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まい・ふーりっしゅ・はーと

京都発。演奏会や展覧会、読書の感想などを綴っています。ブログタイトルは、ビル・エヴァンス・トリオの名演奏から採りました。

月亭文都 襲名披露公演

2014-01-06 19:38:58 | rakugo

八天改メ 七代目月亭文都 襲名披露公演
2014年1月4日(土)14:00 開演 @兵庫県立芸術文化センター・阪急ホール

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● 口上
今回襲名される「月亭文都」という名跡は、かつては「四天王」の一人と謳われた名人上手。
他の一門が名乗っていたこともあって、「月亭」に戻ってきたのは何と百数十年ぶりのこと!

師匠の八方さんを始め、テレビでもお馴染みの面々が居並ぶ中、厳かかつ華やいだ雰囲気。
各々の口上にも個性があり、瞬時にお客さんの心をつかんでしまう「話芸」はさすがの一言。

            *  *  *  *  *

● 月亭 方正 : 「看板の一(ピン)」
落語家さんがバラエティー番組に出て、人気者になるのが通例ですが、方正さんはその逆。
ある意味では、覚悟の上での弟子入りだと思いますが、けっこう板に付いてきたような感じ。

● 月亭 八光 : 「初天神」
お正月らしい演目。 家には絶頂期の仁鶴師匠のテープがあり、幾度となく聴いていますが
比較するのは、八光さんにはお気の毒な話と思いつつ、今後の精進に期待したいところです。

● 桂 小枝 : 「蛸芝居」
上方落語らしい「鳴り物」入りの演目で、蛸のユーモラスな仕草や表情で笑わせてくれます。
さすがに、お偉い上方落語協会の「理事」さんだけあって、年季、腕の違いを感じました。

● 笑福亭 鶴光 : 「紀州」
徳川八代将軍・吉宗の誕生秘話。 サービス精神の表れ? 少々、脇道の話題に入りすぎる。
その分、肝心の話の本筋が分断されてしまうのが残念。 ベテランらしく直球で勝負すべし!

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● 月亭 八方 : 「商活 栄町商店街野球部」
八方師匠お得意の野球ネタ。 この演目は、ご自身の手による「創作落語」なのでしょうか?
野球部のメンバーの名前は、金本とか桧山とか、実在の有名選手にした方がもっとウケる!

● 月亭 文都 : 「愛宕山」
トリはもち論、この日の主役の文都さん。 大ネタの「愛宕山」で正々堂々と挑まれました。
口上でも「地味で真面目」との紹介。 欲を言えば、それだけで笑いの取れる何かが欲しい。

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芸術監督の佐渡裕さんの意向を反映して、エンターテイメント性の高い公演が目立ちます。
京都コンサートホールでの落語会は無理かもしれませんが、是非検討して欲しいものです。

Bunto

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第2回 桂 米團治 独演会

2010-01-16 13:42:07 | rakugo

2010年1月15日(金) 午後6時30分開演 @ 京都府立文化芸術会館
出演: 桂 米團治(← 以前の小米朝さんです) / 桂 米市 / 桂 まん我

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● 子ほめ - 桂 米市
まず最初は、自称「落語界の(フィギュアの)高橋大輔」こと、 桂 米市さんの登場です。
人を褒めて、おだてて、お酒の一杯でもご馳走になろうと、入れ知恵を授かった男が…。

● 稽古屋 - 桂 米團治
女性にもてたい一心で、芸事のひとつでも身に付けようと企んだ男が、町の稽古屋に通います。
稽古屋のお師匠さんを演じる米團治さんは、どこかしら艶やかで色っぽい雰囲気でした。

● たいこ腹 - 桂 まん我
現在では、「絶滅危惧種」にも指定されている?「たいこ持ち」が、この話の主人公。
ごひいきの若旦那から、はり治療の患者役(実験台)になってくれ!と頼まれるのですが…。

● 天狗裁き - 桂 米團治
ある男が見た夢の中身を聞き出そうと、とうとう、鞍馬山の大天狗様までお出ましになるお話。
一人で何役も演じ分けられる米團治さんは、さすがです! 「オチ」もよく出来ています。

● 高津の富 - 桂 米團治
今で言うところの「年末ジャンボ宝くじ」の1等に当選した、なんともお目出度い人のお話。
人間、実際に当選するとこんな感じになるのでしょうか?! ぜひとも体験したいものです。

            *  *  *  *  *

● 落語会・雑感いろいろ
師匠の米朝さんがお越しになっていない、京都での独演会は、今回が初めてだとか。
米團治さんは、「やっと、親から一人立ち出来ました!」と、笑いを誘っておられました。

それでも、ちょっとした表情やしぐさは、お父さんによく似てこられたように思います。
落語家として受け継いだ「DNA」を、どう進化させていくのか、今後が楽しみです。

私たちは落語家さんの話を聴きながら、頭の中で、あれこれと人物・情景を思い描きます。
落語を聴くということはお気楽なようですが、実は、クリエイティブな行為なんですねー!?

それに、人それぞれに「笑いのツボ」があって、ウケるところも人それぞれ違います。
客席のあちらこちらで、それぞれに笑う。 こちらの方も、私にはとても面白かったです。 

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落語家 桂枝雀の世界

2009-09-26 10:36:04 | rakugo

先日、NHK・BSハイビジョンで放送されていました。 もちろん、しっかり録画OK!
枝雀さんの高座と、縁のあった人たちへのインタビューと座談会で構成されていました。

私が、初めて枝雀さんの落語を聴いたのは、父と一緒に行った「独演会」でした。
今の「ざこば」さんが朝丸、南光さんが「べかこ」の頃で、前座で登場されていたような?

それ以来、枝雀さんの大ファンで、師匠の落語を聴きながら眠りにつくというのが常でした。
演目では、「代書屋」・「七度狐」・「池田の猪買い」・「寝床」などがお気に入りです。

関西は、「TVに落語家さんが登場しない日はない」というくらいの土地柄なのですが、
枝雀さん没後、「この人の落語を聴きたい!」という人が、なかなか現れないのですよねー。

Shijyaku

コメント (4)
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