2021年9月26日(日)14:30 開演 @京都コンサートホール・大ホール
指揮 : クリスティアン・アルミンク / 管弦楽 : 京都市交響楽団
* * * * *
● ワーグナー : ジークフリートの牧歌
この曲は、ワーグナーの妻コジマの誕生日のために、密かに作曲されたという。 誕生日の当日、クリスマスの朝。
寝室のベッドの中のコジマは、この穏やかで安らぎに満ちた調べで目を覚ます。 素敵なサプライズ・プレゼント!
タイトルの「ジークフリート」は、夫妻の愛息の名前から命名。 「指環」の第3作、英雄の名もジークフリート。
愛情あふれる温かな曲想は、「良い仕事は良い家庭環境から」との言を十分納得させるもの。 公私とも充実の時。
弦楽アンサンブルを主体とした編成の京響もそれに相応しく、しみじみとした情感を呼び起こすような美しい響き。
あまりの心地よさに、思わず「寝落ち」してしまったのは、ここだけの話。 高山郁子さんのオーボエが素晴らしい。
● ワーグナー : 楽劇「ニーベルングの指環」オーケストラル・アドヴェンチャー
この4部作は上演に4日間、総時間は約15時間にも及ぶという「大河ドラマ」。 「ええとこどり」の70分版。
オランダのオーケストラの打楽器奏者、デ・フリーヘルという人が、大胆にも(無謀にも?)編曲、まとめたもの。
オーケストラが充実している部分は、もれなくカバーされていますが、独唱、二重唱、合唱の名シーンでの欠落も。
例えば、ジークフリートが刀を鍛えるシーンの独唱とか、貴族の家臣たちの男声合唱とか。 欲を言えばきりがない。
英雄ジークフリートのライトモティーフとされる「角笛の動機」。 京響ホルン首席の垣本昌芳さんのソロは絶品!
また、最終盤の「ジークフリートの葬送行進曲」は、深い悲しみを湛えながらも、勇壮で威厳に満ちた圧倒的演奏。
個人的には、メトロポリタンオペラのWOWOWライブが鑑賞の手助けに。 純粋に管弦楽だけではハードル高し。
京響の皆さんには、あの「びわ湖リング」での成功体験が、この日の演奏に大きく作用したことは想像に難くない。
* * * * *
14日間の自主隔離期間という障壁にも関わらず来日、素晴らしい演奏を聴かせて下さったアルミンク氏に感謝!
ウィーン仕込みの紳士的で優雅な振舞い。 ドイツ的な要素が過度に強調されず、入門者にも気軽に楽しめました。
指揮 : クリスティアン・アルミンク / 管弦楽 : 京都市交響楽団
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● ワーグナー : ジークフリートの牧歌
この曲は、ワーグナーの妻コジマの誕生日のために、密かに作曲されたという。 誕生日の当日、クリスマスの朝。
寝室のベッドの中のコジマは、この穏やかで安らぎに満ちた調べで目を覚ます。 素敵なサプライズ・プレゼント!
タイトルの「ジークフリート」は、夫妻の愛息の名前から命名。 「指環」の第3作、英雄の名もジークフリート。
愛情あふれる温かな曲想は、「良い仕事は良い家庭環境から」との言を十分納得させるもの。 公私とも充実の時。
弦楽アンサンブルを主体とした編成の京響もそれに相応しく、しみじみとした情感を呼び起こすような美しい響き。
あまりの心地よさに、思わず「寝落ち」してしまったのは、ここだけの話。 高山郁子さんのオーボエが素晴らしい。
● ワーグナー : 楽劇「ニーベルングの指環」オーケストラル・アドヴェンチャー
この4部作は上演に4日間、総時間は約15時間にも及ぶという「大河ドラマ」。 「ええとこどり」の70分版。
オランダのオーケストラの打楽器奏者、デ・フリーヘルという人が、大胆にも(無謀にも?)編曲、まとめたもの。
オーケストラが充実している部分は、もれなくカバーされていますが、独唱、二重唱、合唱の名シーンでの欠落も。
例えば、ジークフリートが刀を鍛えるシーンの独唱とか、貴族の家臣たちの男声合唱とか。 欲を言えばきりがない。
英雄ジークフリートのライトモティーフとされる「角笛の動機」。 京響ホルン首席の垣本昌芳さんのソロは絶品!
また、最終盤の「ジークフリートの葬送行進曲」は、深い悲しみを湛えながらも、勇壮で威厳に満ちた圧倒的演奏。
個人的には、メトロポリタンオペラのWOWOWライブが鑑賞の手助けに。 純粋に管弦楽だけではハードル高し。
京響の皆さんには、あの「びわ湖リング」での成功体験が、この日の演奏に大きく作用したことは想像に難くない。
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14日間の自主隔離期間という障壁にも関わらず来日、素晴らしい演奏を聴かせて下さったアルミンク氏に感謝!
ウィーン仕込みの紳士的で優雅な振舞い。 ドイツ的な要素が過度に強調されず、入門者にも気軽に楽しめました。