2010年1月23日(土)12:00~ @ 京都市役所前広場
新加入選手の紹介など、2010年シーズンを戦う新チームのお披露目がありました。
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■ 市役所前の御池通りに、サンガの選手・スタッフを乗せたバスが横付けされると、
アナウンスとともに、背番号の降順に選手たちの入場です。 人垣でちらっと見えただけ。
■ 韓国代表の「プリンス」郭泰輝選手や、「カカ2世」との呼び声高いドゥトラ選手など、
要チェックの選手たちは、しっかりとこの目に焼き付けてきました。 頼もしい感じです。
■ けれど、最も声援が大きかったのは、大分トリニータから7年ぶり復帰の鈴木慎吾選手。
ご本人もそうだったと思う(?)けれど、なんだか急に目頭が熱くなってしまいました。
■ 大宮アルディージャから移籍の片岡洋介には、「洋ちゃん!」と声が掛かっていました。
この日のために、埼玉からわざわざお越しになった女性サポーターの方たちでしょうか?!
■ 昨シーズン、大ケガのために長期離脱した渡辺大剛・中谷勇介の両選手も元気そうでした。
焦らずじっくり調整して、万全のコンディションで、チームに戻って来て欲しいです。
■ 加藤久監督からは、「あくまでもACLの出場を目指す」との決意表明がありました。
選手たちの顔ぶれをみても、想定外のアクシデントさえなければ! 期待してますよー。
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もっとも、新聞報道によると、約500人のファン・サポーターが集まったとのことですが、
正直なところ、宣伝・営業がイマイチ下手くそ! やるからには、もっと動員(集客)しなきゃ。
2007年 イギリス / 監督: ジョー・ライト / 原作: イアン・マキューアン 「贖罪」
出演: キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン
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■ 思春期を迎えた少女の無垢な正義感、芽生えた嫉妬心… つい、口をついて出た「嘘」。
引き裂かれてしまった恋人たち。 当事者たちがたどる、その後の人生・運命は…?
■ 少女は、犯した「罪」をつぐなうことが出来たのでしょうか? 許されたのでしょうか?
この問いかけに対する、はっきりした答えは、今回も見つけられませんでした。
■ 意外性をつく「結末」の衝撃度は、私の中では、「猿の惑星」級のインパクトでした!?
映画をご覧になる方は、効果音として使われているタイプライターがヒントになります。
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■ 文庫本の解説には、セシーリア役を演じたキーラ・ナイトレイにも触れてありました。
難しい役どころでしたが、彼女の演技は、原作者のマキューアンの心を捉えたようです。
■ 余談になりますが、原作は、イギリスの大学受験の課題図書に選ばれているそうです。
確かに、「この時の心情を簡潔に説明せよ」なんて問われると、けっこう難しそうです!?
■ 原作に綴られている全てを映像化することは、作品の性質上、不可能に近いと思いますが、
それでも、とても重厚かつ精緻な「大河ドラマ」をみたような感動・印象を受けました。
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私の場合は、最初に映画をみて、次に原作を読んで、そして今回、WOWOWの再放送。
その割には、この程度のことしか書けません。 とりあえず、エントリーということで…
題名の「あをによし」とは、「奈良」という言葉をリズムよく導き出すための枕詞。
そして、その「奈良」は今年、平城遷都1300年のメモリアル・イヤーを迎えました。
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■ 主人公の青年は、産休教員の代理として、奈良の女子高に赴任してきた現役の大学院生。
そして、奈良にやって来てほどなく、なんと、公園の鹿から話しかけられるのです?!
■ 古くからの民間伝承をベースに、世にも不思議なストーリーが展開されていきますが、
主な舞台が学校ということもあって、「青春学園物語」のような感覚でスイスイ読めます。
■ おまけに、私の住んでいる京都(伏見)も、物語の重要な舞台のひとつになっています。
近鉄・京阪電車、ついでに奈良健康ランドとくれば、親近感が湧かないはずはありません。
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■ 全体の4分の3を読んだあたりで、いろいろな「?」が一挙にクリアになります。
「ああ、そういうことかー!」と、前半のその場面に戻って読み返したいくらいです。
■ さらに、その「?」は、古代史最大のミステリー&ロマンへと繋がっていくのです。
この壮大なストーリーの流れには、思わず「ぞくぞく!」とくるような興奮を覚えます。
■ 物語がクライマックスを迎えた後も、なかなか気の利いた「演出」が施されています。
爽やかな感動と余韻を残しつつ、とても素敵なエンディングが用意されています。
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著者の万城目(まきめ)学さんは出身が大阪で、学生時代を京都で過ごされたそうです。
物語の「小道具」にも落語が出てきますが、関西人らしい笑いのセンスにも好感が持てます。
2010年1月2日(土)~1月24日(日) @ 美術館「えき」KYOTO
知合いの方から招待券をいただいていたので、ジェイアール京都伊勢丹7Fにある美術館へ。
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■ 菊池契月(1879~1955)は、近代「京都画壇」を代表する画家のお一人です。
と言っても、私にとっては、お名前を聞くのも作品を鑑賞するのも、実はこれが初めて。
■ 最初のブロックには、平家物語などの古典や漢籍を題材にした歴史画の大作が並びます。
伝統的な大和絵をベースに、ルネサンスの宗教画が融合したような不思議な印象を受けます。
■ 中ほどあたりからは、展覧会のポスターを飾る「友禅の少女」のような人物画が続きます。
描かれている女性は清楚で気品のある美しさをたたえ、ひとつの理想的な姿を示しています。
■ その中でも、私が特に惹かれたのは、かすかに微笑む、「朱唇」と題された作品の女性です。
衣服からすると歴史画ですが、明るく快活な現代女性に通じるような親しみを覚えました。
■ 今回は生誕130年記念の展覧会だけに、代表作が一堂に会したといった感じですが、
滞欧期の模写、写生帖、書簡など、なかなか興味深い展示物も数多く出品されていました。
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不思議なもので、本物の芸術を見たり聞いたりするだけで、なんだか元気が湧いてきます。
私たちの体内細胞には、「美」に触れると活性化を促すような物質が含まれているのかも?!