まい・ふーりっしゅ・はーと

京都発。演奏会や展覧会、読書の感想などを綴っています。ブログタイトルは、ビル・エヴァンス・トリオの名演奏から採りました。

ラ・フォル・ジュルネ びわ湖 「熱狂の日」音楽祭 2010

2010-05-03 13:58:20 | concert

2010年5月1日(土)・2日(日)@ 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
西日本では初めてのイベント。 今年のテーマは、「ショパンとモーツァルト」です。

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● びわ湖ホール声楽アンサンブル 沼尻竜典(指揮)
モーツァルト: アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618
モーツァルト: オペラ「魔笛」序曲 他

音楽にも「見せる」要素があるとすれば、華やかなステージ衣装もそのひとつ。
びわ湖をイメージしたような、水色と白をあしらったドレスの美しさに目を奪われました。

シューマンの合唱曲、モーツァルトの弦楽五重奏曲、そして、モーツァルトの合唱曲。
敬虔な祈りが込められた「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は、心が清められるような演奏。

あらためて聴くと、シューマンも美しい合唱曲を数多く残している作曲家です。
学生の頃に歌ったことがありますが、当時はドイツ語の歌詞を覚えるのに四苦八苦でした。

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● 小曽根真(ピアノ) / オーヴェルニュ室内管弦楽団 アリ・ヴァン・ベーク(指揮)
モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調 K.136
モーツァルト: ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノム」

どこかで聴いたことがあるような曲が流れてきたなぁと思っていたら、前の公演と同じ曲。
びわ湖では、今年が初めての開催。 まぁ、こういう偶発的な「事故」もあるかもしれない?

小曽根さん颯爽と登場! 標題の「ジュノム」は、女性ピアニストの名前なんだそうです。
彼女に対するロマンス的な感情よりは、むしろ、軽快でみすみずしい印象を与える曲でした。

オケとの協奏部分の小曽根さんは、少しテンポを変えてみたり、装飾音を少し加えるぐらい。
やがて、カデンツァになると、小曽根さんの本領発揮! 会場は大いに盛り上がりました。

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当日は、読売新聞から記念の号外(これも、演出のひとつ?)が出るくらいの大盛況でした。
来年以降も、ますます魅力的なイベントとして発展していきますよう、応援したいと思います。

Kc370034


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