状況調査 株)みらい環境設計へ 品質向上と安心を。

内覧会には丸一日同行して、徹底的に検査し、売主と直接交渉致します。既存住宅状況調査もお引き受け致します。

引き出しを引いてみると・・・

2019年10月28日 21時35分09秒 | キッチン

写真は、戸建ての内覧会で、キッチンの調味料ラックを引き出してみたところです。引き出してみると、途中で、24時間換気の給気口のカバーにぶつかってしまいます。これでは調味料ラックをフルに利用することは出来ません。
内覧会では全ての扉や引き出しを開けたり、引き出して、様子を見る必要があります。実際に引き出してみないとわかりません。これは引き出しのケースですが、扉も同様で、扉もいっぱいに開いてみて、ちゃんと最後まで開くか、変なところにぶつからないかを確かめなくてはなりません。
写真のケースでは、給気口は壁を貫通していますので、給気口の位置を変更するのは簡単ではありません。そのような事情から、今回の場合は、引き出しがぶつからないように、もっと薄い給気口カバーに交換することになりました。(7928)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脚立に上って、のぞいてみると・・・

2019年09月14日 22時12分47秒 | キッチン

写真はマンションの内覧会で、キッチンのレンジフードの壁側を上から撮ったものです。このレンジフードはフラット型で、水平部分がレンジフードの上部で、垂直部分が、幕板と呼ばれる、ファンのカバーとなっています。ご覧頂きたいのは、赤い矢印部分です。
レンジフードと壁との隙間、白いシールが途中まで入っています。でも、手前の赤い矢印から奥の矢印までは入っておりません。壁との隙間を埋める白いシールは、奥の矢印の位置まで打っておいた方が良いでしょう。なぜなら、ここにゴミやホコリが溜まるからです。溜まったゴミやホコリは掃除も出来ません。

レンジフードと壁との隙間は、シールをする場合も、しない場合もあります。写真の例ではシールをしてますので、シールをするのであれば、垂直に立っている幕板までとなります。奥の幕板と壁の隙間は、中にあるファンの点検の為に幕板を外すこともありますので、シールは出来ません。
内覧会に行きまして、ここの隙間にシールが打たれている場合には、脚立に乗って確認するか、脚立がない場合には、手を伸ばして触ってみて、ちゃんと幕板までシールがあるかをチェックして下さい。(7527)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水が入らないように・・・

2019年08月12日 23時06分05秒 | キッチン

はマンションの内覧会で撮りました。写したところは、キッチンの天板の部分です。ご覧になって頂きたいのは→で示した「シールをする」と書いた部分です。ここは、人工大理石の天板の立ち上がりと縦の枠の間です。
天板は調理台ですから、水をこぼしてしまうこともあるでしょう。ですので、縦枠と天板の水平の取り合い部には、こぼれた水が入り込まないように、シールが打たれています。しかし、縦の部分にはシールが打たれていません。この部分も、万が一、水をこぼしてしまった場合には、ここの隙間から水が入り込んで行く可能性があります。
内覧会に行きましたら、細かい点ですが、こういう隙間に水が入り込まないようになっているかも確認して下さい。(411.5)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンパネルの継ぎ目、埋めるべきです!

2019年07月18日 23時20分00秒 | キッチン

写真はマンションの内覧会で、キッチンの壁のパネル部分を撮りました。上はレンジフードで、下はシステムキッチンのガス台となっています。ここは火を使いますので、燃えない材質で壁の部分を覆わねばなりません。以前は、タイルが多かったのですが、タイルの目地部の汚れなどから、最近はパネルが利用されるようになって来ています。
壁パネルにもいくつかの種類があります。一般的には、油や汚れが付きにくく手入れが簡単な、ステンレス、アルミ、メラミン不燃化粧板、ホーローなどが使われています。勿論、全て不燃材料でなければなりません。
写真の壁のパネルにはステンレスが使われています。ここで、指の先の部分をご覧になって下さい。指の先の部分は壁の角で、パネルの継ぎ目となっています。この継ぎ目の部分は僅かですが隙間となります。この隙間は、上から下まで、コーキングで埋めるべきです。なぜなら、調理の湯気や油、そしてホコリも継ぎ目の隙間に入ってしまうからです。火を使うところですので、耐熱性のコーキングとなります。
写真のパネルの隙間はコーキングで埋まられていませんので、埋めるように指示しました。マンションや戸建の内覧会に行きましたら、この部分も見て下さい。通常、ここの部分には、コーキングが入っていますが、入っていない場合には、指摘して、耐熱性のコーキング入れてもらうように言って下さい。(937)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンの下ものぞいてみると・・・

2019年07月03日 23時11分10秒 | キッチン

内覧会で、キッチンの高さや引き出しの具合など基本的な事項を確認しましたら、次にキッチンシンクの扉を開いて、シンクの下を覗いてみましょう。写真は、シンクの裏側を撮ったものです。
キッチンシンクの裏側には、写真のようなカバーが張られています。このカバーの目的は、ステンレスシンクの騒音、結露等を防ぐためです。そして、シンクの下の収納にもいろんなものを出し入れするでしょうから、その際のシンク本体の保護の役目もあります。単なるカバーではありますが、そのような大事な役目もあります。
写真のカバーにはいくつかのキズがあります。本来、全くキズがなくてきれいなカバーが理想ですが、ここは業者がもぐって仕事もするのでキズがつきやすいところではあります。内覧会では、不具合として指摘する規準が難しいですが、カバーが切れていたら交換してもらうべきです。細かな線状のコスリ程度はそのままで良いでしょう。写真のケースでは交換してもらいました。(71114)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中でカビるだけです!

