八天改メ 七代目月亭文都 襲名披露公演
2014年1月4日(土)14:00 開演 @兵庫県立芸術文化センター・阪急ホール
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● 口上
今回襲名される「月亭文都」という名跡は、かつては「四天王」の一人と謳われた名人上手。
他の一門が名乗っていたこともあって、「月亭」に戻ってきたのは何と百数十年ぶりのこと!
師匠の八方さんを始め、テレビでもお馴染みの面々が居並ぶ中、厳かかつ華やいだ雰囲気。
各々の口上にも個性があり、瞬時にお客さんの心をつかんでしまう「話芸」はさすがの一言。
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● 月亭 方正 : 「看板の一(ピン)」
落語家さんがバラエティー番組に出て、人気者になるのが通例ですが、方正さんはその逆。
ある意味では、覚悟の上での弟子入りだと思いますが、けっこう板に付いてきたような感じ。
● 月亭 八光 : 「初天神」
お正月らしい演目。 家には絶頂期の仁鶴師匠のテープがあり、幾度となく聴いていますが
比較するのは、八光さんにはお気の毒な話と思いつつ、今後の精進に期待したいところです。
● 桂 小枝 : 「蛸芝居」
上方落語らしい「鳴り物」入りの演目で、蛸のユーモラスな仕草や表情で笑わせてくれます。
さすがに、お偉い上方落語協会の「理事」さんだけあって、年季、腕の違いを感じました。
● 笑福亭 鶴光 : 「紀州」
徳川八代将軍・吉宗の誕生秘話。 サービス精神の表れ? 少々、脇道の話題に入りすぎる。
その分、肝心の話の本筋が分断されてしまうのが残念。 ベテランらしく直球で勝負すべし!
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● 月亭 八方 : 「商活 栄町商店街野球部」
八方師匠お得意の野球ネタ。 この演目は、ご自身の手による「創作落語」なのでしょうか?
野球部のメンバーの名前は、金本とか桧山とか、実在の有名選手にした方がもっとウケる!
● 月亭 文都 : 「愛宕山」
トリはもち論、この日の主役の文都さん。 大ネタの「愛宕山」で正々堂々と挑まれました。
口上でも「地味で真面目」との紹介。 欲を言えば、それだけで笑いの取れる何かが欲しい。
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芸術監督の佐渡裕さんの意向を反映して、エンターテイメント性の高い公演が目立ちます。
京都コンサートホールでの落語会は無理かもしれませんが、是非検討して欲しいものです。