2019年7月28日(日)14:30 開演 @京都コンサートホール・大ホール
指揮 : 高関 健(常任首席客演指揮者) / 管弦楽 : 京都市交響楽団
* * * * *
● スメタナ : 連作交響詩「わが祖国」
全6曲の第2曲が、単独でも演奏される機会の多い「ヴルタヴァ」。 野球の「2番打者最強説」のような感じか?
京響では、チェコの名匠エリシュカさんが客演指揮された2016年10月定期での熱演が、記憶に新しいところ。
他の5曲は聴いたことがありませんでしたが、チェコの歴史・伝説・風景等が描かれていて、興味深いものでした。
賛否両論があるとは思いますが、今回は通しの演奏ではなく、前半3曲、休憩をはさんで後半3曲というステージ。
美しき女戦士「シャールカ」の復讐劇を描いた第3曲。 その凄絶なストーリーの展開が巧みに表現され、衝撃的!
また、ボヘミアの素朴な民謡や、篤い信仰心を表した讃美歌をベースにした魅力的な旋律も多く、魅了されました。
この演奏会を最後に、京響の現職から退かれる高関さん。 そういう思いも込められたクライマックスは圧巻の演奏。
「ターボル」から終曲「ブラニーク」へ、再現される冒頭の旋律。 チェコ人ならずとも、魂が揺さぶられました。
プレトークで「風通しをよくしたい」と語っておられた高関さん。 第2曲の完成時には聴力を失っていたスメタナ。
チェコの歴代名指揮者たちの改編作業の延長線上に、本日の高関さんの学究的で明晰な解釈。 京響の卓越した演奏力。
指揮 : 高関 健(常任首席客演指揮者) / 管弦楽 : 京都市交響楽団
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● スメタナ : 連作交響詩「わが祖国」
全6曲の第2曲が、単独でも演奏される機会の多い「ヴルタヴァ」。 野球の「2番打者最強説」のような感じか?
京響では、チェコの名匠エリシュカさんが客演指揮された2016年10月定期での熱演が、記憶に新しいところ。
他の5曲は聴いたことがありませんでしたが、チェコの歴史・伝説・風景等が描かれていて、興味深いものでした。
賛否両論があるとは思いますが、今回は通しの演奏ではなく、前半3曲、休憩をはさんで後半3曲というステージ。
美しき女戦士「シャールカ」の復讐劇を描いた第3曲。 その凄絶なストーリーの展開が巧みに表現され、衝撃的!
また、ボヘミアの素朴な民謡や、篤い信仰心を表した讃美歌をベースにした魅力的な旋律も多く、魅了されました。
この演奏会を最後に、京響の現職から退かれる高関さん。 そういう思いも込められたクライマックスは圧巻の演奏。
「ターボル」から終曲「ブラニーク」へ、再現される冒頭の旋律。 チェコ人ならずとも、魂が揺さぶられました。
プレトークで「風通しをよくしたい」と語っておられた高関さん。 第2曲の完成時には聴力を失っていたスメタナ。
チェコの歴代名指揮者たちの改編作業の延長線上に、本日の高関さんの学究的で明晰な解釈。 京響の卓越した演奏力。