2019年06月24日 23時07分53秒 | キッチン

写真はマンションの内覧会で撮りました。写したところはキッチンシンクで、左側に水栓、向こう側に立ち上がりがあって、その上はキッチンカウンターとなっています。ご覧になって頂きたいのは、白い矢印の先です。ここはキッチン立ち上がりのパネルとカウンターの隙間となります。
ここが何か問題ですか?と感じるでしょうが、ここに隙間があると、キッチンで水が撥ねた場合に、この隙間から水が入っていく可能性があります。ここから水が入ったら、中でかびるだけです。写真の場合でも、隙間は狭いですが、ここは水を良く使うところなので、やはり、この隙間も水が入らないように、シール材で埋めておいた方が良いでしょう。(3724)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脚立に乗って、のぞいてみると・・・

2019年06月19日 17時21分03秒 | キッチン

写真は、一戸建ての内覧会で撮りました。写した部分は、脚立に上って、天井とレンジフード上部の間です。よくご覧頂くと、天井に四角い穴が開けられているのがわかります。この穴は、レンジフードからの排気ダクトを天井のここから抜こうと思って、開けたものと思います。でも、実際は、壁から抜くことになって、この穴は不要になったのでしょう。まさに、開いた口がふさがらない!です。
不要になったら、この天井に開けた穴はふさいでもらわないと困ります。この穴は、普通にキッチンに立っても見ることはできません。脚立に上がって、レンジフードの上部を覗き込めばわかります。こういうのを見てしまうと、床下とか天井裏とか、見えない部分の仕上がりが気になってきます。
建物で見えるところも大事ですが、断熱材、防水、電気や給排水など、見えないところも更に重要です。見えないところの不具合が出ないようにするためには、検査体制がしっかりとしている会社を選ぶしかないと思います。(23)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この子の顔にキズは付けられない!

2019年05月29日 16時31分44秒 | キッチン

ある日、都内のマンションの内覧会に同行しました。若いご夫婦で、お二人ともスマート、こんな絵に描いたようなご夫婦もいるんだなー、と思いました。また、ご主人のお母様も内覧にお出でになっていました。
さて、お部屋を見始めて間もなく、そのお母様が、「番場さん、この子はテレビのキャスターをしています。絶対、顔に傷が付けられないのです。家の中で、顔をぶつけてしまいそうなところは無くして下さい」と私に言いました。私は「ハイ分かりました」と言いつつ、誰も顔にキズはイヤでしょう、と思っていました。
そうなりますと、写真のようなキッチンの吊戸棚の角などは特に要注意となります。このような角には、ぶつかっても怪我をしないようなカバーを付けなければなりません。分かりにくいのですが、写真を良くご覧頂くと、赤い矢印の先に、透明なプラスチックのカバーが付いているのが分かりますでしょうか? 内覧会に行きまして、このような角があって、カバーが付いていない場合には、カバーを付けるように、売主に聞いてみて下さい。売主に聞いて、付けない、と言われたら、ホームセンターに売ってます。あれ以来、内覧会に行って、このような角を見るたび、あのお母さんを思い出します。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチンの水栓、首ふり範囲は?

2019年05月07日 19時30分21秒 | キッチン

写真は、マンションの内覧会で撮ったもので、キッチンの水栓金具です。金具自体は全く問題がないのですが、水栓の可動範囲に使いづらい点があります。一般的に、水栓金具の回転角度は120~150度程度です。回転量に限度がありますから、どこからどこまで回転させるかによって使い勝手が変わります。左側にも右側にも適切な位置に回転できるようにするのが好都合となります。左側に行き過ぎれば、いっぱいに寄せた時に、キッチンの台の上に水滴も落ちます。逆に、右側に寄せすぎると、真ん中には、洗剤置き場などがありますから、これも邪魔になってしまいます。
それでは、どうする?となります。私の考えは、左側は、いっぱいに寄せた時に、水滴が落ちてもシンクに入るギリギリ範囲内とすることです。左側を合わせれば、右側も決まってしまいます。左側に行き過ぎるよりも、右側に行き過ぎた方が良いでしょう。キッチンの台の上では、絶対に洗うことはしませんので。また、シンクを広く使う場合には、水栓金具を左側ではなく、右側に押す傾向もあるでしょう。
このように、水栓の開きの可動範囲を調整するには、水栓の元で、軸を回転して調整します。但し、調整が出来ない場合もあります。内覧会に行きまして、キッチンの水栓金具が左側に寄り過ぎている場合には、もっと右側に軸を回転できないか売主に尋ねてみて下さい。(612)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

株)みらい環境設計のご案内とお問い合わせ

100%買主の味方です。今までに2000戸以上のマンションや一戸建ての内覧会の全てに、私自身が立ち会ってきました。この経験に基づいて、内覧会では、あなたのマイホームを丸一日掛けて、隅から隅まで、低料金で丁寧に検査します。買主側の建築士として、損をしない、悔いを残さない、買主に安心を!これが私の信条です。お住まいになってからでも、不具合や不明な点が出ましたら、いつまでも無料でご相談に応じます。 新築・中古のマンションや一戸建ての購入、内覧会の立会い、既存住宅状況調査、お住まいの悩み、リフォーム工事、マンションの大規模修繕や管理費削減など、お住まいに関するご相談をお待ちしています。お問い合わせは、お電話:090-7811-4865、もしくはメール:tykyb@agate.plala.or.jpでお願い致します。